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「証言記録 兵士たちの戦争」の集中再放送

NHK・BSハイビジョンで毎月放送中のシリーズ「証言記録 兵士たちの戦争」は戦争を語り継ぐ非常に貴重な番組ですが、8月4日(火)~9日(日)の深夜、総合テレビ集中再放送されます。下記サイトに詳しいスケジュールが掲載されていますので、BSでご覧になれなかった方は、録画などしてぜひご覧ください。

http://www.nhk.or.jp/shogen/schedule/index.html

また同じくBSハイビジョンで放送されました「私の戦争体験」も併せて再放送されます。

http://www.nhk.or.jp/shogen/taikenhousou/index.html


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欧・米・豪の元捕虜が望むもの

今朝の毎日新聞の「記者の目」には、約5年間欧・米・豪の元捕虜た
ちを取材してきたという記者が次のように書いています。

<彼らは人生の締めくくりに日本人と和解し、心の平穏と尊厳を取り
戻そうとしている。それは市民同士の交流で少しは実現できている。
彼らが最後に望むのは、歴史認識を踏まえた国や政府との対話だ。>
記者の目:欧・米・豪の元捕虜に『敬意』を=花岡洋二

われわれのMLには、これら元捕虜との交流に尽力されている方も何
人かおられますが、同じように感じておられるのではないでしょうか ?

「今、平和を語る」早坂暁氏

毎日新聞に毎月連載中の「今、平和を語る」、今月は作家・脚本家の
早坂暁氏が登場しています。

早坂氏は、海軍兵学校の生徒として終戦を迎え、そして郷里へ帰る途
中、広島駅で一泊し、原爆投下後の惨状を見ました。そういう体験か
ら次のように語っています。

< 物書きになってまず考えたのは、あの原爆のむごたらしさと戦争
をしてはいけない爆弾ができてしまったことを、どうやって伝えるか
でした。核兵器を使う戦争は絶滅戦争になるのだから、造ったけれど
使ってはならない--このことは原爆の惨事を見た人間が伝えなけれ
ばならない、そういう使命をもらったのだと言い聞かせてやってきま
した。1000本くらいドラマやドキュメンタリーをつくっています
が、大半は戦争ないし戦争の傷跡を描いてきました。>
今、平和を語る:作家・脚本家、早坂暁さん

セキネ・ズサク氏の身元判明

以前「アッツ島玉砕の生存者を捜しています」で情報をお願いしてい
ました、アッツ島での元捕虜、セキネ・ズサク氏の身元が、このほど
厚生労働省の調査により判明しました。

厚労省の資料によりますと、「セキネ・ズサク」とは偽名で、本名は
「佐藤国夫」、第六要塞山砲隊の陸軍伍長とのことです。捕虜時代身
元を隠すため偽名を使っていたものと思われます。

早速厚労省から教えられた奥様の電話番号にかけてみたところ、佐藤
国夫氏は1987年にすでに亡くなっており、奥様も戦争中のことはよく
分からないということでした。

そこでネットで「佐藤国夫」を検索してみますと、次の2冊の本が見
つかりましたので、早速取り寄せ、拾い読みしました。
(1)「証言私の昭和史4」(テレビ東京編、1984)
(2)「アッツ虜囚記」(佐賀廉太郎著、1978)

この本と奥様の話から、佐藤氏についてわかったことは次のとおりで
す。

<明治42年(1909)、福島県生まれ(存命ならばちょうど100歳)。
大倉高商卒。応召時は東京で工場を経営、すでに3人の子がいた。

第六要塞山砲隊の上等兵として、アッツ島の戦争に従軍。捕虜になっ
て、その後米本土のマッコイ収容所に送られる。英語が少しできたの
で、米軍側との交渉に当たる。捕虜第一号の酒巻元海軍少尉からも感
化を受ける。

1947年“生きた英霊”として帰国。その後はヤマス鋼業という会社の
経営に当たりながら、アッツ島の戦没者の慰霊に尽力、札幌市内に慰
霊碑を建立。1987年死去。>

問題の偽名については(2)に記述があるのですが、「関口治助」と
なっています。またセキネ氏との再会を望んでいる、元米海軍のラデ
ロー氏とのエピソードには触れられていませんし、同氏の話ともやや
矛盾する点もあります。

しかしアリューシャンで撃沈された潜水艦の元乗組員でやはり捕虜に
なった内門義雄元三等兵曹の証言とも、符合する点が多々あります。
われわれとしてはこれ以上調査のしようはないし、厚労省の正式回答
でもそうなっていますので、セキネ・ズサク=佐藤国夫と結論付ける
に至りました。

