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NHK番組「暗い時代こそ笑いとばせ!」

NHK教育テレビで放送中のシリーズ「知る楽」、11月の火曜日「歴史は眠らない」のテーマは、「暗い時代こそ笑いとばせ!」です。

戦争中、直後の暗い時代にも、人々は笑いを求めました。それに応えて、暗い時代を明るくし、人々を感動させた偉大な芸人たちを4回にわたって、次のように紹介します。

NHK教育テレビ  毎週火曜日 22:25~22:50 

第1回 反骨・路上芸人の歌              11月3日
第2回 戦場をゆく漫才師 ~わらわし隊の記録~  11月10日
第3回 戦時下のエノケン・ロッパ           11月17日
第4回 命のお祝い!沖縄のチャップリン       11月24日

http://www.nhk.or.jp/shiruraku/tue/index.html

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東條英機宣誓供述書

JanJan の「今週の本棚」に、東条由布子編「大東亜戦争の真実 東
條英機宣誓供述書」(ワック、2005/08) の感想が掲載されています。

評者は<精一杯当時の状況を当事者として知りうる事を正直に語った
文章>で、<主に右翼的立場の歴史家が述べる歴史観とよく合致して
いる内容>と述べ、<当時の状況を考察する上での価値の高い史料で
あることは間違いないだろう。専門家だけには留まらず、日本の近現
代史に興味をもつ一般読者には必読の書であると思う>と評していま
す。

「『大東亜戦争の真実 東條英機宣誓供述書』の感想

東條英機宣誓供述書については、下記のサイトに転載されていますが、
残念ながら未完です。

東條英機宣誓供述書

シベリア抑留補償、法案を提出へ

かねて係争中のシベリア抑留の損害賠償を求めた訴訟で、京都地裁
は28日、原告側の請求を棄却する判決を言い渡しました。

判決ではいわゆる国の「棄兵棄民政策」はやはり認められませんでし
たが、裁判長は「その解決は政治的決断に待つべきもの」と述べまし
た。

シベリア抑留『棄兵政策』認めず 旧日本兵の請求棄却…京都地裁
(読売、29日)

この判決を受けてか、政府も最高1人150万円の特別給付金を支給す
る法案をできるだけ早期に国会に提出し、成立を図る方針を固めたと
のことです。

これは今まで戦後処理を「慰藉」の形で行ってきた自民党政権の原則
を転換し、現金支給により「補償」の性格をもたせたもので、韓国人
元BC級戦犯や元従軍慰安婦が求めている他の戦後補償問題にも影響
を与えることが予想されます。

シベリア抑留日本兵らに給付金 政府、最高150万」(共同、28日)

今、平和を語る:俳優・小沢昭一さん

毎日新聞大阪夕刊に毎月連載されています「今、平和を語る」、今月
は俳優・小沢昭一さんの登場です。

海軍兵学校に進んだ、筋金入り軍国少年だった小沢さんは、親しんだ
軍歌などを紹介しながら、国を挙げてマインドコントロール下にあっ
た時代を振り返り、「戦争だけは嫌ですね、懲りてます」と語ってい
ます。

私は彼の4歳年下ですが、次の言葉に共鳴しました。われわれ世代の
多くに共通する心情ではないでしょうか?

<小沢 戦前から戦後への変わり目は激動のチェンジ、それは大チェ
ンジでした。今の比ではなく、すべてがひっくり返った。僕は16歳
だったけど、いっぺんにしらけちゃった。元祖シラケ世代だね。これ
からは何ごとも冷静に見つめよう。眉(まゆ)に唾(つば)をつけて
世の中を見る人間に変えられました。以来、僕は思うんだ、皆で合唱
していることって、どうも怪しいのね>

今、平和を語る:俳優・小沢昭一さん

戦争体験の心理学

今日の毎日新聞の「記者の目」は、甲南大の人間科学研究所が戦争体
験を心理学の研究対象として進めつつある「戦争体験の心理学」を紹
介しています。

< 所長の森茂起さん(54)=臨床心理学、トラウマ学=は「戦争
体験を形づくっている要素を探って集め、理論的なモデルをつくる。
そしてさまざまな体験をあてはめ検証し、共通の理解を広げていく。
こうして学問的に検証と分析を繰り返していくことで、単に膨大な体
験談を積み重ねて残すだけにするのではなく、次世代に継承していく
ことができる」と言う。>

