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一銭五厘

戦前・戦中の軍隊では、初年兵教育で古参兵が「貴様らは一銭五厘
で集められる。しかし軍馬はそうはいかない」などと言って、しご
いていました。一銭五厘というのは戦前の官製葉書の料金でした。
ちなみに軍馬1頭の買い上げ価格は500円ほどもしたそうです。

当時は徴兵制ですから、召集令状すなわち俗にいう赤紙が来れば、
誰でも兵士にならなければなりませんでした。葉書1枚で兵士が集
められるというわけです。実際には召集令状は葉書でなく、役場の
人が直接配達していたのですが、兵士の命がいかに安んじられてい
たかを象徴する言葉でした。

旧満州での従軍経験がある花森安治は、戦後創刊した「暮らしの手
帖」1970年10月号に掲載した有名な詩「見よぼくら一銭五厘の旗」
に、次のように書いています。

<星一つの二等兵のころ 教育係の軍曹
が 突如として どなった
貴様らの代わりは 一銭五厘で来る
軍馬は そうはいかんぞ>

<満州事変 支那事変 大東亜戦争
貴様らの代わりは 一銭五厘で来る と
どなられながら 一銭五厘は戦場をくた
くたになって歩いた へとへとになって
眠った>

「見よぼくら一銭五厘の旗」は次のサイトで読むことができます。
http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/guest/pdf/hanamoriyasuji.pdf

発表されたのは1970年10月、大阪万博が開かれた年です。花森安治は、
草葉の陰で今の世の中をどう見ているのでしょうか?
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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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