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横浜事件訴訟の再審判決に関する各紙社説

戦時下最大の言論弾圧事件とされる横浜事件の再審控訴審で、昨日
東京高裁は「無罪」ではなく、一審どおりの「免訴」の判決を下しま
した。これについての、今朝の各紙の社説をご紹介します。

「[横浜事件再審]法律や判例を重視した判決だ」(読売)
< ただ、治安維持法は戦後廃止され、元被告らには大赦があった。
法律ではそうした場合、免訴を言い渡さなければならない。1審の横
浜地裁も、その決まりを曲げる訳にはいかなかった。>

横浜事件 元被告の無念胸に刻み」(東京)
< 教育現場で日の丸・君が代に対する敬意を強制され、教育基本法
改正で愛国心養成が導入されようとしている。国民の内心に対する公
権力の介入が強まりそうなだけに、人権を守る最後の砦としての役割
はますます重要だ。
 法の運用、執行を担う人たち、とりわけ最終関門である司法の関係
者は、冤罪の被害者の無念を胸に刻み込んでほしい。>

横浜事件控訴棄却 司法の過去を忘れるな}(中国)
< 現在の日本には、言論規制を強めようとの動きが、陰に陽にうか
がえる。〇四年には、元都立高校教諭が卒業式に招かれ、君が代斉唱
の時に、保護者に席から立たないよう訴え、退場を求められて怒鳴っ
たとして威力業務妨害罪で起訴された。イラク派遣への反対ビラを自
衛隊官舎に配った市民団体員が住居侵入罪に問われた。思想的な面へ
の警察力行使が目につく。犯罪を実行しなくても相談しただけで罪に
問われる「共謀罪」も国会成立へ動いている。
 「今も日本は古い時代のしっぽを引きずっている。いつまでも真相を
はっきりさせないのは許せない」と横浜事件の元被告の妻が語っている。
この言葉の重みをじっくりかみしめたい。>

開けた『扉』をなぜ閉じる 横浜事件」(西日本)
< 再審制度には、冤罪(えんざい)による人権侵害を司法が自ら防
ぐ堤防としての役割があるはずだ。しかし横浜地裁と東京高裁は、市
民感覚では形式的とも感じられる法解釈を示しただけで、いったん開
けた再審の扉を自ら再び閉じた。
 裁判員制度の実施が近づくなど司法制度改革の大切な時期にあって、
横浜事件の再審をめぐる司法の「180度のぶれ」は、市民と司法の
距離を引き離す結果にしかなるまい。>
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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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