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御国の旗をばおし立てて

今日の産経新聞のコラム「正論」に作家の深田祐介氏が、「北京五輪
と国旗の似合う美女
」という一文を書いています。

深田氏は、北京オリンピックで日本選手団の旗手を務めた福原愛さん
の姿から、戦時中の国策映画に出演した入江たか子や高峰秀子の凛々
しい姿を連想し、往時の「美しい国、日本」を思い起こしています。

そして愛ちゃんの堂々たる行進の感想を次のように述べています。

< 福原愛さんは、日中交流の最前線に立っているという自覚があり、
どちらの国からも支持されているという強い自信があるのだろう。

それで彼女の堂々の旗手ぶりは一般日本人の胸を打ち中国人観衆の
罵声(ばせい)、罵倒(ばとう)のこだまも「まあ、あの美人と笑顔
に免じておおめに見てやろう」という範囲に踏みとどまったのではな
いか。

どんどん中国が安定を失いつつあるのは間違いない。オリンピック
もいつなにが起るか判らない危うさに満ちていた。たかが旗手の問題
ではない。彼女が旗手でなかったら、大混乱や暴動が絶対に起らなか
ったとは言いきれないのだ。

鈍感な中国人は気がついていないが、福原愛という存在を失ったら、
中国が突然亡国の危機にさらされる可能性だって皆無と言えなかった。


「愛ちゃんが旗手を務めていなかったら、中国が亡国の危機にさら
される」などとはとても思えませんが、最後の文章にはもっと驚きま
した。

< 「すすめや すすめや みなすすめ 御国の旗をばおし立てて」。
私は戦時歌謡を思い出し、知らぬ間に口ずさんでいた。>

かつて“皇軍”は「皇国(みくに)の旗をばおし立てて」、こういう“軍歌”
を歌いながら、中国へ侵略の歩を進めました。日中の平和友好のシ
ンボルのような愛ちゃんの行進から、どうしてこのような“戦時歌謡”
が思い出されるのでしょう?

深田氏は戦後63年経ってもまだ、軍国少年ボケから抜けきっていない
ようですね。そのくせ「御国」などと間違うのは、高名な作家らしく
ありません。

ご参考までに、軍歌「皇国の守り(来たれや 来たれ)」の一節をご
紹介しておきます。

♪すすめや すすめや みなすすめ
皇国の旗をば おし立てて
すすめや すすめや みなすすめ
先祖の国を まもりつつ
死すとも しりぞく事なかれ
皇国のためなり 君のため♪

皇国の守 ( 来たれや来たれ )


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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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