この件について情報をお寄せいただきました皆さんに、お礼申し上げ
ます。

「語らずに死ねるか!」は貴重な証言集(読売)

このブログで再三ご紹介していますドキュメンタリー映画「語らずに死ねるか ―無名の元兵士達の声」について、今朝の読売新聞のコラム「編集手帳」が<地味だが貴重な証言集だ。>と書いています。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20090726-OYT1T00909.htm

記事には<証言からは、戦争賛美か反戦かでは割り切れない複雑な心境がうかがえる。>とありますが、今でも戦争を「賛美」しているような証言は聞かれなかったと思いますが…。

映画「語らずに死ねるか」上映会のお知らせ

映画「語らずに死ねるか -無名の元兵士たちの声」の上映会が次のように開催されます。

□■ 戦場体験を記録する「孫」の上映会 & 戦場体験を語り継ぐ元兵士の証言■□
 
■第1段 埼玉■
【日時】 8月1日(土)
【場所】 さいたま市民会館うらわ7F  JR浦和駅西口下車 徒歩8分
【プログラム】
 10:00 ご挨拶、映画上映 「語らずに死ねるか!」
 11:00 証言 黒田千代吉さん
     ~昼休憩~
 12:40 証言 坂本初枝さん
 13:30 映画上映 「語らずに死ねるか!」
 14:40 証言 関利雄さん
 15:30 映画上映 「語らずに死ねるか!」
【入場料】 500円(入退場自由)
【証言】
●黒田千代吉さん (84歳)
  陸軍、27師団支那駐屯歩兵第2連隊、131師団独立歩兵第591大隊。  中国大陸を初年兵ばかりの行軍、3千キロ、3分の2が死んだ。
●坂本初枝さん (80歳)
  満州で看護婦。中国人民解放軍に強制され、軍の野戦病院に従事した12年間。
●関利雄さん (85歳)
  陸軍、少年飛行兵に志願(11期生)。  飛行第77戦隊、第17錬成飛行隊で隼(はやぶさ)の操縦。南方各地を転戦。

■第2段 中野(東京)■
【日時】8月10日(月)~13日(木)
【場所】中野ZERO本館地下1階(中野駅南口下車5分沿線沿いを左へ)視聴覚ホール・展示室
【入場料】 500円 (1日間入退場自由)
【上映会】
  ○「語らずに死ねるか!」長尾英治監督・企画製作:(株)ユニモト
   命ある限り伝えたい。戦争の真実を、そして戦場に散った友のことを,文化庁支援
  ○映像「戦争の中のこどもたち」昭和19年中野区野方国民学校の児童の疎開映像
  ○映画「ラーゲリから帰ったオールドボーイたち」いしびとたま監督シベリア抑者
  ○映画「冬の兵士~フアールージャ特別編」田保寿一監督イラク戦争帰還米兵の証言
【証言】
猪熊得郎さん(80才)兄と二人の少年兵 兄は回天搭乗員に、弟はシベリアへ
中島 裕さん(83才)シベリア抑留 固く掘れない凍土に仲間を葬る、明日は我が身 
藤原重人さん(84才)中国 食料の徴発、てん足老婆の命乞いを忘れぬ
阿部英夫さん(92才)2.26制圧、徐州作戦、ノモンハン、ボルネオ、21年ゲリラ戦終了
谷口末広さん(88才)ミンダナオ島ジャングルを彷徨日本兵の遺体に会うとホッとした
安田 誠さん(86才)ルソン島富永司令官以下が台湾に逃亡捨てられた兵隊となる
【プログラム】 8月10日(月) 8月11日(火) 8月12日(水) 8月13日(木)
10:00~ 映画「語らずに死ねるか」
11:00~ 長尾英治監督   証言中島裕さん 「土と兵隊」 「冬の兵士」特別編
11:55~ 記録映像「戦争の中の子どもたち」
12:40~ 映画「語らずに死ねるか」
13:45~  証言猪熊得郎さん  証言谷口末広さん 証言藤原重人さん 証言安田誠さん
14:40~ 「ラーゲリから帰った」 「冬の兵士」 証言阿部英夫さん 戦争の中の子どもたち」
15:35~ 映画「語らずに死ねるか」(16:30終了)

