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シベリア抑留、体験者の意くむ補償を(北海道新聞)

今日の北海道新聞の社説は、シベリア抑留者に対する補償問題を採り
あげ、政府が「特別給付金」を支払う法案の成立を目指す方針を固め
たことを評価すると共に、次のように書いています。

< 国の方針転換は、政権交代がもたらしたものだ。体験者でつくる
全国抑留者補償協議会(全抑協)もこの方針を歓迎し、新政権に対す
る要望書の中で早期実現を求めている。

とはいえ、体験者にとっては苦渋の選択だったに違いない。全抑協
も「依然、国相手の訴訟を続けている仲間もいる」と要望書で言及し
ているように、本来ならば未払い賃金の支払いを受けるのが筋だから
だ。

国を相手取った損害賠償訴訟が相次いで敗訴し、生存者の平均年齢
も90歳近くなってきたことを考えると、現実的な選択肢として受け
入れることになったのだろう。

法案は、そうした意をくみ取り、「強制労働に対する対価の支払い
を受けていないことなど、その労苦を慰謝するために」とするだけで
はなく、補償や謝罪を意味する文言にまで踏み込むべきではないか>

シベリア抑留 体験者の意くむ補償を

シベリア抑留補償、法案を提出へ

かねて係争中のシベリア抑留の損害賠償を求めた訴訟で、京都地裁
は28日、原告側の請求を棄却する判決を言い渡しました。

判決ではいわゆる国の「棄兵棄民政策」はやはり認められませんでし
たが、裁判長は「その解決は政治的決断に待つべきもの」と述べまし
た。

シベリア抑留『棄兵政策』認めず 旧日本兵の請求棄却…京都地裁
(読売、29日)

この判決を受けてか、政府も最高1人150万円の特別給付金を支給す
る法案をできるだけ早期に国会に提出し、成立を図る方針を固めたと
のことです。

これは今まで戦後処理を「慰藉」の形で行ってきた自民党政権の原則
を転換し、現金支給により「補償」の性格をもたせたもので、韓国人
元BC級戦犯や元従軍慰安婦が求めている他の戦後補償問題にも影響
を与えることが予想されます。

シベリア抑留日本兵らに給付金 政府、最高150万」(共同、28日)

強制連行訴訟の和解をめぐって

戦時中に強制連行された中国人とその遺族に対し、西松建設が謝罪し、
救済のための基金を設立することで和解しましたが、今日の朝日新聞
と北海道新聞の社説は共にこれを評価し、さらに政府も戦後補償に前
向きに対応するべきと書いています。

中国人強制連行―政府も勇気ある行動を」(朝日)
< それにも増して動かねばならないのは政府である。中国人強制連
行についての国の関与は明白だ。国とともに訴えられた別の被告企業
は「政府が動かない以上、補償に応じられない」との姿勢を示してい
た。>

戦後補償和解 国も向き合う時がきた」(北海道)
< 東アジア共同体構想を掲げる鳩山由紀夫首相は、歴史を直視する
と言明している。立法措置や基金の創設などで、戦後補償の包括的な
解決に取り組む時期がきたととらえたい。>

一方産経新聞は、「一企業の思惑で国家間の取り決めをないがしろに
すべきでない」と批判する署名記事を掲載しています。

中国人強制労働訴訟和解 一企業の思惑で国家の取り決め超えるの
は…」

< 今回の和解を機に、同様の動きが活発化することも予想される。
確かに被害者への補償は重要かもしれない。その一方で、一企業、一
個人の思惑で、国家間の取り決めがないがしろにされる事態も避けな
ければならず、冷静な対応が求められる。>

中国山西省の残留日本兵、奥村和一さん

今日の毎日新聞の「ひと」欄は、終戦後も中国山西省で国民党系の軍
閥に合流して戦った元日本兵の奥村和一さん(85)を紹介しています。

彼もまた戦後補償問題の犠牲者の一人です。

ひと:奥村和一さん 『山西省残留』の真相究明に生きる

元シベリア抑留者、国家補償を求めて総務相に申し入れ

元シベリア抑留者で組織する「棄兵棄民政策による国家補償を勝ち取
る会」は6日、国家補償を求めて、原口総務相に申し入れをしました。

総務相は自身の後援会長もシベリア抑留体験があることに触れ、補償
や当時の情報開示に対し前向きな姿勢を示したとのことです。

棄兵棄民 国家補償を 総務相に元シベリア抑留者」(新聞あかはた、7日)

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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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