現在取り組んでいる具体事例は、戦時中の少年を対象にした「子ども
時代の戦争体験」だそうですが、戦時中の少年の一員としてこれは興
味のある研究です。

<森さんが特に重視するのが「子どもの戦争体験が家族のあり方でど
のように変わるか」だ。「親は子どもを守るために戦争の話をしなか
ったり、子どもはあえて親に戦争のことを聞かないことで親を守って
いたりする。子どもが戦争をどう認識していたかを知る上で、家族と
のかかわりはとても大切」と言う。「もっとドラマチックな話はない
のか」などと考えながら取材してきた私にとっては、抜け落ちていた
視点だった。>
記者の目:始まったばかりの『戦争体験の心理学』=松本泉

同研究所主催で、「子ども時代の戦争体験」をテーマとして先月行わ
れましたシンポジウムの模様を伝える新聞記事です。
戦争体験記録、継承を議論 甲南大でシンポ」(神戸、9月7日)

鳩山首相、オランダ首相に「村山談話を受け継ぐ」

鳩山首相は26日のオランダ・バルケネンデ首相との会談で、太平洋戦
争におけるオランダ人犠牲者に関して「『村山談話』をつくったとき
に政権にいた人間として、思いはしっかり受け継ぐ」と述べました。

席上バルケネンデ首相から、オランダ人従軍慰安婦らの問題について
「非常にデリケートな問題として両国関係に残っている」と指摘があ
ったとのことです。

鳩山首相『村山談話を受け継ぐ』 オランダ首相に改めて表明
(産経、26日)

「国家戦略局」あなたはどう感じる

鳩山政権が新しく設けた「国家戦略局」に批判が多いようです。とい
っても中身でなく、その名称にです。「国家」とか「戦略」というと、
戦時中の苦い経験を思い出すとの戦争経験世代からの声があるようで
す。野坂昭如氏も「心寒い名称の響き」と評しているとか。

先日もテレビで、ある民主党の幹部に後援会の人が「戦争でもおっぱ
じめるのかと思った」と皮肉っているのを見ました。

今日の asahi.com はそうした批判の声を紹介し、「あなたはどう感
じる」と問いかけています。

戦争っぽい?今風? 『国家戦略局』あなたはどう感じる

<元NHKディレクターの志村建世さん(76)も家族で話題となり、
ネット上のブログに「妻が空襲体験を思い出し、違和感があると話し
た」ことを書くと、賛成の書き込みが相次いだ。だが、「強い言葉を
使わないと戦えない時代で、私自身は理解できる。娘も今流行だと好
意的で、世代別でも受け取り方がだいぶ違うようだ」とも話す。>

志村さんと同じ歳の私も、戦争中を思い出して違和感を感じる一人で
す。「戦略」よりもむしろ「国家」という言葉にどうも違和感があり
ます。

鳩山首相の所信表明演説には「国民」という言葉は多用されていまし
たが、「国家」はほとんど出てきませんでした。「国家戦略局」とい
う名称は鳩山政権にはふさわしくないと思いますが、皆さんはどうお
感じになりますか?

井上靖の従軍日記を発見

日中戦争に従軍した作家・井上靖の従軍日記がこのほど発見されたと、
今日の毎日新聞が報じています。日記の全文は、11月7日発売の月刊
文芸誌「新潮」12月号に掲載されるとのことです。

井上靖:従軍日記見つかる 中国出征から送還までの半年

強制連行訴訟の和解をめぐって

戦時中に強制連行された中国人とその遺族に対し、西松建設が謝罪し、
救済のための基金を設立することで和解しましたが、今日の朝日新聞
と北海道新聞の社説は共にこれを評価し、さらに政府も戦後補償に前
向きに対応するべきと書いています。

中国人強制連行―政府も勇気ある行動を」(朝日)
< それにも増して動かねばならないのは政府である。中国人強制連
行についての国の関与は明白だ。国とともに訴えられた別の被告企業
は「政府が動かない以上、補償に応じられない」との姿勢を示してい
た。>

戦後補償和解 国も向き合う時がきた」(北海道)
< 東アジア共同体構想を掲げる鳩山由紀夫首相は、歴史を直視する
と言明している。立法措置や基金の創設などで、戦後補償の包括的な
解決に取り組む時期がきたととらえたい。>

