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Re: 旧日本軍の航空特攻作戦、命中効果率は56%

昨日、特攻機の命中効果率を半年間で56%という時事通信の記事をご紹介しま
した。命中効果率というのがどういうものか分かりませんが、命中率と同じだ
とするといかにも高い数字だとMLに書きましたら、Kさんから次のようなメ
ールをいただきました。

> 通信兵の情報と戦隊の、知人
> の、話を総合すると、始めは、体当たりは25%くらいは成果をあ
> げて、終戦半年前くらいには、10機飛んでも、1機当れば良しとか
> で、10%・・総合して、20%以下が、後方整備の者としての、
> 数字です。こんな数字を云々するのは、複雑な気持になります。

やはり従軍体験に基づくお話は貴重です。ネットで検索しましても、木村さん
のお話に符合する、平均18.6%という数字が数多く出てきます。出典元は定
かではありませんが、小沢郁郎 「つらい真実─虚構の特攻隊神話」(同
成 社、 1983年)ではないかと思われます。

その資料を引用したものと思われるデータが、次のサイトにあります。確かに
当初フィリピン沖での特攻作戦では、26.8%になっているのに対し、最後の沖
縄戦では、15.8%に下がっています。

特攻による戦果

木村さんも言われますように、沖縄戦末期になると、飛行機も不足し、練習機
まで動員する始末、それに当然パイロットもしだいに経験不足者が増え、効率
は悪くなります。逆に米軍の方は、次のサイトにありますように、特攻機を邀撃
する戦術を強化し、これにより、<特攻機の命中率を、10%いくかいかないか
までにすることができました。>とのことで、命中率も10%程度に落ちたことが考
えられます。

軍事用語の基礎知識(7)弾道ミサイル防衛に関わるイージスとは?

われわれの子供のころは、特攻攻撃によって、敵の空母や戦艦を次々轟沈させ
ていたかのように思っていましたが、実際は沖縄戦で沈めたのは、駆逐艦や商
船ばかりだったとは、意外でした。

【参考】「鳥飼行博研究室

5.特攻では,航空機2000機,搭乗員3000名を失ったが,沖縄戦の命中率は10%
程度であった。大半の特攻隊員は,戦果を挙げることなく死亡した。特攻機の戦果
は,艦船・商船撃沈30隻,撃破80隻程度で,戦果に比して損害が大きすぎた。
  
菊水作戦の時期には、1900-2200機が特攻に出撃した。
1945年4月から6月までの間、沖縄方面作戦に特攻出撃した海軍機は神風特別
攻撃隊・八洲隊元隊員永末千里サイトによれば,次の通り。
零式艦上戦闘機   631機
九九式艦上爆撃機  135機
機上練習機「白菊」 130機
艦上爆撃機「彗星」 122機
陸上爆撃機「銀河」 100機
九七式艦上攻撃機   95機
水上偵察機      75機
一式陸攻(桜花)   54機
艦上攻撃機「天山」  39機
九六式艦上爆撃機   12機
  合計      1393機

米軍艦艇の損害は沈没26隻、損傷160隻であったという。
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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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