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クローズアップ現代「空幕長論文はこうして発表された」

去る9日のNHK綜合テレビ「クローズアップ現代」で、「空幕長論文
はこうして発表された」
という番組が放送されました。

私は残念ながら視ていませんが、「 J-CAST テレビウォッチ」でもこの
番組を採りあげていますので、ご紹介します。

「『正しい』歴史観と 『正しい』シビリアンコントロール

ネットでは、例によってネトウヨたちが「NHKは偏向している」
「国谷は左翼」など、書き立てています。それでふと、05年3月にこ
の番組で「国旗国歌・卒業式で何が起きているのか」というタイトル
の放送をしたところ、東京都教育委員会が抗議の申し入れをしたこと
を思い出しました。

その時、教育委員だった米長邦雄氏が自身のブログで、<NHKの番
組作りは局内でも問題になっています。国谷裕子キャスターは私もフ
ァンですし、(中略)彼女の降番(降板)もあるようです。>と書き
ました。

国谷さんは私もファンなので心配しましたが、4年近く経った今も相
変わらず弁舌さわやかに出演しています。一方米長氏のほうが先に教
育委員を“降番”してしまいました。将棋以外の世界では、元名人の
読みもお粗末なようですね。

東京裁判での鈴木貫太郎証言が幻に

今日の朝日新聞夕刊は、東京裁判で日本の弁護団は当初、終戦時の鈴
木首相を証人に呼ぼうとしていたが、天皇への波及を恐れて、結局は
断念したという事実が分かってきたと報じています。

終戦時の鈴木首相証言、幻に 天皇へ波及恐れ 東京裁判

「撫順戦犯管理所の6年」を視て

一昨日NHKで放送されました「“認罪”~中国 撫順戦犯管理所の
6年~」を視ました。

日本人戦犯だった人たちの話は今までもよく読んでいましたが、やは
り映像でお聞きするといっそう迫真力があります。さらに番組では、
初めて聞く、中国側の管理所の職員の証言も数多く紹介されていまし
た。

そして最初は反感を持ち合っていた戦犯たちと職員たちが、しだいに
心が通うようになり、戦犯の人たちもやがて自分たちの罪を認めて謝
罪するようになる過程がよく描かれていました。

MLで、撫順戦犯管理所にいた人の「流石はNHKだ。事実関係も正確
だし、裏の証言も取っている」との感想が紹介されていましたが、なるほ
どと思いました。

その人も「(死刑を禁じた)周恩来には感謝に絶えない」と言っておられる
そうですが、「怨みに報ゆるに徳を以てす」という中国人の度量の大きさ、
将来を見据えてそれを実践した周恩来の懐の深さにも感銘を受けました。

撫順戦犯管理所については「季刊『中帰連』WEB」もぜひご覧ください。

アッツ島玉砕の生存者を捜しています

先日「呂61潜水艦の元乗組員を捜しています」 で、呂61潜水艦の元
乗組員に関する情報をお願いしましたしたところ、ある有力な情報をい
ただきました。

おかげさまでそれにより、撃沈された呂61潜水艦の元乗組員で米軍に救
助された5名の内のお一人である内門義雄元三等兵曹(86)の所在が
判明し、昨日電話でお話することができました。

われわれが捜しているのは、この5名のお一人と思われるセキネ・ズ
サク氏ですが、内門さんによれば、残念ながら呂61の乗組員にはセキ
ネ姓の人はいなかったとのことでした。

しかし内門さんたちが捕虜になってから9カ月後の1943年5月末のアッ
ツ島玉砕のさい捕虜になった陸軍兵士の中に、セキネ上等兵という人
がいたとの証言もいただきました。

セキネ氏とはアメリカ本土の収容所(キャンプ・マッコイ)でごいっ
しょだったそうですが、彼は商科大学でのインテリで、英語も少し話
せたそうです。

セキネ氏にぜひコンタクトしたいと望んでいるる元米海軍のパウル・
ラデロー氏(90)によれば、「1943年の5月の終わり頃、撃沈した潜
水艦から救助した」とのことですが、何分65年も前ですから記憶違い
ということも考えられ、セキネ・ズサク氏はアッツ島玉砕で生き残っ
た27名の内のお一人である可能性がきわめて高くなりました。

