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城山三郎と戦争文学(続)

今日の各紙のコラムはいっせいに城山三郎氏を悼んでいます。そ
のうち、戦争体験に関連するものをご紹介します。


朝日「天声人語」
< 17歳だった城山さんは、忠君愛国の大義を信じ、海軍に志願入
隊した。そこで一部の職業軍人たちが愛国者の顔をしながらいかに醜
いかを知る。理由もない体罰、ひっきりなしに振るわれるこん棒。兵
士が芋の葉をかじる時、士官たちは天ぷら、トンカツを食う。演習の
時、河原でのんびりしている牛を見て、牛の方がいいと思った。>
http://www.asahi.com/paper/column.html


読売「編集手帳」
<志願して17歳で海軍に入った城山さんは、朝から晩まで殴られず
くめの絶望を味わった。組織とは、個人とは、大義とは、指導者とは
何だろう。「軍隊生活が僕を作家にした」と、のちに語っている。>
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070323ig15.htm


毎日「余録」
<「組織と人間」に切り込む経済小説が、城山さんの軍隊体験から生 
まれたことは自身で繰り返し語っている。大義を信じて志願した海 
軍での理不尽ないじめ、敗戦で一転した社会の冷たい仕打ち、「組 
織の怖さ」「人の醜さ」を思い知ったからだ>
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/yoroku/


産経「産経抄」
<一度お話しする機会があった時「歴史小説の方々に、昭和前期にも
挑戦してほしいのですが…」とつぶやいておられた。「暗黒で重苦し
い時代」として片づけ、真っ正面から見ようとしない。そんな戦後の
風潮や歴史観に対する不満のようにも聞こえた。>
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/sankeisho/070324/sks070324000.htm


北海道「卓上四季」
<詩も好きだった。詩集には「支店長の曲り角」がある。その一編
「旗」。「旗振るな/旗振らすな/旗伏せよ/旗たため/社旗も 校
旗も/国々の旗も/国策なる旗も/運動という名の旗も/ひとみなひ
とり/ひとりには/ひとつの命」▼小泉前首相の靖国参拝に批判的だ
った。一方で、判断力のない子供にも「日の丸に起立するな」という
のは忠君愛国の大義を教えたのと同じだ、と語った。自分の頭で考え
よと訴え続ける七十九年の生涯だった。>
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?j=0033


中日「中日春秋」(23日)
<体験を投影した半世紀前の『大義の末』には敗戦後の若者のこんな 
言葉がある。「みんなが幸福にくらせる国をつくれば、黙っていた
って愛国心は湧(わ)いてくるじゃありませんか」。>
http://www.chunichi.co.jp/00/chn/20070323/col_____chn_____000.shtml


中国「天風録」
<時代小説家の藤沢周平さんと、伝記小説や経済小説の第一人者とし
て知られる城山三郎さんが一度だけ対談したことがある。二人は十年
来の知己を得たように話が尽きず、「熱狂ぎらい」に共感したという
▲同じ昭和二年生まれ。純真な時に、戦争に巻き込まれた世代である。
軍国少年だった藤沢さんは予科練の試験を受けた。この体験を猛省し
「忠君愛国の価値観が敗戦で否定されて以降、めったに熱狂すること
はなくなった」と語っている。決して英雄的な主人公を描かなかった
のもそこにある>
http://www.chugoku-np.co.jp/Tenpu/Te200703240121.html


西日本「春秋」
<「組織と個人」を描き続けた。組織は国家に通じる。組織も国もリ 
ーダーが間違えると個人、国民を不幸にする。指揮する人の資質を 
問い続けた。17歳で志願入隊し、そこで見た人間破壊の戦時体験 
が原点になった。>
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/column/syunzyu/

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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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