一方産経新聞は、「一企業の思惑で国家間の取り決めをないがしろに
すべきでない」と批判する署名記事を掲載しています。

中国人強制労働訴訟和解 一企業の思惑で国家の取り決め超えるの
は…」

< 今回の和解を機に、同様の動きが活発化することも予想される。
確かに被害者への補償は重要かもしれない。その一方で、一企業、一
個人の思惑で、国家間の取り決めがないがしろにされる事態も避けな
ければならず、冷静な対応が求められる。>

爆笑問題+加藤陽子

NHK総合テレビで放映中のシリーズ「爆笑問題のニッポンの教養」、次回のゲストは加藤陽子・東大教授(日本近代史)です。

今ベストセラーになっている「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」の著者に、爆笑問題の二人が「戦争のつくりかた」をテーマにいかに切り込んでいくか。次のように放送されますので、ぜひご覧ください。

●爆笑問題のニッポンの教養「戦争のつくりかた~日本近現代史・加藤陽子」
●10月27日(火)23:00~23:30
●NHK総合
http://www.nhk.or.jp/bakumon/nexttime/

谷垣総裁の靖国参拝に対する中国側の反応

谷垣氏の靖国参拝は、野党の党首というのに中国側の反発は意外に強
く、外交部の報道局長が「問題の適切な処理を日本側に望む」と述べ
たほか、メディアも一斉に批判しています。

谷垣氏参拝の背景を論じた例をご紹介します。

自民党新総裁の『亡霊拝み』の背景」(人民網日本語版、21日)
< 自らの人気を高めるため、谷垣氏は小泉氏のように「亡霊」に頼
らざるを得なかったのだ>

自民党総裁が靖国参拝『馬脚を現わした』」(サーチナ、21日)
<自民党は社会からの重視と注目を集めるために靖国神社参拝を行う
必要があった。>
<自民党の歴代首相が靖国神社に参拝しなかったからといって、それ
は歴史認識が変わったことを意味するのではなく、国益のために参拝
を我慢しただけに過ぎない>

これらの分析にあるように、リベラル派といわれる谷垣総裁も、民主
党との対立軸を鮮明にするために、より保守色を強めざるを得ないの
でしょう。

早速ネトウヨたちからは「谷垣見直した」と声援を送られているよう
ですが、田母神元空爆長が選挙で応援演説をした中山成彬、西村真悟、
中川昭一などの諸氏が軒並み落選したのをどう分析しているのでしょ
うか。

沖縄の漁民を「人間魚雷」に

戦争末期、南太平洋パラオ諸島で、爆弾を持ち海底に潜って敵艦に近
づき爆破させる「人間魚雷」の特殊部隊に、沖縄の漁民が動員された
記録がこのほど見つかったと、今日の琉球新報が報じています。

沖縄の漁民“人間魚雷”に 1945年・パラオ 日本軍が動員

超党派国会議員54人、靖国神社を参拝

超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」は20日午前、
秋季例大祭に合わせて靖国神社を参拝しました。鳩山内閣の閣僚、副
大臣、政務官は参拝しなかったとのことなので、同会に参加している
原口総務相は今回は参拝しなかったようです。

超党派国会議員54人、靖国神社を参拝」(産経、20日)

なお幹事の尾辻秀久氏(自民党)は、無宗教の国立追悼施設について
「『靖国神社にまつる』というのは国と死んでいった人たちとの約束
なので、政府はその約束を守るべきだ」と反対する考えを示しました。

しかし国立追悼施設を建設したからといって、戦死者の霊を靖国神社
から移すのではないでしょう。また政府がそういうことをできるはずも
ありません。昨日の谷垣総裁といい、どうも靖国派のいうことは理解
に苦しむことが多いようです。

谷垣自民党総裁、靖国神社参拝

自民党の谷垣禎一総裁は19日、靖国神社を秋季例大祭に合わせて参拝
しました。参拝の理由については「この前の戦争に限らず、日本の近
代史の中で亡くなった方の霊を慰める気持ちだ」と述べました。また
新しい国立追悼施設の建設には反対の考えを示しました。

谷垣氏、秋季例大祭の靖国神社を参拝 自民総裁では3年2カ月ぶり」(産経、19日)

ご承知のように、靖国神社は天皇に殉じた軍人を祀る神社です。それ
以外の人の霊も併せて慰めるなら、新しい国立追悼施設こそふさわし
いのではないでしょうか?

