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映画「母べえ」に見る日本の平和と反戦

映画「母べい」が最近テレビで放映されましたが、それを観た在日の
中国語紙の編集長がブログにその感想を、<日本社会では“平和と反
戦”が主流の位置を占めており、日本はこれによって戦後60年以上に
わたり平和発展の道を歩むことができた>と綴りました。

<在日中国人のブログ>映画「母べえ」に見る日本の平和と反戦
(レコードチャイナ、4日)

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日中歴史共同研究に関する各紙社説(続)

昨日に引続き、今日は毎日、西日本の2紙が社説で日中歴史共同研究
を採りあげています。昨日の沖縄タイムスと併せ、お読みください。

「日中歴史研究 まず一歩 さらに前へ」(毎日)
<  双方は新メンバーで第2期の共同研究を行うことにしている。戦
後史について中国側座長の歩平・社会科学院近代史研究所長は「第2
期の継続研究としたい」と述べている。歴史に関する共通理解を研究
者だけでなく国民レベルでも深めるために、次はぜひ公表してほしい。

http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100203k0000m070136000c.html

「日中歴史研究 溝埋める努力を続けよう」(西日本)
<  ただ、歴史問題をめぐるこれまでの摩擦を考えれば、両国の代表
的な学者が同じテーブルにつき、それぞれの見解を示し報告書公開に
こぎ着けただけでも一定の成果といえる。報告書には、一部ではある
が中国側の歴史解釈が柔軟になったと思える個所もある。今回の共同
研究は第1期との位置付けであり、これを出発点として2期以降の研
究につなげたい。>
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/150274

「[日中歴史研究]見えない『沖縄の視点』」(沖縄タイムス、2日)
< いずれも沖縄側からみて違和感を覚えるのは、日中双方とも「国
史」の中の位置づけに囚(とら)われ過ぎているように読めるからだ。
琉球・沖縄史の固有な歴史性が見過ごされてはいまいか。
  中国側は薩摩の支配下にあった歴史的事実を、日本側は琉球処分の
「武力統一」というひとつの側面を、いずれも意識的に軽視している
ようにみえる。>
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-02-02_2457

日中歴史共同研究に関する各紙社説・コラム

昨日の産経新聞に続き、今日は全国各紙が社説で日中歴史共同研究を
採りあげています。

「日中歴史研究―政治との距離感が大切だ」(朝日)
< とはいえ、曲折を経て1年以上遅れて公表された報告書に驚くよ
うな内容はない。南京大虐殺の犠牲者の数も中国側は最大で30万超
と主張するなど、評価の違いも当然のことながら目立つが、一方で総
じて抑制的な表現が多く、淡々と書かれている。双方の研究者とも、
日の丸と五星紅旗から距離を置こうとした跡がうかがわれる。>
http://www.asahi.com/paper/editorial20100202.html

「日中共同研究 歴史認識の違い浮き彫りに」(読売)
<  しかし、両国を代表する学者が重要な問題について議論し、報告
したこと自体に、一定の意義があったと言える。>
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20100201-OYT1T01381.htm

「日中歴史研究 違い見つめることから」(中日 / 東京)
<  日本と中国の歴史共同研究の報告書が公表された。日中の見方の
大きな違いが明らかになる一方、一部歩み寄りもみられた。隔たりを
嘆くより、それを見つめることから対話を一層、進めたい。>
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2010020202000041.html

「日中歴史共同研究 相互理解を進める礎に」(秋田魁新報)
<  国同士の歴史認識、特に戦争当事国のそれが一致するのは容易で
はない。ただ、相違点が明らかになった意義は大きい。違いを違いと
して認め合うことが相互理解の第一歩であり、何が違うかが分からな
ければ、埋めようもないからである。>
http://www.sakigake.jp/p/editorial/news.jsp?kc=20100202az

「日中歴史研究 継続で理解を深めたい」(信濃毎日)
<  歴史を見る目がそれぞれの当事国によって違うのはやむを得ない。
にもかかわらず、戦争についての大きな流れでは、共通の見方が深ま
りつつある印象を受ける。>
http://www.shinmai.co.jp/news/20100202/KT100201ETI090002000022.htm

「日中歴史研究/相互理解を深める糸口に」(神戸)
<  このため、報告書は両論併記だ。歴史認識の違いがむしろ鮮明に
なったともいえるが、その違いを認め合い、同時発表にこぎ着けただ
けでも意味がある。>
http://www.kobe-np.co.jp/shasetsu/0002683251.shtml

「日中歴史報告書 違い認め研究深めよう」 (中国)
< 「南京大虐殺」一つとっても犠牲者数が双方で大きく異なった。
しかし歴史認識の隔たりや両者の溝を、悲観的に受け止める必要はあ
るまい。
  むしろ日中戦争の全体像について日本側が「戦場となった中国に深
い傷跡を残した。その原因の大半は日本側がつくり出したと言わざる
を得ない」と責任を明記したのは重要で、日本国内での歴史論争にと
っても有益な視点だろう。中国側が盧溝橋事件を「偶発的に起きた可
能性がある」と認めたのも、共同研究の成果である。>
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh201002020133.html

「日中共同研究 継続し相互理解の深化を」(琉球新報)
<  数字の食い違いはあるが、「南京で大規模な虐殺があった」とい
う共通認識に至った意義は大きい。>
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-156743-storytopic-11.html

「春秋」(日経)
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20100201ASDK0100401022010.html

「産経抄」(産経)
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100202/acd1002020240000-n1.htm

日中歴史共同研究に関する論評

昨31日公表されました日中歴史研究の報告書について、今日の各紙の
うち産経新聞のみが社説 ( 主張 ) で採りあげています。

「【主張】日中歴史共同研究 『南京虐殺』一致は問題だ
< 「南京虐殺」で認識が一致したといっても、共同研究に参加した
学者間でのことだ。それがあたかも歴史の真実であるかのように、日
本の教科書などで独り歩きするようなことは避けたい。>

この報告書に対する中国・環球時報の反応です。

日本の謝罪が中国に届かない理由、『歴史の否定と靖国参拝』」
(サーチナ、1日)
< 今回の報告書に対し、中国史学会会長の張海鵬氏は「日本側の歴
史観には大きな進歩が見られ、右翼的観点が排除された」とし、日
本側の学者は南京大虐殺が事実であったことを認めたと報じた。>

下記の外務省の公式サイトで、報告書の全文が読めます。
日中歴史共同研究(概要)」

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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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