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「昭和の日」と一体感

今日は「昭和の日」。昨年からこの日は「みどりの日」から「昭和の
日」に変わりましたが、昨年は第1回ということもあって、主要な新
聞が社説・コラムなどで採りあげていました。しかし2回目の今年は
「昭和の日」の制定を主唱してきた産経新聞のみです。

昭和の日 あの一体感取り戻したい

この社説(主張)を読んで驚きました。

< あの時代を振り返るとき、何といっても忘れられないのは、日本
が未曾有の大戦を経験したことと敗戦から奇跡的といわれる復興を成
しとげたことだろう。
ことに、戦後の復興から高度経済成長を経験した人々にとっては
「よくぞ生き抜いた」との思いが強いに違いない。その「力」となっ
たのが、国民の中心に昭和天皇がおられたことである。>

これを書いた筆者は何歳か知りませんが、まさに戦後の復興から高度
経済成長を経験し、「よくぞ生き抜いた」の思いが強い私には、まっ
たく違和感を覚える一文です。

戦後の奇跡的な成長の原動力は、天皇制軍国主義の桎梏から解放され
た自由と民主主義の喜び、敗戦の廃墟から何とか新しい日本を創ろう
とする国民の強い思いと努力、そして戦争放棄による軍需中心から民
需中心への産業構造の転換などであったと思います。

それらはすべて日本を敗戦に導いた天皇制国家のアンチテーゼであり、
昭和天皇を中心とした「一体感」がその原動力などというのは、どう
してそういう考えが出てくるのかまったく不可解です。

< ひるがえって今の日本の状況を考えるとき、そうした「一体感」
が急速に失われているような気がしてならない。
政治の世界をとっても、党利党略で国の将来など考えない政治家が
目立つ。有権者も目先の利益だけで投票しているように見える。国民
の意識がバラバラである。民主主義の国だから、いろんな思想や意見
があっていい。だが「心」の部分までがバラバラであっては国の行く
末は危うい。
その理由はさまざまに考えられるが、昭和の時代に比べ、国民の皇
室への思いが希薄になっていることもそのひとつだろう。>

「一億一心」のスローガンの下、天皇を中心に全国民が強烈な「一体感」
を持って(持たされて)いたのは、いうまでもなく戦前・戦中の大日本帝国
の時代です。産経紙の理想とするところはやはり「大日本帝国」のようで
すね。

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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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