これではやはり谷垣氏は参院選をにらみ、日本遺族会の票にお参りし
たといわれても仕方がないでしょう。

中国のネット・メディアも一斉にこれを報道しています。
日本自民党総裁谷垣禎一参拜靖国神社」(人民網、19日)

同じ日近くの千鳥ケ淵戦没者墓苑では「創建50周年記念秋季慰霊祭」
が営まれ、皇太子や首相代理も参列しました。

千鳥ケ淵で50周年の秋季慰霊祭 皇太子さまら参列」(共同、19日)

日章旗が縁で「昨日の敵は今日の友」

Kinoshita

先に「日章旗返還、日米双方の元兵士が面会へ」で、戦争末期フィリ
ピン・ミンダナオ島に日章旗を残した元日本兵の木下伊三男さん(87)
が、その旗を拾得して木下さんに返還した元米兵のケネス・バッキン
ガムさん(86)をアメリカ・ミシガン州モンロー市に訪ねる予定とお伝え
しました。

その訪問は去る9月2日に実現しましたが、それを報じる記事や写真が
米紙のサイトに載っていますのでご覧ください。

Flag's journey forges friendship for ex-WWII foes
( Chicago Tribune 、9月14日)
Ken Buckingham & Isao Kinoshita Meet 」( monroenews )

記事によれば、二人は会った瞬間がっちりと抱き合ったとのことです。
バッキンガムさんは、1945年ミンダナオで旗を見つけて以来ずっと捜
していた人を見て、興奮を隠し切れませんでした。

そして木下さんは、旗が発見されたことについて、「驚きと幸せだ」
と語りました。旗には53人の親戚や友人が署名しており、その内7名
が健在とのことです。

木下さんは御殿場市長の礼状を携えていきました。その結びには「こ
のご厚意によって、日米のフレンドシップがいっそう深まるよう期待
しています」と書かれていました。

写真に写っているお二人の笑顔を見て、ささやかながら日章旗返還の
お手伝いをさせていただいた一員として、わが事のように嬉しく思い
ました。

フィリピンからの二つの戦争遺留品

埼玉県庁の職員の方からメールをいただきました。フィリピンのセブ
島で見つかった旧日本兵士の従軍手帳を預かっており、ご遺族にお返
ししたいとのこと。

この従軍手帳の持ち主は「辻清」さんと推定され、ネットで「辻清 
セブ島」と検索をかけてみたところ、拙サイト「旧日本軍人の遺留品」
が見つかったのだそうです。

「旧日本軍人の遺留品」には、マニラの日本軍が敗退の直後、日本軍
の陣地で米海軍将校が発見した、「辻清」さんを発信人とする、未発
信のはがきと手紙が掲載されています。

これら二組の遺留品は発見場所が違いますが、前線のセブ島で書かれ
た手紙が日本内地へ送るべく、いったん後方のマニラへ送られたとす
ると、同一人物の遺留品とも考えられます。その他次の点でも、それ
が裏付けられると思います。

(1)素人目ながら、手帳と手紙の筆跡が似ている。
(2)手帳には家に残してきた貯金通帳と私物のことが繰り返し記さ
れているが、母宛のはがきにもそれらを「よろしく」と書かれている。
(3)辻さんは手紙の宛先から京都府舞鶴市の出身と思われる。一方
手帳には預金先として安田銀行と書かれているが、戦時中舞鶴には安
田銀行の支店があった。

しかし例えどちらも同一人物の遺留品だったとしても、肝心の辻清さ
んの身元が判明しなければ、お返しすることができません。

辻清さんについては、今まで手紙の宛先に照会状を送ったり、厚生労
働省や舞鶴市に照会したり、新聞に掲載してもらったりしましたが、
まったく情報がありません。

舞鶴市の場合は個人情報保護法の関係で調査を断られましたが、埼玉
県から依頼していただければ、あるいは調べてもらえるかも知れない
と、今のところそれが唯一の望みです。

この遺留品につきましては、「旧日本軍人の遺留品」の「手帳・日記
・手紙」にT009-2およびT009-3として掲載していますので、情報の
ご提供を再度お願いします。

