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石破茂氏の愛国心-声高に言う人間は信用しない-

毎日新聞鳥取版では、「愛国心:どうなる日本」という特集を連載中ですが、
昨23日は自民党の石破茂氏が登場しました。

石破氏といえば防衛オタクが大臣になったといわれた防衛庁長官時代、あ
のギョロッと眼をむいて、皮肉っぽい言い方をする風貌から、何となくタカ派
的イメージを描いていましたが、このインタービュー記事を読んで、見直した
しだいです。彼の愛国心論を要約すると、

< 男女の愛情と同じで、「愛国心」にも良い面も悪い面も正面から見据える
理性と勇気が必要だろう。ただ、内面で密かに思うものなので、声高に言う人
間は信用しない。教育基本法に定めても、日本が検定教科書である限り思想
信条の自由を侵す心配は少ないが、かといって定めてどうなるものでもない。>

ということのようです。

<そもそも、育てようとして育つものでなく、元々あるものだ。私は国民の祝日
には必ず、門前に国旗を掲げる。我が家では、それが子どもの仕事だった。今
では鳥取の自宅周辺でも少なく、国旗が風呂敷売り場で売られているのを知
らない人も多いだろう。>

そういえば、私も子供のころ祝日には門前に国旗を掲げるのが仕事でした。誇
りを持って、喜んでしていました。しかし国旗を掲げないと、町内会長の怖いお
じさんに叱られたり、特高さんのブラックリストに載るようなことは、子供でしたか
ら知りませんでした。ところで安倍さんが子供のころは、国旗を掲げていたので
しょうか?

< 教育の効果はすごい。防衛を専門にやるようになったのは、北朝鮮の現状
を視察したのがきっかけだった。当時の指導者は金日成で、子どもから高齢者
までが「素晴らしい!」と徹底的に教えられ、信じている。中国や韓国の歴史教
育も見てほしい。愛国心を作るのは簡単だ。>

まさにそういう愛国心教育を、私たち軍国少年OB・Gは生れ落ちたときから叩き
込まれて、育ったのです。今の中国や韓国の愛国心教育なんてものの比ではあり
ません。たぶん北朝鮮にほとんど近いものだったと思えます。石破氏は戦後生ま
れで、もちろん皇国民教育の体験はありませんが、北朝鮮の教育を見て、それを
理解しうる珍しい戦後世代と思います。

< だから、教育目的に愛国心を規定するのは難しい。かの国のようになりたくは
ないし、今のように自分の国を何となく嫌いになる教え方もよくない。さまざまな見
方を教えて議論できる教育が望ましいが、国の良い面だけ教えることにつながりか
ねず、国家主義的な教育をされる危険性がある。>

今後の“教育改革”にぜひ一家言を期待したいと思います。

< 最近は、自民党内の若い議員を見ても、怖い。過去の戦争を「すべて正しかった」
と考えていて、頭は大丈夫かと疑いたくなる。日中戦争は明らかに侵略戦争だし、韓国
併合は植民地化で、自衛戦争の面がある太平洋戦争でも、インドネシアの人を日本人
化しようとしたのは間違っていた。

 なぜ戦争を始め、途中で止められず、負けたのか--。そこから目をそらし、責任の
所在を不明瞭にするのは愛国心ではない。戦争を語ることがタブーとされてきた反動で、
「戦争に負けた」と教わった昭和40年代前半までとそれ以降の世代の分水嶺が消え、
社会が左から右に大きく振れている。

 この2~3年、大っぴらにナショナリズムが叫ばれ、不快だ。国は戦中、言論統制により
新聞など批判勢力を排除し、従わなければ「非国民」と斬り捨てた。なぜ同じことを繰り返
すのか。そんなやり方では、国を誤っても幸せにすることはあり得ない。愛国心をあおって
戦争し、負けたのが日本だ。>

このインタービュー記事と同じような内容の投稿をMLにすれば、「左より」といわれる時代
になってきました。このような記事を、御用新聞化しつつある全国版にもぜひ掲載してほし
いものです。


[「愛国心:どうなる日本-私の視点/11 声高に言う人間は信用しない」(毎日鳥取版、23日)


http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tottori/news/20060923ddlk31040198000c.html



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コメント

こんにちは。初めてコメントさせて頂きます。

>最近は、自民党内の若い議員を見ても、怖い。
>過去の戦争を「すべて正しかった」と
>考えていて、頭は大丈夫かと疑いたくなる。

どの議員が、どの場面で発言したのかソースを教えて頂けますか?

西羽さんもそうですが、左翼マスコミも、「第二次世界大戦」しか見ないからおかしくなってくるんです。
ペリーが日本にやってきた時から見なくては!
黒船以来、日本は欧米列強の脅威にさらされてきました。「やるかやられるか」の、まさに弱肉強食の時代の中で、やられない為にやるしかなかった、というのが日本の選択。
「だからといって、戦争を始めるべきではなかった!やるくらいなら、やられろ!」と、左翼知識人やマスコミは反発するでしょうね。
ということは、支配者に対する、植民地の民族独立運動の戦争も否定ってことですね?
「戦争なんかするな。お前らは支配されておけ!」と。

「羅生門」で、最後、老婆は服を剥がれてしまいます。
人間は「生きる為なら、やるしかない」という本能をありありと見せ付けた芥川龍之介の作品。

米国が日本を戦争に誘導した事実も残っていますよ。
ご存知でしたか?

そのような状況を無視し、さらに、第二次世界大戦のみを取り上げて、ぎゃあぎゃあ喚く左翼の人々には、「もっと歴史を学んでください」と申し上げたいのです。東京裁判史観に洗脳されていることに気づいてくださいね。

>最近は、自民党内の若い議員を見ても、怖い。
>過去の戦争を「すべて正しかった」と
>考えていて、頭は大丈夫かと疑いたくなる。

これは私の発言ではありません。自民党の石破茂元防衛庁長官の発言を引用しただけです。同氏にご確認ください。

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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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