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証言記録 兵士たちの戦争 ルソン島と満蒙国境

昨日15時10分から、NHK・BS2で放送されました「証言記録 兵
士たちの戦争」シリーズの「フィリピン最後の攻防 極限の持久戦」
および「満蒙国境 知らされなかった終戦」を観ました。印象に残っ
た点をご紹介します。

●フィリピン最後の攻防 極限の持久戦
<太平洋戦争末期の昭和20年。日本の敗色が濃厚になるなか、敵の
日本本土への進攻を遅らせるため、フィリピンのルソン島で壮絶な持
久戦を強いられた部隊がある。岡山の陸軍歩兵第10連隊、3000
人あまりの将兵たち。武器弾薬、食糧の補給もない状況での戦いだっ
た。手りゅう弾や爆薬を抱えて敵の陣地に突っ込む「斬(き)り込み」
と呼ばれる戦法で、多くの兵士が命を落とした。元兵士の証言をもと
に、過酷な戦場の実態に迫る。>(NHKの番組紹介)

この戦闘に参加した第10連隊約3600名の内、生還したのは僅か220名
でした。彼我の圧倒的な戦力の差に、日本軍のとれる戦術は夜陰に乗
じた「斬り込み」だけでした。

・敵は昼も夜も爆撃してくるので、眠る暇もなかった。

・制海権、制空権はまったくなく、最初から勝てる気はぜんぜんしな
かった。(元中隊長)

・勇ましく出て行ったが、いつもいやだなあと思っていた。200名の
部下中生還したのは4名だけだった。(元中隊長)

・「斬り込み」しか反撃の手段はなかったが、これは本当の戦術では
ない。(元参謀)

この戦闘でも、山下奉文司令官が「自活自戦」という方針を下したた
め、兵士たちはまったく食べるものがなく、戦死した戦友の肉を食べ
るのを見たという証言が何人かから聞かれました。

ある元中隊長は、戦後温泉など物見遊山にはまったく行ったことがな
いそうです。「あれだけ部下に死を勧めたのに、遊ぶ気なんかせん。
戦争だけはしてはいけんと思っとるが、時代が変わるとなあ…」

●満蒙国境 知らされなかった終戦
<旧満州、中国東北部で強大なソビエト軍と終戦後も14日間にわた
って戦い続けた部隊があった。陸軍第107師団。将兵の多くは東北
地方出身の若者たち。青森県弘前市に集められ、満蒙(もう)国境の
アルシャンに送られた。8月15日、終戦。しかし、圧倒的な火力と
兵力を持つソビエト軍と、絶望的な戦いを続ける107師団に停戦命
令は届かなかった。彼らはなぜ戦い続けなければならなかったのか。
元兵士たちの証言でたどる。>(NHKの番組紹介)

かつて精鋭を誇った関東軍も、戦争後期に主力を南方に移動したため、
戦力は極端に低下していました。ここでも、ソ連軍との戦力の差は歴
然としていました。

・関東軍は空になっていた。(元参謀)

・こちらは1回に1発しか弾の出ない三八銃。相手は自動小銃。

・突撃と言われて立ち上がったら、たちまち蜂の巣さ。悲しいことに
こちらには武器はない。皆犬死だった。

・死ぬのはなんともなかったが、あれでは犬死だった。

・重傷で苦しむ戦友を、殺してやれとの命令で、顔を背けながら拳銃
で撃った。

・終戦前後の関東軍の命令は、朝令暮改であった。(元大隊長)
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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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