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「線香花火」そして「靖国」

今朝の産経新聞のコラム“産経抄”は、宮城道雄作曲の箏曲「線香花
火」から説き起こし、そして「靖国」に及んでいます。

< 多くの日本人は、花火の中で最も地味で小さな線香花火を愛して
きた。夏の風物詩であるからばかりではない。「まるで線香花火のよ
うに」と、比喩に使われる通りの「一瞬の輝き」や「はかない命」が、
日本人の死生観にぴったりとくるからなのだろう。

サクラの花をめでるのもそうだ。外国人からはグロテスクに見える
かもしれないセミのぬけがらにも「空蝉(うつせみ)」という優雅な
名をつけ文学にまで高める。短い生命に心を寄せ、はかなく散った命
を慈しむことが、「靖国」にまで通じる日本文化の根っこの所にある
のだ。>

しかしはたして今の「靖国」は、「線香花火」のようにはかなく散っ
た命を慈しんでいるでしょうか? 軍艦マーチをBGMに、天皇のた
めに華々しく散った“英霊”を讃える遊就館の展示を見ますと、まる
で「打ち上げ花火」に酔いしれているような感じがします。

大勢の報道陣を引き連れ、内外へのデモンストレーションよろしく参
拝する姿や、8月15日に軍服姿で行進する姿などを見ますと、はかな
く散った命をそっと偲ぶ場とはとても思えません。

最近の教育基本法をめぐる論議でも、美しい日本の風土や、伝統のあ
る日本文化から、愛国心を説く論法が多く見られますが、この産経抄
のような論法を読みますと、子どもの純真な心を利用して、皇国民を
育て上げていった戦時中の国民学校教育を思いだし、つい一言いいた
くなるのです。
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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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