「原爆の子」上映会

映画人九条の会は、結成5周年の記念イベントとして、下記のように
映画「原爆の子」の上映会を行います。

「原爆の子」は、新藤兼人監督が広島で被爆した子供たちが綴った作
文をもとに脚本を書き、劇団民藝と共同で1952年に製作した、日本で
最初の反核映画です。

この上映会では、「映画『原爆の子』は私の原点」と語る、劇団民藝
の俳優・日色ともゑさん(68)の舞台あいさつがあります。日色さん
は、「原爆の子」を小学5年生の時に見て、「私の家は東京大空襲で
焼け、祖母、叔母が亡くなったけれど、あの戦争で広島、長崎に原爆
が落とされたことが私の胸に刻みこまれました」と語っています。

■日時/2009年11月24日(火)18:50〜21:00
■場所/東京・文京シビック小ホール
東京都文京区春日1-16-21  TEL 03-5803-1100
地下鉄丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分/都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩2分
■舞台挨拶/日色ともゑさん(劇団民藝)・神山征二郎監督(映画人九条 の会代表委員)
■参加費/1000円
■主催/映画人九条の会

http://kenpo-9.net/event/091124_joueikai.html

シベリア抑留、体験者の意くむ補償を(北海道新聞)

今日の北海道新聞の社説は、シベリア抑留者に対する補償問題を採り
あげ、政府が「特別給付金」を支払う法案の成立を目指す方針を固め
たことを評価すると共に、次のように書いています。

< 国の方針転換は、政権交代がもたらしたものだ。体験者でつくる
全国抑留者補償協議会(全抑協)もこの方針を歓迎し、新政権に対す
る要望書の中で早期実現を求めている。

とはいえ、体験者にとっては苦渋の選択だったに違いない。全抑協
も「依然、国相手の訴訟を続けている仲間もいる」と要望書で言及し
ているように、本来ならば未払い賃金の支払いを受けるのが筋だから
だ。

国を相手取った損害賠償訴訟が相次いで敗訴し、生存者の平均年齢
も90歳近くなってきたことを考えると、現実的な選択肢として受け
入れることになったのだろう。

法案は、そうした意をくみ取り、「強制労働に対する対価の支払い
を受けていないことなど、その労苦を慰謝するために」とするだけで
はなく、補償や謝罪を意味する文言にまで踏み込むべきではないか>

シベリア抑留 体験者の意くむ補償を

アジア各国の歴史教科書における日本の戦争

アジア各国にアジア・太平洋戦争がどのように記述されているかにつ
いては、今まで2度ほどご紹介しました。

アジア各国の歴史教科書にみる日本の戦争
インドネシアの歴史教科書

それ以外にも次のようなサイトがありましたので、ご覧ください。

世界の歴史教科書における太平洋戦争の記述

NHK番組「暗い時代こそ笑いとばせ!」

NHK教育テレビで放送中のシリーズ「知る楽」、11月の火曜日「歴史は眠らない」のテーマは、「暗い時代こそ笑いとばせ!」です。

戦争中、直後の暗い時代にも、人々は笑いを求めました。それに応えて、暗い時代を明るくし、人々を感動させた偉大な芸人たちを4回にわたって、次のように紹介します。

NHK教育テレビ  毎週火曜日 22:25〜22:50 

第1回 反骨・路上芸人の歌              11月3日
第2回 戦場をゆく漫才師 〜わらわし隊の記録〜  11月10日
第3回 戦時下のエノケン・ロッパ           11月17日
第4回 命のお祝い!沖縄のチャップリン       11月24日

http://www.nhk.or.jp/shiruraku/tue/index.html

東條英機宣誓供述書

JanJan の「今週の本棚」に、東条由布子編「大東亜戦争の真実 東
條英機宣誓供述書」(ワック、2005/08) の感想が掲載されています。

評者は<精一杯当時の状況を当事者として知りうる事を正直に語った
文章>で、<主に右翼的立場の歴史家が述べる歴史観とよく合致して
いる内容>と述べ、<当時の状況を考察する上での価値の高い史料で
あることは間違いないだろう。専門家だけには留まらず、日本の近現
代史に興味をもつ一般読者には必読の書であると思う>と評していま
す。

「『大東亜戦争の真実 東條英機宣誓供述書』の感想

東條英機宣誓供述書については、下記のサイトに転載されていますが、
残念ながら未完です。

東條英機宣誓供述書

シベリア抑留補償、法案を提出へ

かねて係争中のシベリア抑留の損害賠償を求めた訴訟で、京都地裁
は28日、原告側の請求を棄却する判決を言い渡しました。

判決ではいわゆる国の「棄兵棄民政策」はやはり認められませんでし
たが、裁判長は「その解決は政治的決断に待つべきもの」と述べまし
た。

シベリア抑留『棄兵政策』認めず 旧日本兵の請求棄却…京都地裁
(読売、29日)

この判決を受けてか、政府も最高1人150万円の特別給付金を支給す
る法案をできるだけ早期に国会に提出し、成立を図る方針を固めたと
のことです。

これは今まで戦後処理を「慰藉」の形で行ってきた自民党政権の原則
を転換し、現金支給により「補償」の性格をもたせたもので、韓国人
元BC級戦犯や元従軍慰安婦が求めている他の戦後補償問題にも影響
を与えることが予想されます。

シベリア抑留日本兵らに給付金 政府、最高150万」(共同、28日)

今、平和を語る:俳優・小沢昭一さん

毎日新聞大阪夕刊に毎月連載されています「今、平和を語る」、今月
は俳優・小沢昭一さんの登場です。

海軍兵学校に進んだ、筋金入り軍国少年だった小沢さんは、親しんだ
軍歌などを紹介しながら、国を挙げてマインドコントロール下にあっ
た時代を振り返り、「戦争だけは嫌ですね、懲りてます」と語ってい
ます。

私は彼の4歳年下ですが、次の言葉に共鳴しました。われわれ世代の
多くに共通する心情ではないでしょうか?