■第3段 横浜■
【日時】 8月15日(土)
【場所】 横浜市開港記念会館 2F  みなとみらい線 日本大通り駅 出口1から徒歩1分
  JR関内駅南口下車 徒歩10分
【プログラム】
 10:00 ご挨拶、映画「語らずに死ねるか!」
 11:00 証言 猪熊得郎さん
 11:45 (~昼休憩~)
 12:40 映画「語らずに死ねるか!」
 13:45 証言 熊井敏美さん
 14:45 映画「冬の兵士 ファルージャ特別編」(イラク戦争帰還米兵の証言)
 15:30 映画「語らずに死ねるか!」(16:25終了)
【入場料】 500円(1日間・入退場自由)
●猪熊得郎さん (80歳)
  兄と二人の少年兵 兄は回天搭乗員に、弟はシベリアへ
  遺族として、体験者として、そして語り継ぐ活動、多角的にお話し頂きます
●熊井敏美さん (92歳)
  フィリピン・バナイ島守備隊 住民も巻き込んだ激烈なゲリラとの戦闘
  BC級戦犯に、昭和29年巣鴨拘置所出所

「インパール作戦 補給なき戦いに散った若者たち」を観て

NHK・BSハイビジョンで毎月1回放送されるシリーズ「証言記録
 兵士たちの戦争」。今朝放送された「インパール作戦 補給なき戦
いに散った若者たち ~京都 陸軍第15師団~」を観ました。

冒頭ある元小隊長が言った次の言葉が、このインパール作戦をよく表
しています。

「素人が考えても、勝てる戦じゃないですよ。(兵力の差が)1対2と
か1対5とかいうのではないですよ。1対20とか30ですからね。軍の上
層部がばくち打ったんですよ」

3000メートル級の山脈を越えてやっと相対した敵は、「戦車がずらり
と並んでいた」「あきれるほど多くのタマを打ってきた」と兵士たち
には想像を絶する戦力でした。一時占拠した敵の陣地には、肉の缶詰
など山ほどの食糧がありました。

対して補給をまったく無視したわが方は、「打つタマがなくなって、
石を投げた」「食糧がなくなって“ジャングル野菜”(野生の草)を
食べた」。まるで石器時代です。

そして師団長から一兵卒に至るまで、軍司令部を批判するようになり、
やがてそれは上官への不満となって、統率が取れなくなり、ばらばら
と敗退の道を辿ります。

しかし重傷や飢えのため動けなくなった戦友は置き去りにせざるを得
ず、自決を勧めたり、手助けをせざるを得なくなります。「自分が殺
したようなもんです」。

元兵士たちは皆一様に、60数年たった今もなおそれら戦友のことを忘
れられないと、悔悟の念を語っていました。

インパール作戦のことは、いくつかの本を読んで、その悲惨な戦況を
知っていましたが、実際に体験した方々の口からお聞きするといっそ
う真に迫るものがありました。


なお前月放送分の再放送が次のようにあります。

●証言記録 兵士たちの戦争
「戦場を駆けた少年兵たち ~沖縄県・鉄血勤皇隊~」

7月31日(金) 午後4時00分~4時43分 BShi

民主党マニフェストと戦後諸課題

どうやら民主党が政権を奪取する雲行きになって来ましたが、同党は
23日マニフェストの基になる「09年政策集」を発表しました。まだ
詳細は定かでありませんが、取りあえず各紙の報道の中から、過去の
戦争に関連する項目を拾ってみました。

●第一ページに「戦後諸課題への取り組み」を記載。先の大戦で「内
外に多くの犠牲が存在したことを忘れてはならない」と総括
●国立国会図書館に恒久平和調査局を設置
●慰安婦問題への取り組み
●A級戦犯が合祀されていることから首相や閣僚の公式参拝には問題
がある
●特定の宗教性を持たない新国立追悼施設を設置

過去われわれのMLでもその実現を要望する意見が出た項目ばかりです。はたして本当に実現するのでしょうか?

模擬原爆

広島・長崎への原爆投下の前後に、その予行演習として「模擬原爆(パンプキン爆弾)」が全国30都市にも投下されました。詳しくはWikipediaをご覧ください。

最近この模擬原爆に関する記事が各地の新聞に相次いで掲載されていますので、ご紹介します。

湖国の空襲実態 本に 長浜北星高教諭 調査まとめ出版 」(京都、19日)

模擬原爆の悲劇知って 福島 市民ミュージカル上演」(河北新報、22日)

模擬原爆:ヒロシマ・ナガサキの予行演習 毎日新聞大阪本社資料から被災写真発見」(毎日大阪版、23日夕刊)

