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藤田嗣治の戦争画

多くの戦争画を遺した藤田嗣治については、戦争協力者としての批判
があります。しかし「アッツ島玉砕」や「サイパン島同胞臣節を全う
す」の作品を見ると、かならずしもそうはいえないと思います。この
二つの作品は、次のサイトで紹介されていますので、ご覧ください。

戦争を背負った画家/藤田嗣治

藤田嗣治が数多くの戦争画を描いたのは、彼の父が陸軍の軍医総監だ
ったため、軍部からの依頼が多かったからのようですね。しかし「ア
ッツ島玉砕」を描いた頃から藤田の戦争画は酸鼻なだけで、かえって
国民の戦意を喪失させるだけだ、との意見が軍部から出始めていたそ
うです。

死屍が累々と並ぶ様を描いた「サイパン島同胞臣節を全うす」は、
「戦争画」ではなく「殉教図」と呼んだ方がいいと、このサイトの筆
者も書いています。われわれが戦時中愛読した少年雑誌の口絵なら、
日の丸を掲げて最後の突撃をする日本兵の勇姿を描いたことでしょう。


そのサイパン島で、最後の切り込み攻撃をかけて玉砕した兵士が持っ
ていた日章旗が見つかりました。兵士の名は「小栗勝蔵」さんです。
拙サイト「旧日本軍人の遺留品」の「日章旗」のページにF050とし
て掲載していますので、何か情報があればぜひお知らせください。

旧日本軍人の遺留品


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西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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