そこで、今度はアッツ島の生存者に関する情報を、何でも結構ですか
らぜひお寄せくださるようお願いするしだいです。


内門さんには、その戦争体験も断片的にお伺いしましたが、次のよう
にまことに波乱に富んだ内容でした。

・昭和12年9月に召集で海軍に入隊した。
・1942年9月1日アリューシャンの海上で、米駆逐艦レイドの攻撃によ
り、搭乗していた呂61潜水艦は撃沈された。
・アリューシャンの海は冷たくて、5分も泳げず、意識がなくなった
ところを敵艦のレイドに、戦友の4人と共に救助された。
・レイドはその後フィリピン沖で日本の特攻機によって撃沈されたと、
戦後知った。
・その後アリューシャンから米本土へ移され、収容所を転々とした。
・アル・カポネが収容されたことで有名なサンフランシスコ湾内のア
ルカトラズ島の監獄に入れられたこともある。
・収容所では、捕虜第1号の酒巻和男さんにもお世話になった。彼は
英語もでき、いろいろ皆の世話もしていた。

昨日はちょうど12月8日、かつてわれわれ軍国少年の血を沸かせた真
珠湾攻撃の特攻隊の一員だった酒巻和男氏のお話も耳にし、まさに生
ける歴史をお聞きする感がしました。

田母神論文に関する論評

「開戦の日」の昨日、例の田母神論文の表彰式が行われましたが、そ
の後の記者会見でアパグループの元谷外志雄代表は「どだい民間会社
がやる懸賞論文制度だから、(主催した)私がいいと思った人に賞を
あげても何らおかしくない」(朝日新聞)と語りました。

ふつうこういう場合、審査委員長の渡部昇一氏から講評が発表される
ものですが、渡部氏の声は一向に聞こえてきません。まさに語るに落
ちる、この懸賞論文が“出来レース”であったことが立証されました。

この田母神論文について、大学講師の上久保誠人氏は今日のダイヤモ
ンド・オンラインで<この文章は、大学の「レポート」にすらならな
い、ただの「作文」なのだ。>と酷評した上で、保守派の「歴史認識」
は世界では通用しないと書いています。

< 仮に保守派の主張にも一理あるとしても、それを世界に理解して
もらうには50年はかかると私は考えている。それが現実であり、日本
国内にしか通用しないで「声高な主張」をしても、なんの意味もない
ことを保守派はそろそろ自覚すべきなのだ。>
田母神問題で思う、 世界で通用しない保守派の内弁慶

この懸賞論文の審査委員を務めた花岡信昭氏も、今日の産経新聞のコ
ラム「政論探求」で、

< 政治の対応、メディアの反応、日本の防衛体制や文民統制(シビ
リアン・コントロール)のあり方、歴史認識など、さまざまなテーマ
をめぐって、これほどのインパクトを持った論文は、過分にして知ら
ない。>

と賞賛しながらも、

< 論文の内容についての議論はさまざまだが、歴史的事実の評価は
歴史学者に任せよう。>

と、その歴史認識は歴史学者の検証に耐えうるものではないことを認
めているかのようです。

「【政論探求】『田母神論文』が突きつけたもの

山本五十六は対米戦争を回避したかった

太平洋戦争開戦の直前、当時海軍軍令部に勤務していた高松宮が兄の
昭和天皇に「いま艦隊進発の御裁可をすることは非常に危険です」と
言上しましたが、実はその裏には、対米戦争を回避したいという連合
艦隊司令長官の山本五十六の意向があったと、評論家の鳥居民氏が、
今日の産経新聞のコラム「正論」で説明しています。

にもかかわらずなぜ開戦が決定されたかは下記でお読みください。

「【正論】評論家・鳥居民 山本五十六の書簡発見に寄せて

特攻隊の訓練が行われた加古川飛行場

先にお知らせしましたように、今日の大阪・ABCテレビの「 NEWS
ゆう」で、「戦地に散った特攻隊の記憶が加古川に」という特集が放
送されました。

戦時中、兵庫県の加古川市に陸軍の飛行場があって、特攻隊の訓練が
行われていたという内容です。

この加古川飛行場については、下記のサイトをご覧ください。

戦後63年 戦闘機乗りの回想(1)終戦の日見つからなかった死
に場所
」(神戸、8月15日)
飛行場の歴史伝える 三菱製紙のくびれた煙突」(神戸、07年8月
17日)
加古川の戦争(9)・加古川飛行場

