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靖国問題に関する御手洗発言

今朝の産経新聞の主張(社説)は、次のように書いています。

< 日本経団連の御手洗冨士夫会長は小泉純一郎首相の靖国神社参拝
について「首相は適切に判断している。経団連は過去に(靖国神社に
関する見解を)とりまとめたこともないし、これからも予定はない。
それは政治の仕事だ」と述べた。財界トップとして当然の発言であり、
評価したい。>

靖国問題 御手洗発言を評価したい

毎日新聞によれば、御手洗会長は会長就任時の記者会見で、首相の靖
国参拝について次のように述べています。

<◆戦争犠牲者に哀悼の意を表して、非戦を誓うのは日本人として当
然と思う。ただ、誰がどういう形でやるかは政治の世界で決着をつけ
てもらいたい。経済界が意見をまとめることにそれほど意味があると
は思わない。日中関係は民間の経済交流で拡大していくが、一日も早
く解決してもらいたい。>

経団連:靖国問題、政治の世界で--御手洗新会長に聞く」(毎日、
5月25日)

産経の主張の中では、 <御手洗氏は経団連会長に就任する以前にも、
月刊誌で「きびしい経済改革は愛国心とセットになって初めて成功す
る」「『愛社精神』こそ、日本経済の競争力の源泉なのだ」などと書
いていた。>とありますが。この月刊誌は「文芸春秋」00年7月号に
掲載された「愛国心なき経済改革は失敗する」という記事のことと思
われます。

愛国心なき経済改革は失敗する 御手洗冨士夫(キャノン社長)」

“愛国心”について、御手洗氏は日本経団連総会における就任挨拶で
次のように述べています。

<こうした思いやりや公徳心を、私は「愛国心」と呼びたいと考えて
おります。この愛国心があればこそ、他人の気持ちや痛みも理解する
ことができ、他国を尊重する態度も生まれます。

福沢諭吉翁は、「苛(いやしく)も愛国の意あらん者は、官私を問わず
先ず自己の独立を謀り、余力あらば他人の独立を助け成す可(べ)し」
と説いておられます。

私は、真の愛国心は、偏狭な排外主義や軍国主義とは全く無縁なもの
であり、社会人、国際人の精神的よりどころとして、幼いときから育
むべき重要なこころであると確信しております。>

日本経団連総会における御手洗新会長就任挨拶
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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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