T009-2


中国山西省の残留日本兵、奥村和一さん

今日の毎日新聞の「ひと」欄は、終戦後も中国山西省で国民党系の軍
閥に合流して戦った元日本兵の奥村和一さん(85)を紹介しています。

彼もまた戦後補償問題の犠牲者の一人です。

ひと:奥村和一さん 『山西省残留』の真相究明に生きる

米の青年がヒロシマを映像化

南カリフォルニア大で映像技術を学んだポール・シェパードさん(28)
がヒロシマをテーマに製作した短編映画の上映が、米国各地で広がろ
うとしています。映画製作の発端は、広島の被爆者で、約10年前から
爆心地の街並みをCGで再現している映像作家の田辺雅章さん(71)
の作品でした。関係者たちは「オバマ大統領にも家族で見てほしい」
と話しているとのことです。

オバマ大統領も見て…米の青年がヒロシマを映像化」(毎日、16日)

シベリア抑留者補償、進展へ

「シベリア抑留 ―未完の悲劇」の著者、栗原俊雄記者が、今日の毎
日新聞の「記者の目」に書いて、シベリア抑留者補償問題が今回の鳩
山政権の誕生によって大きく進展するのではないかと期待感をにじま
せています。

< 全国抑留者補償協議会(全抑協)の会長を務めていた寺内良雄さ
ん(昨年10月死去)らをしのぶ会が、昨年11月に東京都内で開か
れた。その際、鳩山氏が行ったスピーチが印象に残っている。「祖父
一郎が抑留された方々を戻すことは手伝ったが、その尊厳を取り戻す
までには至らなかった。労働の対価は(現状では)日本が負うことは
当然だが、政府は慰謝で済ませようとしてきた。それでは尊厳は回復
されない」。言葉は熱を帯び、力がこもっていた。>

記者の目:シベリア抑留者補償=栗原俊雄(東京学芸部)」

平岡久の「あの戦争 あの軍隊」

旧満州、フィリピンに従軍されました平岡久さん(90)の自費出版本
「あの戦争あの軍隊」を、このほど志村建世さんがご自身のブログに
転載されました。

志村さんからお知らせいただきましたので、「戦争を語り継ごう -
リンク集-」に追加させていただきました。軍隊生活の内情を知る上
での貴重な資料と思いますので、ご一読をお奨めします。

平岡久の『あの戦争あの軍隊』」
1940年旧満州で現地入隊した現役兵時代の体験から、軍隊生活の内情
を生々しく描いている。2度目の召集以降の体験については、「飢餓
の比島 ミンダナオ戦記
」を参照

沢田昭二氏の被爆体験

今朝の朝日新聞大阪本社版の「被爆国からのメッセージ2」欄で、名
古屋大学名誉教授の沢田昭二氏(77)が、母を見殺しにしたという自
らの被爆体験を語っています。

沢田氏の専門は素粒子の理論的研究で、原爆の残留放射線による健康
被害の研究もされてきましたが、原水爆禁止日本協議会代表理事とし
て核廃絶の運動にも長年尽力されています。

次のサイトに沢田氏の被爆体験が紹介されていますので、お読みださ
い。
沢田先生の被爆体験

ローマで被爆者講演会

NGO「ピースボート」主催の原爆被爆者の講演会が10日、イタリア
・ローマ市で開かれ、広島と長崎の被爆者10人の生々しい証言に市民
は目を真っ赤にして聴き入ったとのことです。

被爆者講演会:イタリア市民聴き入る ピースボートが主催」(毎日、11日)

歴史認識に関わる日韓二紙の社説

鳩山首相は昨日の李明博韓国大統領との会談で、「新政権はまっすぐ
歴史というものを正しく見つめる勇気を持っている」と表明しました
が、今日の朝日新聞の社説はその姿勢を評価しています。

日本と韓国―歴史を直視して、前へ
< 「靖国に参拝しない」と言うだけでは足りない。この地域の近現
代の歴史をどう見るのか、戦後の日本は何を反省し、教訓としている
のか。鳩山首相には常にそこを意識し、一貫した発信に心がけてもら
いたい。

国家の指導者として歴史をかえりみることは、過去にとらわれた行
動ではない。歴史を直視し、それを踏まえて節度と良識ある態度で臨
む。それでこそ、隣国とのわだかまりを解き、互いに信頼を深めてい
くことができる。>