<小沢 戦前から戦後への変わり目は激動のチェンジ、それは大チェ
ンジでした。今の比ではなく、すべてがひっくり返った。僕は16歳
だったけど、いっぺんにしらけちゃった。元祖シラケ世代だね。これ
からは何ごとも冷静に見つめよう。眉(まゆ)に唾(つば)をつけて
世の中を見る人間に変えられました。以来、僕は思うんだ、皆で合唱
していることって、どうも怪しいのね>

今、平和を語る:俳優・小沢昭一さん

戦争体験の心理学

今日の毎日新聞の「記者の目」は、甲南大の人間科学研究所が戦争体
験を心理学の研究対象として進めつつある「戦争体験の心理学」を紹
介しています。

< 所長の森茂起さん(54)=臨床心理学、トラウマ学=は「戦争
体験を形づくっている要素を探って集め、理論的なモデルをつくる。
そしてさまざまな体験をあてはめ検証し、共通の理解を広げていく。
こうして学問的に検証と分析を繰り返していくことで、単に膨大な体
験談を積み重ねて残すだけにするのではなく、次世代に継承していく
ことができる」と言う。>

現在取り組んでいる具体事例は、戦時中の少年を対象にした「子ども
時代の戦争体験」だそうですが、戦時中の少年の一員としてこれは興
味のある研究です。

<森さんが特に重視するのが「子どもの戦争体験が家族のあり方でど
のように変わるか」だ。「親は子どもを守るために戦争の話をしなか
ったり、子どもはあえて親に戦争のことを聞かないことで親を守って
いたりする。子どもが戦争をどう認識していたかを知る上で、家族と
のかかわりはとても大切」と言う。「もっとドラマチックな話はない
のか」などと考えながら取材してきた私にとっては、抜け落ちていた
視点だった。>
記者の目:始まったばかりの『戦争体験の心理学』=松本泉

同研究所主催で、「子ども時代の戦争体験」をテーマとして先月行わ
れましたシンポジウムの模様を伝える新聞記事です。
戦争体験記録、継承を議論 甲南大でシンポ」(神戸、9月7日)

鳩山首相、オランダ首相に「村山談話を受け継ぐ」

鳩山首相は26日のオランダ・バルケネンデ首相との会談で、太平洋戦
争におけるオランダ人犠牲者に関して「『村山談話』をつくったとき
に政権にいた人間として、思いはしっかり受け継ぐ」と述べました。

席上バルケネンデ首相から、オランダ人従軍慰安婦らの問題について
「非常にデリケートな問題として両国関係に残っている」と指摘があ
ったとのことです。

鳩山首相『村山談話を受け継ぐ』 オランダ首相に改めて表明
(産経、26日)

「国家戦略局」あなたはどう感じる

鳩山政権が新しく設けた「国家戦略局」に批判が多いようです。とい
っても中身でなく、その名称にです。「国家」とか「戦略」というと、
戦時中の苦い経験を思い出すとの戦争経験世代からの声があるようで
す。野坂昭如氏も「心寒い名称の響き」と評しているとか。

先日もテレビで、ある民主党の幹部に後援会の人が「戦争でもおっぱ
じめるのかと思った」と皮肉っているのを見ました。

今日の asahi.com はそうした批判の声を紹介し、「あなたはどう感
じる」と問いかけています。

戦争っぽい?今風? 『国家戦略局』あなたはどう感じる

<元NHKディレクターの志村建世さん(76)も家族で話題となり、
ネット上のブログに「妻が空襲体験を思い出し、違和感があると話し
た」ことを書くと、賛成の書き込みが相次いだ。だが、「強い言葉を
使わないと戦えない時代で、私自身は理解できる。娘も今流行だと好
意的で、世代別でも受け取り方がだいぶ違うようだ」とも話す。>

志村さんと同じ歳の私も、戦争中を思い出して違和感を感じる一人で
す。「戦略」よりもむしろ「国家」という言葉にどうも違和感があり
ます。

鳩山首相の所信表明演説には「国民」という言葉は多用されていまし
たが、「国家」はほとんど出てきませんでした。「国家戦略局」とい
う名称は鳩山政権にはふさわしくないと思いますが、皆さんはどうお
感じになりますか?

«  | HOME |  »

最近の記事

カテゴリー

カレンダー

10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

「戦争を語り継ごうML」ご案内

このブログの記事は、主としてメーリングリスト「戦争を語り継ごうML」へ投稿したものです。このメーリングリストは、世代間の交流を通じて戦争を正しく語り継いでいく場として、設けたもので、10代から90代まで、多数の人が参加しています。

参加を希望される方は、上の「リンク」の「戦争を語り継ごうML」をクリックしてください。

コメントをどうぞ

このブログについてのコメントは、下記へお寄せください。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集−」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)