記事によりますと、模擬原爆による空襲は終戦直前まで続き、1945年7月20日~8月14日の間に全国で49発投下、約400人が犠牲になったとのことです。

シベリア抑留70万人分の新資料発見

旧ソ連で抑留された日本軍兵士らに関する約70万人分の新資料が、ロ
シア国立軍事公文書館で見つかったことが23日分かりました。これは
厚生労働省の調査による約56万人を上回る人数です。これによりシベ
リア抑留者や死亡者の全容解明につながる可能性があります。

旧ソ連抑留者70万人の新資料 ロシア国立軍事公文書館」(朝日、24日)

NHKテレビ「証言記録 兵士たちの戦争」のお知らせ

毎月NHK・BSハイビジョンで放送されています「証言記録 兵士たちの戦争」、今月は次のように放送されます。

7月25日(土) 午前8時00分~8時43分 BShi

「インパール作戦 補給なき戦いに散った若者たち ~京都 陸軍第15師団~」

インド・ビルマ間のイギリス軍拠点を攻略し、連合軍の中国支援ルートを遮断することを目的に計画された「インパール作戦」。この作戦に参加した主要部隊の一つに、京都府出身者を中心に編成された陸軍第15師団、通称「祭」兵団がある。緒戦、師団は連合軍陣地を次々に攻略し、インパールに向け進撃を続けた。しかしその後、本格的な戦闘が始まると、豊富な補給に支えられ装備に勝る連合軍に苦戦をしいられる。激戦は続き、補給は途絶。さらに同様の苦闘を続けていた近隣部隊が独断で撤退を始めたために、15師団は後方からの攻撃にも晒されることになった。兵員は半数近くに激減し、やむなく退却する部隊を苦しめる雨季の豪雨、マラリア。総勢2万人の将兵を擁した15師団からは1万5千人の命が失われていった。当初1ヶ月と計画された作戦は、4ヶ月たってようやく中止が決定された。生存者の証言を通してインパール作戦の実態を描く

http://www.nhk.or.jp/shogen/schedule/index.html

わだつみ会 8・15集会

わだつみ会(日本戦没学生記念会)では、今年も下記のように「8・15集会」を開きます。

わだつみ会 8・15集会/2009年
テーマ「今もつづく戦争」
講演と映像ドキュメント・戦没学生遺稿展

8月13日(木)(わだつみ祈念館所蔵映像資料の上映)○資料代300円

10:30~10:40オープニングメッセージ(きけわだつみのこえ)
10:40~11:00『学徒出陣』1943年 文部省制作
11:00~12:50旧作『きけ、わだつみの声』(監督:関川英郎)1950東映
13:00~14:00『北部ビルマ 密林に倒れた部隊』2008NHK
14:00~14:50『蛍の木』(ニューギニア戦線)1997テレビ西日本
15:00~16:00『戦艦武蔵の最後』2009NHK
16:00~16:45『語らずに死ねるかー無名の元兵士たちの声』2009ユニモト
16:50~17:10報道ニュース『わだつみのこえ祈念館開館』NHK061129

14日(金)(わだつみ祈念館所蔵映像資料の上映)○資料代300円

10:30~10:50『学徒出陣』1943年 文部省制作
10:50~13:00旧作『きけ、わだつみの声』(監督:関川英郎)1950東映
13:00~14:00『学徒兵 許されざる帰還ー陸軍特攻隊の悲劇』200
7NHK14:00~15:00『チョウ・ムンサンの遺書ーシンガポールBC級戦犯の遺書』
15:00~16:50『壁あつき部屋』(監督:小林正樹)1956 新鋭プロ
16:00~17:10 報道ニュース『わだつみのこえ祈念館開館』NHK

15日(土)参加費一般1000円/70才以上800円/学生700円

○13:30~14:50 講演 石島 紀之
    『空襲の二都物語ー重慶と東京』
講師紹介 1941年生まれ 中国近現代史研究者 フエリス女学院大学名誉教授
 著書に「中国抗日戦争史」「雲南と近代中国」(以上青木書店) 「重慶国民政府史の研究」(共編著、東京大学出版会)近著に「重慶爆撃とは何だったのか-もう一つの日中戦争」(共著、高文研)

○15:00~16:20 講演 半田 滋
    『変わる自衛隊ーとめどない日米一体化』
 講師紹介 1955年生まれ 東京新聞編集委員。1991年、中日新聞社に入社し、東京新 聞社会部勤務。92年より防衛庁(現防衛省)取材を担当。著書「自衛隊VS北朝鮮」(新潮新書)「闘えない軍隊 肥大化する自衛隊の苦悩」(講談社+α新書)。近著『「戦地派遣」変わる自衛隊』(岩波新書)

