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「天下ニ恥ヂザル」敗戦ナリ(新保祐司)

産経新聞のコラム「正論」は、「8月15日」シリーズが始まったよ
うで、2回目の今日は都留文科大学教授の新保祐司氏が書いています。

「【正論】『8月15日』 文芸批評家・都留文科大学教授 新保祐


新保氏は、敗戦直後に書かれた吉田満の「戦艦大和ノ最期」の末尾が、
初稿では「至烈ノ闘魂、至高ノ錬度、天下ニ恥ヂザル最期ナリ」とな
っていたのに、昭和27年刊行時には「今ナホ埋没スル三千ノ骸 彼ラ
終焉ノ胸中果シテ如何」と書き換えられたことから、次のように述べ
ています。

< それが、7年間に及ぶ占領期を経て、昭和27年の時点では「彼
ラ終焉ノ胸中果シテ如何」という鎮魂のトーンの強いものとなった。
「天下ニ恥ヂザル最期ナリ」という矜持(きょうじ)と賛嘆に満ちた
精神から変化していったのである。
戦後63回目の敗戦の日を迎えるにあたって、日本人は「天下ニ恥
ヂザル」敗北をしたのだという気高い精神をまず回復すべきである。


敗戦直後は多くの人はまだ戦前戦中の思想を引きずっており、その後
7年間も経って戦争の実態がしだいに明らかになってくるにつれ、そ
の思想もまた変わってくるのは当然です。

今またその敗戦直後の“気高い精神”を取り戻せというのは、過去の
戦争を正当化し、“世界に冠たる”大日本帝国に戻れといっているよ
うに、かつての軍国少年には思われます。そこにはあの戦争に対する
反省はまったく見られません。

新保氏はまた、<「天下ニ恥ヂザル」敗戦ということでは、今村均大
将が真っ先に頭に浮かぶ。>と書いていますが、今村は当時の軍首脳
からはかならずしも評価された存在ではありませんでした。

当時の軍人が皆今村均のような“気高い精神”の持ち主であれば、あ
のような戦争を起こすこともなっかたのではないでしょうか?

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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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