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「母べえ」を観て

一昨日封切られました映画「母(かあ)べえ」を観てきました。

映画の舞台となっている時代は、1940-41年(昭和15-16年)。ちょう
ど私が小学校1-2年生の頃ですが、2歳年上の山田洋次監督の演出です
から、時代考証にはまったく違和感を感じず、映画に引き込まれまし
た。

ストーリーはもうご存じの方も多いと思いますが、太平洋戦争が始ま
る前年、一家の主人を治安維持法違反ということで奪われた、ごく平
凡な学者の家族の物語です。

戦争へとひた走る軍国主義の荒波と、それに揉み砕かれる家族のほの
ぼのとした愛を対比させ、戦争反対だとか、平和だとかを、声高に主
張しているわけではありませんが、あの時代の底知れぬ恐ろしさがひ
しひしと伝わってくる映画です。

当時は子供でしたから、ごく単純に2600年の歴史を持つ“金鵄輝く”
神国を誇りに思っていましたが、実はまったく恐ろしい時代であった
ことを改めて思い知らされました。

それにしても、当時の子供のイメージにある、やさしくそして健気な、
若いお母さん役を見事に演じている吉永小百合の若さと演技力には脱
帽です。

戦争を知らない世代の皆さんにも、ぜひ観ていただきたいと、お勧め
します。

「母べえ」の公式サイト

以下このサイトから、山田洋次監督や私と同世代の人たちの感想を引
用します。



狂気の時代の怖さに身ぶるいした。誰がこれを過去の話と言えるだろ
うか。
―――天野祐吉さん(コラムニスト)

どこまで苦しめるの、戦争は。哀しい。でも母べえの傷つき細い胸に
は愛がいっぱいだった。
―――海老名香葉子さん(児童文学)

治安維持法を題材に取り入れ、この法体系が愚劣で悲惨に「戦争のみ
ち」へと人びとを引き込んでゆく過程を描いてみごとである。
―――奥平康弘さん(憲法研究者)

幼い頃戦争を体験。私と妹を必死に守ってくれた母の姿と重ねあわせ、
何度か涙しました。
―――桂 由美さん(ブライダルファッションデザイナー)

笑って泣いて。心のそこから平和じゃなくちゃいやだって、悲しいと
かではなく本当に平和であってほしいという気持ちでいっぱいになる。
―――「徹子の部屋」より 黒柳徹子さん

吉永小百合が女優の全生命を賭けて、平和の大切さを呼び覚ませた。
―――田原総一朗さん(ジャーナリスト)

私はこの時代の子ども。こんな母べえや父べえを知っています。忘れ
てはいけない時代。山田監督べえに敬礼!
―――中村メイコさん(女優)

戦争を知らない世代にこの恩恵を届けることは、外野席の我々にとっ
ても望外の幸せ。
―――野坂昭如さん(作家)

あの時代、日本人はみんな愛国熱、反戦派は少数と思われがちだが、
国とのかかわりは最少に、なろうことなら表だって非国民と言われ
ず、日々の営みを楽しみたい人もいた。
―――森 毅さん(評論家)

この映画の時代をリアルタイムで生きたぼくは最初から最後までどっ
ぷりとはまってしまった。登場人物はその時代そのままに生きて動い
ている。
―――やなせたかしさん(絵本作家)


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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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