ホールロビーの催し
展示
    戦没学生遺稿・遺品(わだつにのこえ祈念館)
    戦没学生遺作品(無言館) 

ところ 江戸東京博物館ホール(1階)
JR総武線両国駅西口下車徒歩3分都営地下鉄大江戸線両国駅A4出口徒歩1分

主催 日本戦没学生記念会(わだつみ会)
共催 わだつみのこえ記念館 
協力 無言館

新規リンクのお知らせ

「戦争を語り継ごう -リンク集-」に新しく次の2サイトを追加し
ましたので、ご覧ください。

「教育と戦争 ─我が青春に悔いあり─」
1941年国民学校の教師になった女性が、戦前・戦中・敗戦直後の教育
を振り返る

一般戦災ホームページ
全国各地の空襲に関する資料や情報。総務省が開設したホームページ

DVD「語らずに死ねるか」を観て

先にご紹介しましたドキュメンタリー映画「語らずに死ねるか ―無名
の元兵士達の声」 DVD 版を見ました。

戦場体験を今のうちに何とか語り継いでおきたいという多くの元兵士
の熱い想いと、それを何とか受け継いでいきたいという制作者側の熱
意が画面から伝わってきました。

また「きけ わだつみのこえ」でも有名な特攻隊員・上原良司の記念
碑と妹さんのインタビューが、初めて見聞しただけに、たいへん印象
的でした。信州・安曇野の地に、美しい穂高連峰を背に立つ記念碑は
ぜひ訪れてみたいものです。

この映画には、「戦争を語り継ごうML」のメンバーである猪熊得郎さん、
関利雄さんも出演されています。ぜひご覧になってください。

●上映会
日時:8月10~13日 
時間:10時、12時40分、15時35分
場所:なかのゼロ 視聴覚ホール( JR 中野駅徒歩5分)
http://katarazuni.blog20.fc2.com/blog-entry-164.html

●DVD版
上映会に行かれない方は、下記サイトからお求めになれます。
http://katarazuni.blog20.fc2.com/blog-entry-157.html

伝書鳩が主人公の紙芝居

先日「国策紙芝居」のことをご紹介しましたら、「伝書鳩少年団」という紙芝居のせりふを録音したレコードからダビングした音声ファイルを送っていただきました。サイトにアップしましたので、お聞きください。
http://www.rose.sannet.ne.jp/nishiha/kamishibai.htm

ネットで検索しても、この「伝書鳩少年団」の情報は出てきませんが、やはり伝書鳩を主人公にした「小さな傳(伝)令使」という国策紙芝居が見つかりました。次のサイトの「児童用教育紙芝居」の項をご覧ください。
大政翼賛の道具たち

この物語の原作は、何と私も習ったはずの国民学校国語教科書「初等科國語四」に掲載されています。記憶力の悪い私はすっかり忘れていましたが、どなたか記憶力のいい方にフォローいただければ幸いです。それ以前の小学国語読本にも載っているそうです。

以下その全文を転載します。

全文を表示 »

三宅一生氏の被爆体験(続)

核廃絶を訴えた三宅一生氏のNYタイムズへの寄稿は、英仏でも話題
になったそうですが、今日の各紙はコラムで採りあげています。

「天声人語」(朝日)
http://www.asahi.com/paper/column.html

「余録」(毎日)
http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20090717k0000m070130000c.html

「天風録」(中国)
http://www.chugoku-np.co.jp/Tenpu/Te200907170124.html

「編集手帳」(読売、16日)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20090716-OYT1T00007.htm?from=navlc

 

NHK番組「偏向」の提訴について

戦前の日本による台湾統治を取り上げたNHKスペシャル「シリーズ
・JAPANデビュー 第1回アジアの“一等国”」は事実を捏造し、
偏向した放送法違反の内容だとして、小田村四郎・元拓殖大総長ら
8389人が先月25日、NHKを相手に損害賠償を求めて東京地裁に提訴
しました。

これについて今日の西日本新聞の「デスク日記」は、この記事を紙面
で目立つ扱いをしたのは、違和感を伝えたかったからだと書いていま
す。

「『NHKの番組が偏向している』として8000人が提訴した
< 番組内容は「台湾は親日的」との固定観念が問い直され、当時の
「同化政策」がチベットやウイグルへの施策と通じる面もあるように
感じられ、興味深かった。万人が納得するキャンペーンはない。「筆
を曲げない」気概だけは譲らないでほしい。>

この件に関する西日本新聞の記事:
NHKの台湾支配報道は『捏造』 歴史研究者ら8千人提訴

当時の台湾に対する「同化政策」を正当化しながら、チベットやウイ
グルの問題については中国を強く非難する人が多いように思われます
が、いかがでしょう?