開戦の日の新聞社説・コラム

今日は太平洋戦争開戦の日ですが、今年の新聞の社説でこのテーマを
採りあげたのは、調べた限りでは信濃毎日新聞のみで、コラムでも地
方紙だけでした。

「日米開戦の日 意味を問い続けたい」(信濃毎日)
< 日本が世界で「名誉ある地位を占めたい」(憲法前文)と思うな
ら、独り善がりでない歴史観を国民レベルで共有する必要がある。1
2月8日の意味の問い直しは、歴史観を鍛え上げるために欠かせない
取り組みの一つだ。>
http://www.shinmai.co.jp/news/20081208/KT081206ETI090001000022.htm

「卓上四季」(北海道)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/

「滴一滴」(山陽)
http://www.sanyo.oni.co.jp/column/teki.html

「天風録」(中国)
http://www.chugoku-np.co.jp/Tenpu/Te200812080084.html

「春秋」(西日本)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/64311

「くろしお」(宮崎日日)
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?catid=14&blogid=5

私の十二月八日

今日は太平洋戦争の開戦の日です。しかし67年も経つとすっかり関心
も薄れるのか、今朝の新聞でもあまり話題になっていないようです。

「戦争を語り継ごう -リンク集-」に、皆さんからの寄稿を集めた
「私の十二月八日」というサイトがあります。まだご覧になっていない
方は、ぜひご覧ください。またあの日を経験されました皆さんのご投
稿もお待ちしています。

私の十二月八日

今日のテレビ番組から

今日は67年前に太平洋戦争が始まった日です。この日を記念して次
のように戦争関連のテレビ番組が放映されますので、ご覧ください。

★「ハイビジョン特集 “認罪”~中国 撫順戦犯管理所の6年~」
NHKハイビジョン 14:00~15:50
<1950年7月ソ連から中国に日本人BC級戦犯969名が戦犯管理
所に移管された。元日本兵たちは死刑の恐怖の中で、思想改造を求
められる。死刑はなぜ回避されたのか。>
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2008-12-08&ch=10&eid=13207

★「シリーズ激動の昭和 3月10日東京大空襲 語られなかった33枚の
真実」
TBS系列 21:00~23:09
<一晩で十万人もの死者を出した東京大空襲。しかしながら広島、長
崎、沖縄などに比べて、報じられる機会は少ない。空襲の様子を地上
から撮影した唯一の男、石川光陽を主人公としたドラマを軸に、アメリ
カ取材や東京大空襲の被害者の証言などのドキュメンタリー部分とあ
わせて、東京大空襲の知られざる真実に迫る。>
http://www.tbs.co.jp/program/dramasp_20081208.html

★「NHKスペシャル▽引き揚げはこうして実現した~旧満州・葫蘆
島(ころとう)への道」
NHK総合 22:00~22:50
<中国遼寧省・葫蘆島。62年前この島から100万人を越える日本
人が引き揚げを果たした。米中の新資料から引き揚げ決定をめぐる大
国の思惑を追跡。日本人の悲劇を描く。>
http://www.nhk.or.jp/special/onair/081208.html

★「 NEWS ゆう 67年後の真実…戦地に散った特攻隊の記憶が加古川
に」
朝日放送 18:17~ (関西地区のみ)

戦前・戦後の児童向け歴史書

昨日ご紹介しました児童書デジタル・ライブラリーから、次の2冊の
本を採りあげ、戦争中と戦争直後とで児童向けの歴史書がいかに変わ
ったかをみてみましょう。

(1)「日本国史 : 童話 / 水谷まさる∥著 ; 大石哲路∥絵 . -- 金
の星社 , 昭和15」
(2)「日本のあゆみ / 樋口清之∥著 . -- 文人社 , 昭和24」
http://kodomo4.kodomo.go.jp/web/ippangz/cgi-bin/KJN.pl

