NHK「証言記録 兵士たちの戦争」放送予定

NHKテレビのシリーズ「証言記録 兵士たちの戦争」の次回は次の
ように放送されます。ご覧ください。

「偽装病院船 捕虜となった精鋭部隊〜広島・歩兵第11連隊」

終戦直前、1500人の将兵が一度に捕りょとなる事件が起きた。そ
れは病院船を違法に使って移動している最中だった。無謀な作戦にか
り出された広島歩兵第11連隊を描く。

チャンネル :BShi
放送日 :2009年11月28日(土)
放送時間 :午前8:00〜午前8:45(45分)

作家・山崎豊子さんの原点は戦時体験

目下上映中の映画「沈まぬ太陽」の原作者で、社会派作家として知ら
れる山崎豊子さん(85)が、このほど最新作「運命の人」で毎日出版
文化賞を受賞しました。

25日行われたその贈呈式で、山崎さんは戦時中の学徒動員の思い出な
どを紹介し、戦時下での体験が創作の原点であると語りました。

<「神様にお願いできるなら私の青春を返してくださいと言いたい。
もっと勉強し小説を読みたかった」>
毎日出版文化賞:戦時体験、創作の原点 山崎さん、作品の思い吐
露−−贈呈式
」(毎日、26日)

山崎さんの語る戦争体験です。

< ・・・山崎さんは戦時中、学徒動員のため軍需工場で砲弾磨きに
従事した。「この弾で、人が殺される」という恐怖と、学業と共に教
員になる夢をも断たれた悔しさと。バルザックの小説を持っていたの
を見とがめられ、当直将校に殴打された記憶は、今も心の傷として残
る。「戦争の不条理、その暴力性が、私たちの世代の心と体にはしみ
ついている」>

大作『運命の人』刊行 山崎豊子さん」(読売、5月13日)

森繁久彌の歌う「戦友」

先日96歳のご高齢で亡くなった森繁久彌さんは、1936年早稲田大学在
学中に、当時必修とされていた軍事教練を拒否して大学を中退、1936
年NHKのアナウンサー試験に合格し満洲に赴任しました。アナウン
サーになったのも、徴兵制度を避けるためだったそうです。 

そして敗戦直後ソ連軍に連行されましたが、危うくシベリア送りの難
を逃れ、「帝国軍隊がまいた罪の深さが、輪廻となって頭上に降って
きた」とする苦労を重ねながら1946年に帰国しました。

そうした体験から、森繁さんは終生反戦平和を信条とし、晩年その思
いをしんぶん赤旗に書いてきました。

その森繁さんが「過ぎし戦さの庭に散りし友への鎮魂歌」として涙を
浮かべて歌った「戦友」をお聴きください。
YouTube - 戦友 - 森繁久彌

「戦友」は日露戦争時に作られ、もっとも有名な軍歌の一つです。私
も子供のころよく歌っていました。しかし太平洋戦争時の勇ましい軍
歌と違い、哀愁を誘う歌詞とメロディーからむしろ反戦歌ともいわれ
ています。

陸軍は、歌詞の一部が軍規に反し、メロディーが兵士の郷愁を誘うと
して、兵士に歌うことを禁じていました。

南京・史実を守る映画祭

一昨年の南京事件70周年を機に、諸外国ではこの南京虐殺をテーマとした多くの映画やテレビドラマが製作されました。しかしその多くは、当事国である日本ではなかなか観られない現状にあります。

そこでこれらの作品を自主上映で公開しようという趣旨で、次のような映画祭が開かれます。

■ 南京・史実を守る映画祭 ■
主催:南京・史実を守る映画祭実行委員会

○日時 2009年12月13日(日) 10:00開場
○場所 東京都世田谷区区民会館ホール
○料金 前売券900円、当日券999円。
1作品ごとに入れ替えを行います。

○プログラム・上映作品
10:30-『南京』(88分)
13:00-『アイリス・チャン』(103分)
15:00- シンポジウム
 ※ゲスト:鈴木邦男さん、『南京・引き裂かれた記憶』武田倫和監督
 ※映画祭チケットご購入のすべての方が入場いただけます。
16:30-『南京・引き裂かれた記憶』(85分)
18:30-『チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道』(125分)