三宅一生氏、被爆体験を明かし、核廃絶を訴える

世界的デザイナーの三宅一生氏(71)は、14日付けのニューヨーク・
タイムズに寄稿し、7歳の時に広島で被爆した体験を明かした上で、
オバマ大統領の広島訪問を呼びかけました。

三宅一生さん、NYタイムズで被爆体験明かす」(読売、15日)
< だが、オバマ大統領の言葉が、「私の中に深く埋もれていた何か
を呼び覚ました。今まで、話すことをためらっていたことだ」といい、
核爆弾を生き延びた1人として発言するよう「個人的、そして倫理的
な責任」を感じるようになった。>

今日のしんぶん赤旗にも記事が掲載されています。
三宅一生氏の思い 被爆『今も見える』」

ニューヨーク・タイムズの原文は次のとおりです。
A Flash of Memory

国策紙芝居

戦時中、戦意高揚のために作られた“国策紙芝居”について、愛知大
非常勤講師で、紙芝居師歴37年の鈴木常勝さんが「戦争の時代ですよ
! ―若者たちと見る国策紙芝居の世界」という本にまとめ、最近出版
しました。

その鈴木さんのことが、今朝の朝日新聞関西版に紹介されています。

国策紙芝居で戦時知って 紙芝居師歴37年の鈴木さん

この本の書評が、一昨日の中日 / 東京新聞に掲載されています。

「■目をくらませた国策紙芝居
< 第二次大戦になだれ込む日本国内の流れは軍部の暴走だけが作り
出したのではない。特に軍国主義の被害者とされがちな女性や年少者
が、実は熱心な戦争支持者だった事情は多くの資料が語る。>

< そして、このような「視野の狭窄(きょうさく)」を利用するプ
ロパガンダ手法は、時空を超えて留学生を含む今の若い学生にも通用
してしまう。そんな事情を確認した点に、紙芝居の実演報告を兼ねた
本書の大きな価値がある。>

遊就館見学記

<私は毎年夏になるたびにマスコミで「靖国問題」が話題になるのが
不思議でした。単なる神社への参拝目的が、戦没者を慰霊・鎮魂する
ためなら何も問題ないと思っていたからです。しかし、最近読んだ記
事に「境内には武器博物館が併設されている」と載っていたことで、
この問題に対する興味が湧きました。>

という書き出しで始まる、武器博物館こと遊就館の見学記が JanJan
に3回にわたって掲載されています。

靖国博物館見学記(上)『大東亜共栄圏』」
靖国博物館見学記(中)侵略の美化・正当化
靖国神社博物館見学記(下)生還ヲ期サズ

シベリア抑留を語り継ごう

今朝の産経新聞の「from Editor」欄に、シベリアに抑留
された父を持つ大阪編集長の佐藤正廣氏が、シベリア抑留死亡者名簿
を作成された村山常雄さんのことに触れ、次のように書いています。

< 村山さんの生涯をかけた執念の名簿作成の作業は続いている。そ
の情熱に負けないように、悲惨なシベリア抑留の実態を語り継いでい
こう、そう思った。父親に代わって。>
「【from Editor】「シベリア抑留」を語り継ぐ

なぜシベリア抑留が起こったのか、その原因もぜひ追究してほしいも
のです。

「狙われた『集団自決』」発刊

このほどミニコミ誌「新聞うずみ火」(大阪市)記者の栗原佳子さん
が、「狙われた『集団自決』」を出版しました。沖縄戦での集団自決
に関する教科書検定問題を4年がかりで追い、住民の証言などを基に
検定での対応を厳しく批判しているとのことです。

出版:狙われた「集団自決」 沖縄の涙…怒りの声 栗原さん、教
科書検定批判
」(毎日大阪版、11日)

戦争を語り継ぐ集会のご案内

72年前廬溝橋事件が起きた7月7日を記念した、戦争を語り継ぐ二つの集会が次のように開催されます。

●「1937年7月7日廬溝橋事件が勃発し日中戦争全面化」
 第59回 不戦のつどい

講演 「少年兵の無念」を語る
講師 猪熊 得郎 (不戦兵士・市民の会代表理事)
 日本戦没学生記念会(わだつみ会)常任理事
とき 7月12日(日)受付 午後13時 開始13時30分
ところ 名古屋市教育会館第7研修所