(1)では、日本の歴史は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那
美命 ( いざなみのみこと ) の神話の世界から始まっています。

これは童話の本ですが、われわれが習った教科書でも同様で、それに
よって天皇家は天照大神(あまてらすおおみかみ)から万世一系で続
く神様の子孫であり、天皇(昭和天皇)は“現人神”(あらひとがみ)
と、皇国史観を叩き込まれたのです。

一方(2)は、人類の発生から説き始め、日本の歴史も、石器時代、
縄文・弥生時代から始まり、人々の生活の発展の観点から書いていま
す。それはそれまでの昔話的な歴史の対極にある科学としての歴史で
す。

(1)のような本を通じて、わたしたち戦時中の子供は「日本は神国」
「天皇陛下は神様」という不条理な教えを信じ込まされていましたが、
心の底では何かおかしいなと気持ちも否定できませんでした。

それがあの8月15日の神様の声を聞き、そして間もなく行われた天皇
の「人間宣言」ですっかり目からうろこが落ちたのです。そして(2)
のような本を読んで、初めて日本の正しい歴史を知り、新しい世界が
開けた思いをしたのです。

最近他のMLで、田母神論文を高く評価する、ある80歳代の人から、
「今の60, 70歳代は、半世紀以上昔に占領軍の言論統制によって押し
付けられてきた東京裁判史観(全て日本が悪いと言う)に洗脳されて
しまった」と批判されたことがあります。

しかしわれわれ(少なくとも私)が、新しい歴史の見方を学んだのは、
決して“マッカーサーによる洗脳”などではなくて、余りにも非科学
的な天皇教によるマインドコントロールの反動からなのです。


加藤周一氏と戦争

去る5日、評論家の加藤周一氏が89歳でお亡くなりになりました。昨
日の毎日新聞夕刊のコラム「話題」と今日の朝日新聞のコラム「天声
人語」は、同氏を悼む言葉を掲載しています。

それによりますと、加藤氏は10歳代前半、すなわち満州事変のころか
らすでに日本の軍国主義に疑いを持っておられたそうです。そしてあ
の12月8日には、「勝ち目はないですね」と吐き捨てるように語り、8
月15日には、「もし生きるよろこびがあるとすれば、これからそれを
知るだろう」と思ったとのことです。

話題 加藤周一さん死去:国際的な知識人 『九条の会』一貫した
主張

天声人語

謹んでご冥福をお祈りいたします。

最後の特攻隊員の田母神批判

海軍兵学校出身の神風特攻隊員、航空自衛官、日航機長という経歴を
持つ信太正道氏が田母神前空幕長の批判を下記のサイトに書かれてい
ます。

< 陸士・海兵を卒業した沢山の戦争体験者が自衛隊のエリートに再就
職し、旧軍的なものに懐疑を持っておりました。だが、防衛大学卒業生は
少し違います。その典型例が田母神氏でしょう。>
「田母神空幕長論文問題を考える」

児童書デジタル・ライブラリー

「国際子ども図書館」というのをご存じでしょうか? これは国立国
会図書館の支部図書館として設立されたわが国初の国立の児童書専門
図書館です。この図書館で所蔵する児童書の一部 ( おもに1955年以
前刊行のもの ) を、次のサイトで読むことができます。

児童書デジタル・ライブラリー

戦前、戦中、戦争直後の児童書をネット上で読むことができます。60
年以上前に子供だった皆さん、かつての愛読書があれば紹介してくだ
さい。

なおこのサイトを「戦争を語り継ごう -リンク集-」に掲載しまし
た。

田母神論文は偏った見方(森本敏)

今日の産経新聞の「正論」に、防衛大出身、元航空自衛隊員の拓殖大
学大学院教授・森本敏氏が寄稿し、田母神論文について<他人の論評
の中から都合の良いところを引用して、バランスに欠ける論旨を展開
している>とし、<日本は侵略国家でないというのはあまりに偏った
見方である>と強く批判しています。

