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ある主婦の遊就館レポート

安倍政権の登場で、靖国神社の「遊就館」が国会論争のテーマになるほど、脚光を浴びています。遊就館の見学記は、ネットにも多数見られるところですが、珍しくある主婦がブログにレポートを書いていますので、館内で上映されている映画「私たちは忘れない!」の部分を以下ご紹介します。

<映画の上映時間は50分。コイズミも大好きなヨシキとやらの歌声に乗せて、神社の境内が写り、「私たちは忘れない!」のタイトルバック。「フツーの」女の子のインタビュー。


終戦記念日頃になると頻繁に放送される「戦争ものドキュメンタリー」の暗いトーンとはかけ離れた明るい雰囲気の画面。

惨たらしい死体やケガ人、焼け野原などの「美しくない」映像は皆無。
そのかわりに、自国がどれだけ他国の横暴にあってきたか、それに対し国民がどれだけ勇敢に立ち向かったかを強調。
このままでは侵略され植民地にされるしかない日本は、自衛のために戦争をするしかなく、アジアの独立をかけた日本の勇気ある決断に、アジアの人達も拍手喝采。
その影で軍部に暗殺されたり、言論弾圧に苦しめられたり、拷問で死んだり、戦地で自決を迫られた人たちのことはオールスルー!
イタリアやドイツなどのファシスト政権と手を組んでいた事もさらりとスルー。

満鉄爆破事件までをも「しかたがなかったこと」と弁明。
東京裁判では東条英機を「被害者」として美化。

複雑な「戦争に至るまでの道のり」を、単純に一面的にとらえ、「とにかく日本は悪くなかった」の一点張り。
しだいに高揚するナレーターの女性の声のテンションはまさに「ピョンヤン放送」もとい「大本営発表」。
この空間では未だ「戦前」の価値観がまかり通っているのかと、愕然とさせられた。

ふと横を見ると、隣の男性が手でしきりに涙を拭っているではないか!

げ、と思い暗い館内を見渡すと、前の方では若い女の人がやはりハンカチを目元に当てている。へぇ~~~っっ???
逆に、お年よりは冷静?で、前の席のおじいさんは、途中で席をたったり、あくびをしたり。正直、こっちのほうがマトモな反応かと思われ。
上映室を早めに出て、後から出てくる人の反応を観察。「今泣いてた?」って感じの、眼球真っ赤な人が数人。いずれも若者だった。

ある意味「感動」するのは、当たり前である。
あのビデオは歴史の都合の良い部分だけをつなぎ合わせ、都合の良い解釈をして、感動させるように作られているからだ。それが、何の知識も先入観もない若者の真っ白な心に、うまく入り込むのだと思う。>

コーソツ主婦の靖国問題(2) おくればせ遊就館レポート!」

私はこの映画を見ていませんが、それほど若者が涙を流すとは知りませんでした。一方お年寄りの反応は理解できます。子供のころ、さんざ見せられたような内容でしょう。それもあるとき突然あれはすべて間違っていたと教えられたのです。

この映画を製作したのは「日本会議」。ウィキペディアによると、

<愛国主義・反共・「国益」重視を基本スタンスとし、親米保守主義の立場から提言を行っている。島村宜伸、麻生太郎、安倍晋三、山谷えり子、稲田朋美、平沼赳夫、高市早苗、下村博文、西村真悟などの政府与党系国会議員との結びつきが強い。(野党では松原仁ら)「全日本愛国者団体会議」(全愛会議)などと同じく、各保守系団体同士の連絡機関(労働組合で言うところの「ナショナルセンター」)の役割も果たしている。一般的には財界系右翼団体と認識されている。>

何と、ここに挙がっている国会議員のうち、麻生太郎、安倍晋三、山谷えり子、高市早苗、下村博文が安倍内閣のメンバーです。日本会議国会議員懇談会の中川昭一・ 会長代行は、自民党政調会長で安倍首相の盟友です。

この映画を見られた方は、ぜひ感想をお寄せください。あなたは涙を流されましたか?
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コメント

ずいぶん前の内容ですが、やや恣意的な観点が気になったので、コメントいたします。

世界各国には軍事博物館とか、国家の英雄を顕彰した記念館とか多数あります。各国ごとに、れぞれの立場、視点に拠った内容になってます。これはどこでも普通。珍しくありませんよ。