また昨日の韓国・中央日報の社説は、日中韓共通の歴史教科書につい
ての岡田外相の発言を歓迎しています。

韓日中共通歴史教科書の提案を歓迎する
< 韓日中の共通歴史教科書は急いだからといって結果が出るもので
はない。 長期的な観点で慎重な接近が必要だ。 ドイツ・フランス共
通歴史教科書も10年を超える議論の産物だ。 日本国内の保守勢力
を刺激して歴史歪曲妄言や教科書波紋が広がる場合、議論は原点の周
りをぐるぐる回る公算が大きいということも念頭に置かなければなら
ない。 歴史認識問題が韓日中関係の足かせになることが繰り返され
てはならない。 共通歴史教科書がその解決法として具体化されるこ
とを期待する。>

岡田発言に対する批判(産経社説)

一昨日の日本外国特派員協会における岡田克也外相の講演に対し、今
日の産経新聞はそれを批判する主張(社説)を掲載しています。

岡田外相 心配な村山談話の絶対視
< 岡田克也外相が日本外国特派員協会で、村山談話について「言葉
より行動だ」と、より踏み込んでいく考えを示した。外相は行動の中
身を明らかにしていないが、極めて危うい考え方である。>

< 岡田外相は日中韓の歴史教科書問題で、「将来の理想は共通の教
科書を作ることだ」とも述べた。この発言も疑問である。>

< 鳩山由紀夫首相が提唱する東アジア共同体構想をめぐり、「米国
を加えない」とする岡田外相の発言も問題だ。首相の見解とも食い違
っている。>

この中で、村山談話について<そこで閣議決定されたとはいえ、当時
の村山内閣の姿勢を表明した談話にすぎない。>と書かれていますが、
村山談話はその後の歴代の自民党内閣も踏襲(ないしフシュウ)して
おり、単に一内閣だけの見解とはいえません。

岡田外相 村山談話「言葉より行動」

岡田克也外相は7日、日本外国特派員協会で講演しましたが、その中
の村山談話および歴史教科諸問題についての発言をご紹介します。

< 歴史認識については「過去に行った戦争で被害を受けた人たちの
気持ちは簡単に解決できるものではない」と述べ、村山談話の踏襲だ
けでは不十分だとの認識を表明。「過去の政権では村山談話があるに
もかかわらず、これに反する閣僚などの発言があり、『悪かったと思
っているのか』と疑問を抱かせた。そういうことがないようにしてい
きたい」と述べた。

教科書検定については「日本の教科書は基本的に制作者が自由に作
ることができる。どこまで国が関与できるかという問題がある」と検
定制度への国の介入に疑問を投げかけ、「将来的には理想的な形とし
ては(日中韓の)共通教科書を作ることだが、そこにいくのはだいぶ
ん先だ。その第一歩として歴史の共同研究を行っているのは重要なこ
とだ」と述べた。>

「『東アジア共同体』構想に米を加えず 岡田外相」(産経、7日)

この発言について、今日の韓国の中央日報は「アジア重視外交の始動」
と好意的に報じています。

鳩山政権、『アジア重視外交』を始動

長島防衛政務官の歴史認識

長島昭久防衛政務官は5日、条件付きながら海上自衛隊によるインド
洋での給油活動の延長を容認すべきだと発言しましたが、これに対し北
沢防衛相始め閣内からは批判が続出し、波紋を呼んでいます。今日の
産経新聞の主張(社説)のようにこの発言を“歓迎”する向きもあります。

長島氏は「日本会議国会議員懇談会」「南京事件の真実を検証する会」
や民主党の有志議員による「慰安婦問題と南京事件の真実を検証する
会」に参加しており、民主党の右派として知られています。

彼のブログ「翔ぶが如く」から、従軍慰安婦、南京事件、靖国問題に
関する意見をみてみましょう。

米下院慰安婦決議ひとまず終息」(07年05月24日)
ここでは米下院における従軍慰安婦決議がひとまず先送りされたと安
堵感を示していますが、その後7月30日に決議は採択されました。そ
れについての感想は書き込まれていません。

南京事件を検証する会」(07年02月26日)
<超党派の国会議員で「南京事件を検証する会」を立ち上げた。
これは、本当に重要なプロジェクトだ。
生半可な覚悟ではできない。
何しろ、戦後、世界的なスケールで構築された「野蛮な日本人」イ
メージを70年ぶりに払拭しようというのだから。>

