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反戦川柳作家・鶴彬

今朝の朝日新聞大阪本社版の「声」欄に、泉大津市の川土居久子さん
(81)の投書が掲載されています。「川柳の政府批判でお縄かな」と
いう朝日川柳の句を読んで、反戦川柳作家・鶴彬(つるあきら)を思
い出したという内容です。

鶴彬は、満州事変、上海事変と、大日本帝国が戦争への道を進み出し
たころ、反戦の川柳を次々と発表しました。そのため1937年治安維持
法違反で、東京の野方署に検挙されます。そして拷問と長い拘留で栄
養失調から赤痢にかかり、翌年病院でベッドに手錠をくくりつけられ
たまま絶命しました。享年29歳でした。

川土居さんは投書をこう締めくくっています。

< 当時、私は現在の韓国にいた。食べ物に不足することもなく、日
本は絶対戦争に勝つと信じていた。だが、鶴は日本の暗部を見抜いて
いた。再び、あのような時代が来ないことを願うばかりである。>

インターネットで調べた鶴彬の川柳から、戦争に関する作品を抜粋し
てみました。

旗立てる事が日本に多くなり
人間へハメル轡を持って来い
高粱の実りへ戦車と靴の鋲
屍(しかばね)のゐないニュース映画で勇ましい
手と足をもいだ丸太にしてかへし
万歳と挙げた手を大陸においてきた
胎内の動きを知るころ骨がつき
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西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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