スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

井上俊夫さんを悼む記事

今朝の東京新聞のコラム「筆洗」(中日新聞の「中日春秋」)に、先日亡くなりました井上俊夫さんを悼む一文が掲載されています。以下全文を転載します。

< 忘れたくても忘れられない、いや、忘れてはいけない記憶が人にはある。H氏賞の受賞者で、農民詩人として知られる井上俊夫さんにとっては、先の大戦の記憶がそれに当たる▼『もしも私が蛇に生まれていたら』と題した作品がある。蛇だったら兵隊にならなくてすんだ。現実には二十歳から二十四歳にかけて、中国で従軍した▼その間に、詩から引用すると<中国人に平気で銃剣を突きつけられる男の一人となった>。初年兵のころ、縛られた中国人捕虜を刺殺した経験を指しているのだろう。兵隊に度胸をつけて、実戦に役立つようにする訓練だったという▼<えらいことになったぞ。誰もこの場から逃げることは出来ないんだ。俺も人殺しをやらねばならないのだ>と自分に言い聞かせたが、罪悪感まではなかった(『八十歳の戦争論』から)。この体験を含め、戦争の実相を語り継ぐことが、戦後の井上さんの使命になっていたと推察する▼『戦死させてもらえる顔』では、戦死するのは<権力者を批判したり/それと闘ったりする術など全然知らない/素直で従順な若者と/相場が決まっているのだ>とつづっている。いつの時代でも、どこの国においても言えそうである▼過日、八十六歳で亡くなった。忘れてはいけない記憶は活字で十分に残してある。受け継がれていくことを願っての最期だったろう。>

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2008102702000122.html

スポンサーサイト

トラックバック

http://nishiha.blog43.fc2.com/tb.php/1267-0150f7a9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

最近の記事

カテゴリー

カレンダー

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

「戦争を語り継ごうML」ご案内

このブログの記事は、主としてメーリングリスト「戦争を語り継ごうML」へ投稿したものです。このメーリングリストは、世代間の交流を通じて戦争を正しく語り継いでいく場として、設けたもので、10代から90代まで、多数の人が参加しています。

参加を希望される方は、上の「リンク」の「戦争を語り継ごうML」をクリックしてください。

コメントをどうぞ

このブログについてのコメントは、下記へお寄せください。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。