歴史の解釈などさまざまで、こうでなければならないなんてことは無い。

多様な歴史観のひとつとして、遊就館の展示があるのだと、そう考えれば、いいのではないですか。

前のコメントですが、僕もトラックバックコメントの人に賛成ですね。
実際の戦争の過程は、その背後の金融グループも関係しており、
難しいです。ただ、アメリカ兵、日本兵においても、市民、市民から兵の人、
政治家、政治を操れるほどの資産グループ。こうゆう構図だと思いますが、

現在、多くの人が何の気無しに昔の貴族のレベルの生活ができるのは、
戦争の後の経済の復興と上昇以外には考えられません。

確かに、東京裁判の裁判官は後の日に『この国は戦争回避の努力をしていた』と発言していた事実もあって、非常に伝統的な生活をしていた人種のたったの60年後で、見た目の艦隊などの勇猛さと、実際の人々の生活観には差があって、
色濃く伝統的な生活も残る時代に、集団自決などがもし本当にあったのならば、
言葉とにいい表せない感情がいくつかありますが。

昨日まで沖縄にいて、最終日戦争と核の展示もみましたよ。そりゃ悲惨な写真も
たくさんあったんですが。

しかしながら、それでも捏造写真もあるような感覚にすらとらわれるし、
沖縄の年配の老人の方は、沖縄戦での悲惨さを語る本などもでていますが、
当時、どんな小さい村にも発言統制をさせる為の施設があったようで、
本当に難しいと思います。

これはなぜかというと、日本が自分が悪いんだと思わせられることによって、
政治的にも、発言力がもてない感情になり、結局は国の税金があつまっても、
アメリカのような国に戦争で、あなたの娘さんぐらいの手足が吹き飛ばされる資金
に使われていると。もちろん、石油の為にイラクをアメリカの維持下にする目的ですが。

しかし、第一次大戦後戦勝国であった日本が戦争回避努力を行い、また、アメリカの強さについて、一致して認知していた。当時、日本が全面降伏し植民地になっていたら、日本はどうなっていたか?たぶん台湾のように田中マイク良助とか、
そういった日本の本来の精神を失わされるような文化下になっていたかもしれない。

日本人の若い男の多くは、あまり自分の国に自信がなかったり、自分に自信が
なかったり、

日本が一方的に悪いという感情すらも、相手にとってはよい戦略であって、
白なんだ!黒なんだ!と考えている見方もまた、コントロールを受けやすい
性質があると思います。

また、日本が悪いという見方は、魂の部分で日本の若い男の人に自信を失わせ、
これは、子どもの成長によくありませんし、それが色濃く出ている時代だと思います。

当時の真珠湾に踏み切った経緯も、本来ならアジア沖で迎え撃つ計画を立てていた戦略でしたが、これにいたったのも数年に渡り、ある将官により短期決戦=対話合意を狙う目的で、本営が非常に押され続けた事が原因で、これは見事に
アメリカ国内の新聞社<買収済み?>によって、吊り上げられ、戦争反対だった
アメリカ国民すら戦争賛成に走らせてしまった。

これは、イラク戦争と全く同じ手法なんですよね。911で攻撃を仕掛けられた!
先制攻撃された!と国民に365日24時間訴えて、市民の感情的に支援を受けながら国力が相当下の相手に、
圧倒的な武力で攻撃を仕掛けると。子どもに暴力振るうレベルですよ。

しかし、子どもでも大人が思っているよりずっと力がありますから。少し大きければ。

日本が一方的に悪いんだという知識を身につけているのも、またコントロール
される見方だと思います。

また沖縄戦の展示も、どこか被害者解説じみていて、被害者は被害者ですが、
舐められたら終りのルールを行使しつづけている人物たちを相手に、それをやっても
響かない。という事実はありますね。

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 靖国神社の最高意思決定機関である崇敬者総代会が5日開かれ、神社内の戦史博物館「遊就館」の展示のうち、米国から批判が出ていた第二次世界大戦の米国関係の記述を見直すことを決めた。10月中に修正文を作成し、年内をめどに展示を変更する。一方、中国や韓国などアジ

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西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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