スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

朝日新聞の戦争責任と自己批判

朝日新聞で連載中の「歴史と向き合う―第2部戦争責任」の最終回の
今日は、「新聞の戦争責任」すなわち朝日新聞の自己批判です。

前にも書きましたが、私が新聞を読み出したのは、太平洋戦争が始ま
った国民学校2年生のときからです。当時の新聞には漢字にルビが振
ってあったので、低学年の小学生でも読むことができたのです。

といっても、読むのはもっぱら「大本営発表」です。まるで今の子ど
もがワールドカップの記事を読むように、わがチームならぬわが皇軍
の赫々たる戦果に小さな胸を躍らせていました。当時の新聞が軍国主
義を煽り、国民を戦争へ駆り立てたことは、身に感じて知っています。

そのうち、朝日新聞に連載されだした岩田豊雄の小説「海軍」も熱心
に読みました。映画化されたときは、友達と真っ先に観にいきました。
あれで海軍兵学校に憧れた軍国少年は多いのではないでしょうか? 
今日の特集でも、その「海軍」のことを詳しく書いています。

特集では、1942年6月に朝日新聞社が発刊した子供向けの雑誌「週刊
少国民」のことも書いています。これは私には憶えがありませんが、
同じ歳で愛読者だった桜本富雄さんは、「いつか航空兵になる」と決
めていたそうです。しかし戦後まもなく、表紙はそれまでの少年兵や
特攻隊員の写真に代わって、子どもと談笑する米軍兵が載ったとのこ
とです。

<11歳の愛読者、桜本さんにはさしたる感慨はなかった。あらゆる価
値観が覆っていた。戦後幼稚園を経営した。子どもにはこう話すのが
常だった。「右向けといわれたら、左を見なさい」>

編集委員の反省の弁には、こうあります。

<たとえば、近隣国などへの憎悪や悪意をあおることが、いかに危険
なことか、あるいは、権力者の発表を検証せずに報じることが、いか
にその後の歴史に無責任となりうるのか―。

新聞の戦争への責任は、過去の話ではない。自戒したい。>

しかし今回の北朝鮮の弾頭無装備のミサイル発射については、朝日も、
読売も、毎日も、産経も、NHKも、いっせいに「北朝鮮ミサイル発
射、日本海に着弾」と報じました。冷静に「ロシヤ近海に落下」と報
じた日本のメディアはあったでしょうか?

新聞の戦争への責任は大きいが、盲目的に読む読者にも責任がある。
過去の話ではない。自戒したい。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://nishiha.blog43.fc2.com/tb.php/288-c81ad5df
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

最近の記事

カテゴリー

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

「戦争を語り継ごうML」ご案内

このブログの記事は、主としてメーリングリスト「戦争を語り継ごうML」へ投稿したものです。このメーリングリストは、世代間の交流を通じて戦争を正しく語り継いでいく場として、設けたもので、10代から90代まで、多数の人が参加しています。

参加を希望される方は、上の「リンク」の「戦争を語り継ごうML」をクリックしてください。

コメントをどうぞ

このブログについてのコメントは、下記へお寄せください。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。