スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

戦時末期の株価

朝日新聞の夕刊は、シリーズ「昭和の検証」を目下連載中ですが、去
る7月27日には、戦争末期の株価のことが書かれていました。

それによりますと、1945年に入った頃から軍需産業以外の銘柄が「平
和株」と呼ばれ、注目が集まっていたそうです。そして4月中旬にな
ると、船株、財閥株、繊維株などを中心とする平和産業株は全面高に
なりました。

7月27日にポツダム宣言が発表されますと、日本郵船の株価が跳ね上
がり、さらに8月上旬になると、郵船は戻り新値に、連れて松竹、東
宝などの興行株までが一段高をつけるなど、まさに過熱していました。
またセメント、商社などの株価も、復興需要を見込んで軒並み高騰し
たとのことです。

「一億玉砕」を信じていた元軍国少年の私など、その頃まで株式市場
が機能していたとは今まで思いもしませんでした。ましてや戦地で敵
をめがけて突っ込んでいった特攻隊員や、空襲で肉親やわが家を失っ
たばかりの被災者などには、まったく想像を絶する別世界のことでし
た。

燃え上がる戦意昂揚の熱波とは対照的に、経済の原理はまったく冷徹
なものですね。「平和株」で儲けた連中はすでに「戦争株」でも儲け
ていたに違いありません。

スポンサーサイト

トラックバック

http://nishiha.blog43.fc2.com/tb.php/1600-0578aae3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

最近の記事

カテゴリー

カレンダー

01 | 2017/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

「戦争を語り継ごうML」ご案内

このブログの記事は、主としてメーリングリスト「戦争を語り継ごうML」へ投稿したものです。このメーリングリストは、世代間の交流を通じて戦争を正しく語り継いでいく場として、設けたもので、10代から90代まで、多数の人が参加しています。

参加を希望される方は、上の「リンク」の「戦争を語り継ごうML」をクリックしてください。

コメントをどうぞ

このブログについてのコメントは、下記へお寄せください。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。