「メッセージ」
「東洋平和のため」、「家族のため」と15歳で「少年兵」を志願した私は、かけがえのないたった一度の青春をあの戦争に捧げました。ところが、その戦争が侵略戦争だったのです。こんな口惜しいことはあるでしょうか。これを「少年兵の無念」といいます。私は、若者達が、戦争のための青春ではなく、平和のための青春であることを心から願います。

主催 不戦兵士・市民の会東海支部
(代表安川寿之輔名古屋大名誉教授 090-2184-9078)

●元軍人4団体 7・7記念集会
 戦場の記憶をどう語り継ぐか

日時7月25日(土)午後1時15分開場
場所阿佐谷産業商工会館
共催 撫順の奇蹟を受け継ぐ会(中国帰還者連絡会).日中友好元軍人の会
   不戦兵士・市民の会 ・ 関東日中平和友好会

日本の全面的な中国侵略の画期となった1937年の廬溝橋事件。中国侵略は、はかりしれない悲しみと苦しみを中国の人々に与えました。その傷跡はいまもなお消えず、両国のあいだのしこりとなって残りつづけています。

私たち元軍人4団体は、かって日本軍の将兵としてこの侵略戦争に駆り出され、中国の人々に大変な被害を与えてしまったことへの後悔、痛苦の反省をもとに、「二度と侵略の銃をとらない」「若い人に平和と友好を遺す」ことを合い言葉に、おれまで活動を続けています。
その一環として、廬溝橋事件の起きた7月7日を記念し、戦争の惨禍を語り継いでいくための取り組みを行っています。

第1部 戦場の記憶をどう語り継ぐか
高橋哲郎 (撫順の奇蹟を受け継ぐ会・中国帰還者連絡会)
武田逸英 (日中友好元軍人の会)
猪熊得郎 (不戦兵士・市民の会)
司会 姫田光義(中央大学名誉教授)

第2部 加害の記憶をどう受け継ぐか
神 直子 (ブリッジ・フオー・ピース)
木室志穂 (ハイナン・NET)
吉田 遼 (SAYーPeace PROJECT)
荒川美智代(受け継ぐ会事務局)
司会 熊谷伸一郎(ジャーナリスト)
  

原爆詩人・栗原貞子の未発表詩86編

原爆投下後の広島で新たな命が誕生した実話をもとにした「生ましめ
んかな
」で知られる詩人、栗原貞子(1913-2005)の未発表作品86編
がこのほど見つかりました。

原爆詩人・栗原貞子さんの未発表作86編見つかる」(読売、9日)

その中から、「無数のわたしとあなた」と題する1作品をご紹介しま
す(朝日新聞記事より)。

無数のわたしとあなた

わたしらは
はげしく燃えて光りながら
無数のわたしになり
無数のあなたになって
際限なく爆発しつらなって
世界をヒロシマにかえる

ナガサキ、サセボ、オキナワは
わたしらの骨肉
はげしく呼びあいながら
結びあい
逆噴射して光の洪水を
氾濫させる

その時黒くぬりつぶされた
スクリーンのなかから
焼かれた死者たちはたちあがり
みらいの樹立(こだち)に
花々をかざして
あなたやわたしに
やさしく呼びかける

わたしらは爆発し
よびあって
無数のわたしになり
無数のあなたになって
世界をヒロシマにかえる

空襲に関する本、展示会等のご案内

空襲に関する、次のような本が7月16日に出版されます。

東京大空襲・戦災資料センター 編
「東京・ゲルニカ・重慶  空襲から平和を考える 」
岩波書店刊
いまなお繰り返される無差別爆撃.その源流ともいうべきゲルニカ爆
撃から,重慶爆撃,イギリス,ドイツの空襲,東京・日本本土への空襲,
さらに戦後の復興や民間人空襲被害者への補償問題,空襲記録の伝
承について,東京大空襲・戦災資料センターの膨大な所蔵資料等をもと
に解説する平和を考えるためのDVDと書籍.
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/13/7/1301710.html

この本の発刊を記念して、次のような展示会が開かれます。

2009年第2回特別展
『岩波DVDブック Peace Archives
 東京・ゲルニカ・重慶-空襲から平和を考える』刊行記念
東京・ゲルニカ・重慶空襲写真展
空襲記録・研究の新展開
主催 東京大空襲・戦災資料センター
協力 株式会社岩波書店
会期 2009年7月22日(水)~9月6日(日)
開館 水~日曜 12:00~16:00
休館 毎週月・火曜
入館協力費 大人300円 中高生200円 小学生以下無料

