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コミンテルン謀略説と岸信介

週刊朝日の今週号(11/28)に、田母神論文のネタ元の一つに岸信介
元首相による文章があると書かれています。それは三田村武夫著「大
東亜戦争とスターリンの謀略」(自由社)の巻末に書かれている文で
す。その一部をご紹介します。

<読む程に、私は、思わず、ウーンと唸ること屡々(しばしば)であ
った。支那事変を長期化させ、日支和平の芽をつぶし、日本をして対
ソ戦略から、対米英仏蘭の南進戦略に転換させて、遂に大東亜戦争を
引き起こさせた張本人は、ソ連のスターリンが指導するコミンテルン
であり、日本国内で巧妙にこれを誘導したのが、共産主義者、尾崎秀
實であった、ということが、実に赤羅々に描写されているではないか。

近衛文麿、東條英機の両首相をはじめ、この私まで含めて、支那事変
から大東亜戦争を指導した我々は、言うなれば、スターリンと尾崎に
踊らされた操り人形だったということになる。>

これは名うての切れ者だった岸信介の自嘲の弁でしょうか?

そして週刊朝日は、<岸元首相の孫である安倍晋三元首相の時代に、
田母神氏が航空幕僚長の要職に任命されたのは、歴史の偶然ではない
のだ。>と結んでいます。

コミンテルン謀略説によれば、コミンテルンの命令を受けたスパイの
尾崎秀實が近衛首相を動かして、対米戦争に踏み切らせたということ
になりますが、近衛は対米戦争には消極的で、軍部の強硬派に抗しき
れず内閣を投げ出したのではなかったでしょうか?

その後を受け継いだ東条英機が対米戦争に踏み切るわけですが、これ
も尾崎が仕掛けたものなのでしょうか? 

コミンテルンが日米を戦わせる謀略工作をしていたというなら、なぜ
日本共産党は体を張って戦争に反対したのでしょうか?


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西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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