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ナベツネ氏の戦争責任論

今夜の日刊ゲンダイは、例の渡辺(読売)・若宮(朝日)対談を一面
のトップ記事にしていますが、その記事でも紹介されていますように、
ナベツネこと渡辺恒雄氏は対談の中で、戦争責任の追及を強く主張し
ています。以下、同氏の発言から戦争責任に関する部分を抜書きしま
す。

「僕は戦争責任を考えるのは、満州事変前後からが対象だと思う。満
州事変は最初関東軍参謀だった石原莞爾のある種の理想主義があって、
王道楽土をつくるなんていっていた。しかし、石原莞爾は柳条溝での
鉄道爆破事件など非合法な事件に絡んでいるのですよね。だから、石
原莞爾がその後、戦争非拡大論者になったからといって許されるとい
うわけにはいかない」

「そして、その後、太平洋戦争に進むに当たって、首相だった近衛文
麿は相当悪いと思う。(略)その後登場した近衛さんは、そうした状
況(政党の衰退)を正常化すべきところだが、逆に大政翼賛会をつく
ってしまった。(略)さらに、東条を首相に引っ張り出したのは、木
戸幸一内大臣です。東条を首相にしたら国がどうなるかわからなかっ
たのだろうか。そういう意味で、木戸内大臣の責任は重大だと思う」

「(南京虐殺について)そりゃあ、当時の兵器の性能からしても30万
人というのは物理的に不可能なんですよ。ただ、犠牲者が3千人であ
ろうと3万人であろうと30万人であろうと、虐殺であることには違い
がない」

そしてこう述べています。

「僕も79歳です。僕らがいなくなると、あの残虐な戦争の実態を知ら
ない人ばかりになって、観念論争になっちゃうんじゃないかと心配だ。
中国や韓国の人たちだって、極端な歴史を博物館や何らかの形で残し
て、子孫に伝え、反日運動をあおっている面がある。
僕は自分の実体験を語り、残しておかないといけないと思っている。
日本軍というのは本当にひどいものだったんだということを、どうし
ても言い伝え、書き残しておかなきゃいかんと思っているわけですね」

戦争を体験した人は、いくら保守派だ、右派だといっても、やはり過
去の戦争への見方は厳しいものがあります。最近の、戦争を知らない
政治家たちの言動に、危機感を募らせているのでしょう。

読売新聞では、約1年間にわたって「戦争責任を明らかにする」とい
うシリーズを続け、そして今年の8月15日をめどに、軍、政府首脳ら
の責任の軽重度を記事にするそうです。注目したいと思います。
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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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