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「東アジア共同体」づくりへの日本の役割

朝日新聞では、「人類史上でも稀な変化の時代を迎えた世界にあっ
て、日本はどんな構想のもと平和と繁栄を目指すべきか。それを探っ
ていきたい」として、今年の4月から1年にわたり、シリーズ「新戦
略を求めて」を連載中です。

11月は、「第4章 アジアの中の日本」を掲載しましたが、その締め
くくりになった「ナショナリズム越える道、まず日本が歴史を直視」
をご紹介したいと思います。

今や世界の成長センターとなったアジアは、今世紀前半に経済規模で
米欧を抜き去る勢いです。アジアでは人やモノ、情報の流れが加速し、
国境の壁がどんどん低くなっています。その様子は次の図でご覧くだ
さい。

この5年、アジアで人と情報の往来はこんなに進んだ

その一方で、ナショナリズムが高まる傾向があります。お互いに「ウ
ィン・ウィン」で繁栄するためには、こういうナショナリズムの悪循
環を絶ち、「東アジア共同体」づくりを目指すべきでしょう。

そういう状況の中で、日本もかつての「大東亜共栄圏」のような独り
よがりでない形で、リーダーシップを発揮していくべきだと、この記
事は主張しています。

<日本の課題
・感情的な衝突が起きないよう、まず日本が歴史と向き合う。侵略の
反省を行動で示す。
・誤解の増殖を防ぎ、お互いの理解を蓄積していく。そのために、情
報発信、人的交流を強化する。
・アジアの多様性を生かしながら、市場の力と互恵の実益を重視して
共同体づくりを進める。>

ナショナリズムが過剰になるのは、メディアとくにインターネットの
影響も大きいが、それを防ぐには、やはりお互いに顔を合わせて話す
ことも大事だと、熊谷伸一郎さんの言葉も紹介しています。

< 反日活動家と呼ばれる中国人たちを訪ねて「『反日』とは何か」
(中央公論新社)を書いた熊谷伸一郎さん(30)は「ネットは誤解
も生みやすい。会ってみると、何に怒っているかがよくわかる」と語
る。彼らの名刺には、「すべての日本人を敵視することに反対しよう」
とあった。「右翼と政治家の言動に抗議しているだけ」ということが
わかった。>

そして、「東アジア共同体」づくりへの日本の役割を、次のように結
論付けています。

< 日本は戦前にも、アジアの交流の中心になった歴史を持っている。
百年前の東京には、中国やインド、東南アジアから独立運動の指導者
らが集い、アジアの未来を語り合った。中国革命の中心人物、孫文も
日本で、アジアは「東洋の王道」で連携すべきだと説き、支援する日
本人も多かった。

 なのに日本は「覇道」に走り、独りよがりの「大東亜共栄圏」で破
滅を迎えた。新たな共同体をめざす今こそ、苦い経験を踏まえたうえ
で、アジアを強く意識する日本の感性を生かせる時だろう。

 間違っても日中韓の対立を持ち込んではならない。アジアの長い歴
史と広い地理空間を俯瞰(ふかん)し、互恵と寛容の精神でじっくり
と共同体への道を開いていく。そのためにもまず、過剰なナショナリ
ズムを克服しなくてはならない。>

ナショナリズム越える道、まず日本が歴史を直視
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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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