64年目の終戦の日―靖国再考」(09年08月15日)
<私は、現状の靖国神社のあり方にも、無宗教の代替施設建立にも、
抜き難い違和感を覚える立場であるから…>

<すなわち、靖国神社が「戦没者を慰霊、顕彰する施設」という本来
のあり方を取り戻すためには、極東軍事裁判からは断じて切り離す必
要があると考えます。>

元シベリア抑留者、国家補償を求めて総務相に申し入れ

元シベリア抑留者で組織する「棄兵棄民政策による国家補償を勝ち取
る会」は6日、国家補償を求めて、原口総務相に申し入れをしました。

総務相は自身の後援会長もシベリア抑留体験があることに触れ、補償
や当時の情報開示に対し前向きな姿勢を示したとのことです。

棄兵棄民 国家補償を 総務相に元シベリア抑留者」(新聞あかはた、7日)

学童疎開の苦悩を詠んだ100首

太平洋戦争末期、福島県白河市に学童疎開した児童の生活に焦点を当
てた「白河『平和を願う戦争展』」が目下同市で開かれていますが、
当時の疎開児童が詠んだ歌約100首も展示されています。

新聞の記事から、その100首の一部を転載します。

「炊事場のタワシに付きし飯粒をほじり食いいる3年生かな」
「シラミだと物知り顔に言う子あり小さき足してうごめきいる虫」
「弁当を食われし生徒にわがものを与えて『騒ぐな』と土地の先生」
「すすり泣く声は3人また2人われも寝付けず家族を想う」
「母恋し尾久恋しやと言い合いてこころ決せり白河脱出」
「日本は必ず勝つと児らに言う少将なれば嘘は言うまじ」

平和を願う戦争展:学童疎開の日々 苦悩詠んだ100首を展示 
/福島
」(毎日福島版、4日)

国立追悼施設建設への危機感(大原康男)

民主党政権になって、かねて懸案の新しい国立追悼施設の建設がいよ
いよ現実味を帯びてきたのに対し、かねてから反対を唱えている大原
康男・国学院大学教授は、今日の産経新聞の「正論」欄で、

< 以上、あらためて国立戦没者追悼施設の建設に反対する理由の数
々を書き連ねてきたが、この愚かしい計画がいよいよ現実味を帯びて
きた今日、これまで何度かこの種の画策を阻止してきた保守派陣営に
とって最大の難戦が眼前のものとなりつつある。>

と強い危機感を表明しています。

「【正論】国学院大学教授・大原康男 『わだかまり』強める代替施


大原氏は「靖国神社に代替しうる施設などありえない」と力説してい
ますが、新しい追悼施設は単なる代替施設などではありません。それ
はごく一部の靖国派を除く全国民が、天皇も首相も、外国の元首も訪
れ、そして軍人・民間人、敵味方を問わずすべての戦没者を追悼でき
る無宗教の施設です。

靖国神社は、天皇のために命を捧げたとされる軍人、軍属のみを慰霊
する施設であるのに対し、新しい追悼施設はまったく違ったコンセプトで
創設されるものです。

新しい追悼施設ができたからといって、靖国神社がなくなるというも
のではないでしょう。親兄弟や戦友がそこに眠っていると信じている
人たちや大原氏など一部の靖国教の信者がお参りする“一宗教法人”
として存続すればいいのです。

「シベリア抑留 ―未完の悲劇」を読んで

栗原俊雄著「シベリア抑留 ―未完の悲劇」(岩波新書、09年9月)を読み
ました。昨年毎日新聞大阪本社版に連載された記事をベースに、新しい
構成で書き下ろしたもので、たいへん読みやすく一気に読むことができまし
た。

内容も、そもそもの発端から、極寒、飢え、重労働の収容所生活、そ
して戦後補償や遺骨収集など未だに残る問題まで、「シベリア抑留」
の全貌がわかるものとなっています。中でも戦後の諸問題に関する記
述に全体の紙幅の約半分を割いているのが特長です。

「戦争を語り継ごうML」のメンバーである池田幸一さんも元抑留者で、
戦後補償を求めての長年活動を続けておられますが、その活動も本書
で紹介されています。その池田さんが著者に宛てた感想を、ご自分の
ブログで公開されていますので、お読みください。

「『シベリア抑留』贈呈著書のお礼

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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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