【正論】拓殖大学大学院教授・森本敏 田母神論文の意味するとこ


不戦兵士・市民の会 創立20周年記念講演会

次のように戦争を語り継ぐ講演会が開かれます。

不戦兵士・市民の会 創立20周年記念講演会
戦場体験をどう受け継ぐのか
「語り部」と研究者の対話

○ 日時 2008年12月7日(日)13時30分~16時30分(開場13時)
○ 会場 日本青年館(502会議室)「JR千駄ヶ谷駅・信濃町駅」より9分
○ 会費 1,000円
講師
○ 近藤 一さん(88歳)三重県在住 中国戦線と沖縄戦線を体験
内海愛子ほか編『ある日本兵の二つの戦場』
青木茂『日本軍兵士・近藤一』
日中韓3カ国の教科書『未来をひらく歴史』にも登場
○ 小山一郎さん(88歳)東京都在住 中国・山東省で中国人強制連行作戦に
         参加 シベリアに抑留 中国の「撫順戦犯管理所」に収容 
         され『鬼から人間へ』と覚醒
○ 吉田 裕さん (55歳)一橋大学教授 『日本人の戦争観』『現代歴史学
         と戦争責任』『日本の軍隊』(『アジア・太平洋戦争』1.
         5)ほか多数
○ 短編映画「泥にまみれた靴で」
          中国で軍医中尉として生体解剖にかかわった湯浅謙さん 
          ほか

 戦後63年、軍歴をもつ元兵士は、敗戦時に初年兵で現在83歳、志願した最
年少者も78歳。貴重な戦場体験者・老元兵士が、まもなく日本の社会から姿を
消そうとしています。

 私たち不戦兵士・市民の会は20年前に創設。「生き地獄絵図」をこの目で見
てきた数少ない生き証人として、会の戦場体験兵士は、この間、「戦争だけは二
度と許してはならない」という思いと、「国際紛争は戦争ではなく平和的手段に
よる」「憲法9条の精神を遵守し世界の平和を希求する」という信念のもと、
「語り部」活動等を続けてきました。

 しかしながら、日本は戦争責任・戦後補償も未決済のまま、アメリカの傭兵と
して、ふたたび戦争国家への道をつき進んでいます。あろうことか、かっての侵
略戦争を「自存自衛のため」「アジア諸民族の植民地からの解放」のため戦争と
歴史を歪曲し,憲法を改悪しようとする策動が強められています。

 そうした歴史の分岐点において、日中戦争が破滅のアジア太平洋戦争へと拡大
した1941年「12月8日」を忌念して、二人の「語り部」代表と、戦争・戦
争責任問題を軸とする現代史研究者の第一人者の吉田裕さんを迎えて、「戦場体
験をどう受け継ぐのか」という重い課題に取り組みます。かって私たち日本人は
なぜ戦争を許し、担ったのか、そして今ふたたび「戦争国家」への道を許すのか?
みなさんと一緒に考え、語り合いたいと思います。

田母神氏、外国特派員協会での記者会見映像(続)

先にご紹介しました田母神前空幕長の外国特派員協会における記者
会見の映像に、その後質疑応答の部分が追加されました。江川紹子
氏、田岡俊次氏などからたいへん活発に質問が出され、田母神氏の
本音もうかがえます。スピーチの分だけしか見ておられなかっ た方は
ご覧ください。

http://www.tv.janjan.jp/0812/0812010669/3.php

田母神氏の答えの中で、次のような見解にはとくに驚きました。

「55年体制以降、自民党が社会党に引きずられて、だんだん左に寄っ
てきた。このままではますます左傾化して、今に保守政党がなくなっ
ていくのではないか」

「特攻隊は指揮官としてとるべきでない作戦だったと考えるが、隊員
の中でこうなればもうやるしかないという機運が盛り上がって、抑え
ることができなかったのかもしれない」

新たな戦争遺留品(F094)

F094

アメリカ・ケンタッキー州のフロスト七恵さんという方からから戦争
遺留品である日章旗の返還協力の依頼がありました。ご主人の知人の
兄上が、1945~46年ごろ米陸軍の一員として沖縄に駐留中、現地の人
に貰った物だそうです。

元の持ち主は「渡部正」さんと思われますが、寄せ書きには、渡部正
春、山口章、近藤鉄雄、斉藤弥市、宗光幸一、遠藤清次郎、管家吉次
などの氏名があり、これらの氏名から、渡部正さんは沖縄出身でなく、
本土出身と思われます。

