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パル判事とビッテル神父

朝日新聞で一昨日日から始まった「歴史と向き合う―第2部戦争責任」
シリーズの第1回は、東京裁判で全戦犯の無罪を主張したインドのパル
(パール)判事についてでした。

<…パルは、日本の戦争責任を否定する論者にとって、ほとんど神格
化された存在だ。しかし故国インドでの彼の歩みをたどってみると、
異なる姿が浮かび上がってきた。

パルは、国際法を厳密に適用しようとする学問的良心と、自分たち
の植民地を手放そうとしない西欧帝国主義に対する批判精神をともに
抱えた理想主義者だった。彼の本意は、日本の軍国主義の正当化には
なかった。> 

パルの判決書は長文、難解で知られ、彼の真意を読み解くのはたいへん
ですが、これを通読した方からいただいたメールにも、次のように書い
てありました。

<田中正昭やその他の人々は、『パル判決書』の自分に都合の悪い点に
は眼をつぶり、恣意的にパルの意見をつまみ食いして無理矢理「日本無
罪論」をでっち上げているのである。>

同じようなことが、靖国神社やその信奉者が「靖国神社を守った神父」
と感謝と尊敬の誠を捧げるビッテル神父の場合についてもいえます。

靖国神社のサイトで社頭掲示として記載していますビッテル神父の言葉
の一部が「中略」として省略されているのです。

今月の社頭掲示 靖国神社を守った神父

この中略の部分は次のとおりです。

<靖国神社が国家神道の中枢で、誤った国家主義の根元であるというの
なら、排すべきは国家神道という制度であり、靖国神社ではない。>

今日の靖国神社は、明らかに戦前からの国家神道を踏襲しており、遊
就館に見られるいわゆる靖国史観は戦前の国家主義に基づいていると
いわざるを得ません。

上記の「中略」の中には、ビッテル神父の真意のキーワードが含まれ
ているのではないでしょうか? どなたか宗教学者にでも、「ビッテ
ル神父の真意」も解説してほしいものです。


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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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