オープンニング記念講演会
日時   7月22日(水)13:00~14:30
場所   特別展会場
挨拶   早乙女勝元館長
記念講演 山田朗(明治大学教授・歴史教育者協議会委員長)
     「DVDブックの空襲研究史上の意義と活用の可能性」
http://www.tokyo-sensai.net/info/info2009/info2009-19.html

関連企画
東京大空襲・戦災資料センター戦争災害研究室主催
第3回シンポジウム「無差別爆撃の転回点--ドイツ・日本都市空襲
の位置づけを問う」
日時 7月27日(月)14:00~17:30
場所 明治大学駿河台校舎 研究棟4階 第1会議室
http://www.tokyo-sensai.net/info/info2009/info2009-17.html

夏淑琴さん勝訴記念集会

先に 伝えしましたように、南京事件生存者の夏淑琴氏が、ニセ被害者
扱いされたとして、東中野修道氏らを名誉毀損で訴えた裁判で、最高
裁は勝訴の判決を下しました。

南京大虐殺の生存者・夏淑琴さん、最高裁で勝訴

その勝訴を記念する集会「夏淑琴さん名誉毀損裁判 大勝利記念集会」
が、5日に東京で開催され、夏氏は「勝訴はたいへん嬉しいが、心残
りは東中野氏の謝罪がなかったこと」などと語りました。

この集会の報告が、今日の JanJan に掲載されています。
南京大虐殺の生存被害者、夏氏の勝訴は確定しても

「東洋のゲルニカ」重慶爆撃の惨事を忘れまい

明7日は日中戦争から72周年に当たりますが、今日の日刊ベリタに、
元日本軍特務機関員の中谷孝さんが「戦争を知らない世代へ」シリー
ズで重慶爆撃について書いておられます。

「『東洋のゲルニカ』重慶爆撃の惨事を忘れまい

戦争を語り継ぐ映画

今日は高松空襲から64年目に当たりますが、高松空襲などの戦争体験
の証言をまとめて映画を作製しているフリーカメラマンがいます。映
画のタイトル(仮題)は「魔法の9(ナイン)」、来年の2月完成の
予定だそうです。

映画:若い世代につなぐ戦争体験の証言集 フリーカメラマン・前
田さん製作
」(毎日香川版、3日)

この映画を作製している前田真吹(しぶき)さんのブログです。
魔法の9(ナイン)」

書評「生きている戦犯」

JanJan の「今週の本棚」に「生きている戦犯」(歸山則之著)の書
評が掲載されています。

この本は、シベリアに5年間抑留された後、中国の「撫順戦犯管理所」
に6年間拘束された、ある元陸軍将校の体験の聴き取りです。この元
将校は、シベリアでは民主化運動に徹底的に抵抗し、中国でもなかな
か罪を認めず、反動分子と呼ばれました。その彼がなぜ過去の加害の
懺悔に至ったか、その心の葛藤と経過をまとめています。

「『生きている戦犯~反動分子と呼ばれた元将校の体験』を読んで

著者のインタビュー記事も掲載されています。
「『生きている戦犯』著者・歸山則之さんインタビュー

新たな戦争遺留品(F102、F103)

また新しく戦争遺留品である日章旗の返還協力の依頼がありました。
次の2件です。

(1)元の持ち主名:加藤 實

F102

アメリカ・カリフォルニア州在住の奥西紘子様からのご依頼による。
友人の叔父が1945年ごろ太平洋にあるどこかの島で取得したとのこと。

「手宮駅長」との書き込みがあるが、これはかつて北海道小樽市にあ
った旧国鉄手宮線の駅の駅長のことであれば、元の持ち主は北海道出
身で当時の国鉄の関係者とも考えられる。

(2)元の持ち主名:瀬藤 正一

F103

アメリカの Jim Weaver 様からの依頼による。経営していた質屋に質
入されたもので、それ以前の出所は不明。

「大阪マツダ販売株式会社」三宅功と書かれているので、同社(当時)
の関係者か。その他、原守輝、瀬藤真一などの署名がある。


拙サイト「旧日本軍人の遺留品」の「日章旗 (F101~ ) 」のページ
に、それぞれF102、F103として掲載しましたので、ご覧の上、何か
手がかりになるような情報がありましたら、ぜひお知らせください。

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プロフィール

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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