公式サイト
http://jijitu.com/filmfestival2009/

戦争遺留品(T019-2))、ご遺族へ返還

去る9月、 「新たな戦争遺留品(T019)」でご協力をお願いしました戦
争遺留品(の手紙のうち、岩館清七様宛てのはがき1通、封書2通に
ついて、このほど厚生労働省の調査により岩舘様の身元が判明し、北
海道のご遺族に無事お返しすることができました。

これらの手紙は、アメリカ・コロラド州の Charles Johnson 氏から
のご依頼によるもので、解体工事中のビルから発見され、30年間以上
も保管されていました。

すんでのところで産業廃棄物になるところを、奇特な方に拾われ、60
数年ぶりにご遺族の手に渡ったとは、まったく僥倖といわざるを得ま
せん。

岩館清七様は北海道のご出身で、横浜海兵団に入団し、ニューギニア
で戦死されたものと思われます。当時は独身だったので、妻子はおら
れませんが、ご高齢のご兄弟が4人もご健在で、たいへん喜んでいた
だきました。

この件につきましては、すでに岩淵春蔵様宛てのはがき9通、封書3通
をご遺族にお返ししており、あと塚本義雄様宛ての封書3通がまだ残
っています。引続き皆さんのご協力をお願いします。

強制連行被害者、64年ぶりに大阪へ

今日の朝日新聞大阪本社版は、<第2次大戦中、中国大陸から大阪港
に強制連行され、過酷な荷役労働を強いられた常保貴さん(85)=
河南省原陽県=が21日、大阪市港区の天保山公園内の追悼記念碑前
で開かれた式典に参列した。>と伝えています。

強制連行された中国人男性、64年ぶりに大阪へ

大阪市への中国人強制連行については:
大阪にあった中国人強制連行

家庭で戦争を語り継ごう

今日の毎日新聞のコラム「記者の目」は、記者が自分の父親に戦争体
験を“取材”した経験から、<戦争を知る世代が高齢化する今、戦時
下を過ごした両親や祖父母から各家庭で聞き書きし、子どもたちに語
り継ぐことを呼び掛けたい>と書いています。

記者の目:家庭で『戦争』を語り継ごう=大澤重人

教科書検定制度の改善を(琉球新報)

先に川端文部科学相は、高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決」の記述
に関する07年の教科書検定意見に問題がないとの見解を示しました。
これに対し沖縄では、鳩山政権は県民の期待を裏切ったとの批判の声
が上がっています。

今日の琉球新報の社説も、「歴史ゆがめる制度の改善を」と訴えてい
ます。

教科書検定問題 歴史ゆがめる制度の改善を
< この際、鳩山政権は歴史の真実を徹底検証し、特定の思惑による
歴史改ざんを許さない教科書発行制度の確立を目指してほしい。>

文中に<そもそも自公政権下で鳩山由紀夫首相(当時民主党幹事長)
は「日本軍による強制、誘導、関与なしに起こりえなかった」との見
解を示していた>とありますが、その見解は下記のサイトで述べられ
ています。
沖縄戦『集団自決』に関する教科書検定について(談話)」

故田英夫氏の特攻体験

田英夫

前参院議員の田英夫氏が去る13日86歳で亡くなりました。田氏は戦争
中、学徒出陣をし、ボートに爆薬を積んで敵艦に体当たりする海軍震
洋特攻隊に配属されましたが、出撃の命令が下る前に終戦となりまし
た。その体験が終生平和を唱える原点になったといわれます。

またお一人戦争の貴重な体験を語り継ぐ語り部が亡くなり、痛惜の念
に耐えません。

2002年に田氏がテレビ朝日の「徹子の部屋」に出演した際語った特攻隊
員としての戦争体験談が、次のサイトに記録されていますので、お読み
ください。。

「徹子の部屋辞典(田英夫・南こうせつ)」

「戦争を語り継ごう −リンク集−」更新のお知らせ

戦争を語り継ごう −リンク集−」に新しく次の2サイトを追加し
ましたので、ご覧ください。

見た・聞いた・体験した『戦争の話し』」
マガジン9条が終戦60周年特別企画として読者から募集した戦争体験


電子文藝館:反戦・反核
日本ペンクラブ電子文藝館の「反戦・反核」篇。多くの文学者の戦争
体験に関わる作品が読める

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プロフィール

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集−」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)