また地名らしき「馬場村長」「山口出張所」という書き込みもありま
すが、これからでは地名は特定できないようです。

この日章旗については拙サイト「旧日本軍人の遺留品」の「日章旗
(F051~ ) 」のページにに、F094として掲載しましたので、ご覧の
上、何か手がかりになるような情報がありましたら、ぜひお知らせく
ださい。


山本五十六の遺書「述志」の原本発見(続)

今日の読売新聞のコラム「編集手帳」は、山本五十六の遺書「述志」
の原本が発見されたことに関連して、山本のエピソードを紹介してい
ます。

< 対米戦争の火ぶたを切る真珠湾攻撃で日本の連合艦隊が大戦果を
挙げたとき、山本五十六司令長官に参謀が告げた。長官の郷里で市民
の祝賀行列が催されたそうです…◆「フン、その連中がな、いまに俺
の家へ石を投げつけに来るよ」。山本はそう答えたと、作家の阿川弘
之さんが参謀から直接に聞いた話として随筆集「葭 ( よし ) の髄
( ずい ) から」(文芸春秋刊)に書き留めている>

山本も反対した無謀な戦争に突入したかとについて、当時政治学者の
南原繁が詠んだ歌も紹介しています。

〈人間の常識を超え学識を超えておこれり日本世界と戦ふ〉

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20081202-OYT1T00817.htm

田母神氏、退職後初のテレビ出演

大阪の読売テレビで「たかじんのそこまで言って委員会」という番組
が毎週放送されていますが、先週の11月30日には、田母神前空幕
長が退職後初のテレビ出演するというので話題を呼びました。

「たかじんのそこまで言って委員会」の公式サイト

田母神氏は思っていたより穏やかな感じでしたが、 むしろパネラーの
ほうに田母神氏を応援する人が多く、その意見を声高に主張するため、
何か田母神応援団の独壇場のような感じを受けました。

またゲストとして共に出演した陸上自衛隊元中部方面総監と海上自衛
隊元海将補の二人も、今の自衛隊は憲法に縛られていてこれでは有事
の際に国を守れないという主張を、むしろ田母神氏以上に発言してい
ました。

この番組は首都圏には放映されていませんので、ご覧になっていない
方も多いと思います。その録画が次のサイトにアップされていますの
で、ご覧ください。

http://jsmind.blog18.fc2.com/blog-entry-1706.html
http://jp.youtube.com/watch?v=VU-soqJ9rpg&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=wi-YvsvsI-Q&feature=related

田母神氏、外国特派員協会での記者会見映像

田母神前空幕長の外国特派員協会における記者会見の映像を次の
JanJan のサイトで視聴することができます。

田母神俊雄 前航空幕僚長 会見映像

山本五十六の遺書「述志」の原本発見

太平洋戦争で連合艦隊司令長官を務めた山本五十六の遺書として知ら
れる「述志(じゅっし)」の原本が、親友であった元海軍中将、堀悌
吉の孫の家で見つかりました。

日独伊三国軍事同盟や対米英戦争に反対していたとされる山本の立場
を裏付ける貴重な資料とのことです。

「『此志奪う可からず』開戦に異議 山本五十六の“遺書”を発見 
大分県立先哲史料館
」(西日本、2日)

田母神氏、外国特派員協会で持論を主張

田母神俊雄・前航空幕僚長は昨1日、外国特派員協会で記者会見を行
って、今までの持論を展開、核抑止力や改憲を主張しました。

核攻撃『やられれば、やる』 田母神氏持論を改めて主張」 ( J-CAST ニュース、1日)
「『この人が空自トップ?』 驚き、あきれる外国人記者」(中国、2日)
田母神氏、今度は核武装に言及」( TBS 、1日)

田母神氏は1945年に原子爆弾を持っていたらとの質問に、「やられれ
ば、やるのではないか」と答えていますが、もし大日本帝国が原爆を
持っていたら、“やられる前”に起死回生の手段として「風船原爆」
を飛ばしていたのではないでしょうか?

