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中国は脅威?

12日に書きました「21 世紀の戦争に勝者はあるか?」に対し、ある
元兵士の方から、<4年前ご執筆のものとは思われない新鮮な感じを
うけました。>とのご評価をいただきました。

その後の世界の動きを見ますと、当時考えていた方向へ、世界がます
ます動いていくように思えます。

まず日本では、小泉政権から安倍政権へ変わったとたん、氷結してい
た日中関係が一気に融け始めました。あのタカ派の安倍首相が、取り
巻きを裏切ってまでして、「村山談話」、「河野談話」を認めるなど、
その豹変振りはまったく予想外でした。

その陰には、やはり中国との経済拡大を狙う経済界の意向が働いたの
ではないでしょうか。日本の産業構造は戦前の軍需依存型、高度成
長時代の公共事業依存型から、民需依存型に変わり、今や経済界も、
戦前の戦争志向から、平和志向へと変わってきているのです。

中国側も、江沢民政権から胡錦濤政権に変わり、経済成長のため、歴
史問題には多少目をつむり、日本とも経済関係をより緊密にする政策
に転じました。

またアメリカも、軍産共同体をバックにしたネオコンがしだいに勢力
を失い、やはり膨大な中国市場をにらむ民需産業をバックにした国務
省派が力を増し、ブッシュ政権の対中政策は大きく変わり、北朝鮮戦
略も変わりつつあります。

その間わが国は、中国の脅威をことさら誇張し、平和を唱える人々に
対し空論だとか理想論だとか批判する声がむしろ大きくなってきてい
るようですが、世界の趨勢から考えますと、むしろそのような声のほ
うが時代錯誤的な空論のように思えます。

今日の産経新聞のコラム「正論」に、公文俊平氏が「中国はどこへ行
くのだろうか」という一文を寄稿していますが、その中で公文氏も次
のように書いています。

< 私はかねがね近代文明は前世紀の後半以降、その「成熟局面」、
つまり近代を超える「ポストモダン」ではなく、近代自身がその有終
の美をなす「ラストモダン」の局面、「軍国化」と「産業化」に続く
「情報化」の局面に、入ったと主張してきた。そこでは「進歩」は依
然として理念的価値であるばかりか、現実にも、現代物理学や情報技
術に代表される科学技術の不断の進歩が続くと共に、人びとは「闘争」
や「競争」よりは「共働」を通じて、グローバルな諸問題に対処しよ
うとするようになると予想してきた。現実世界での軍事的・経済的な
成長にはブレーキがかかるにせよ、バーチャル世界での経済成長は過
去に例を見ないほどの速さで持続し、それが、資本主義的な「富のゲ
ーム」に追加される智本主義的な「智のゲーム」の基盤となると想像
してきた。>

公文氏のこの一文も、中国に対する一つの見方として傾聴に値すると
思います。

多摩大学情報社会学研究所所長・公文俊平 中国はどこへ行くのだ
ろうか

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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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