九大生体解剖事件、唯一の生き証人の証言

戦時中、九州帝大(現、九州大)の教授らが米兵捕虜を生きたまま解
剖し、故遠藤周作さんの小説「海と毒薬」のモデルになった事件の現
場に居合わせた福岡市の医師東野利夫氏(82)が先月29日、九州大医
学部で講演、当時の様子を証言し、「真相を知り、本当の反省をしなけ
ればならない」と訴えました。

生体解剖、九大で元学生証言 真相知り本当の反省を

東野利夫氏は06年8月6日、テレビ朝日系列で放送された「ザ・スクー
プスペシャル」に出演し、そのときの様子を証言しています。その動
画が下記サイトで見ることができます。

<特集2>許されざるメス~九州大学生体解剖事件~

アパ代表のみ田母神氏に最高点 論文審査で

今朝の朝日新聞は、アパグループの懸賞論文の審査過程で、同グルー
プの元谷外志雄代表が田母神俊雄前空幕長の論文を強く推していたこ
とが判明したと報じています。

田母神論文が最優秀賞に選ばれたのは、やはり“出来レース”だった
ようですね。

アパ代表のみ田母神氏に最高点 論文審査で
田母神氏の応募、審査前から認識 アパ代表

田母神論文に関する海外論評

下記のブログでは、田母神論文に関する英誌エコノミストおよび「昭
和天皇」の著者、ハーバート・ビックス氏の論評を紹介しています。

田母神元幕僚長の論文に関する海外ジャーナリストの論評

エコノミスト「戦時の過去の亡霊」:
< しかし幕僚長を更迭したその日、麻生氏は東京の書店で見られる
大量の同様の見解に抵抗は出来なかったという事だ。麻生氏が特に中
国や韓国といった隣国との厄介な関係を改善しようとしている事を否
定する声は少ない。しかしその更に前任の安倍晋三氏が、豊富な証拠
と被害者自身による証言にもかかわらず日本の軍部が女性達に売春を
強制していないと在職中に主張したように、知性面でなく感情的なレ
ベルでは、麻生氏は幕僚長と非常に近い見解を持っている。>

ハーバート・ビックス「田母神氏の世界:日本の最高軍人は過去に関
する闘争に再び火をつける」:

< 日本の植民地支配を擁護し20世紀初頭の日本の歴史への極右的見
解を持つという点では田母神氏は単独ではない。しかしそのような考
え方が支配的となるためには、日本のジャーナリスト、作家、その他
の世論形成者によって全国の学校や大学に広く広められた、平和憲法
を支持している政治風土に打ち勝たなければならない。今日の日本に
おいてその成果は何一つ得られていない。田母神氏の更迭の後の社説
などを見ていると、日本の1931年から45年までの侵略戦争への正直な
見解が広く認識されている事を示している。靖国神社とその展示館、
そしてここで幕僚長が表明した事に関連した一部の急進派の意見を日
本の政治的風土の主流は拒絶している。

それにも拘らず、戦争の記憶の問題で有権者の意見は二分している。
与党自民党の麻生首相をはじめとした多くの政治家が田母神氏の浅薄
なナショナリズム的感情を共有している。フジサンケイや系列メディ
アの記者らも同様である。しかし、東京裁判の判決を拒絶するか、日
本が憲法に抵触する集団的自衛権の行使などの非常に論議を呼ぶ問題
に関して、これらの人々の大半は公的に意見を述べる事を控えている。

しかし、この先10年間で田母神氏と同様の歴史認識を強力に持った
人々が日本の支配層エリートやそのブレーンに行き渡ると仮定すれば、
ジョージ・ W ・ブッシュ政権の究極的な政策に達する前の30年間に
わたって展開した米国のネオコンとネオリベラリズムに匹敵する急進
的外交政策の支配を日本は経験するのだろうか。果たして日本でも同
様の事が起こるのであろうか?>

エコノミストの記事に対し寄せられた各国読者のコメントも紹介され
ています。<やはり過去の戦争責任と謝罪に関しては全体的にドイツ
と比較する意見が非常に多い>とのことです。

田母神元空幕長の論文に関する英エコノミスト紙の読者の反応


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プロフィール

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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