スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

無宗教の追悼施設を 河野衆院議長

河野洋平衆院議長は今日の全国戦没者追悼式の「追悼の辞」で、「政
府が特定の宗教によらない、すべての人が思いを一にして追悼できる
施設の設置について真剣に検討を進めることが強く求められている」
と述べました。

終戦記念日:無宗教の追悼施設を 河野衆院議長、政府に検討求め
」(毎日、15日夕刊)

福田首相が官房長官当時に主宰した私的懇談会答申の「国立の無宗教
の恒久的施設」はその後棚上げになったままです。福田内閣のうちに
何とかその道筋をつけてほしいものです。

スポンサーサイト

「終戦の日」の新聞コラムから

今日の各紙のコラムもやはりほとんどが戦争関連の内容です。全国紙
はなぜか一様に先日公開された東条メモから東条元首相を批判してい
ます。地方紙は多彩なテーマです。

朝日の「天声人語」は元中尉の戦記と東条元首相のメモを比較してい
ます。
http://www.asahi.com/paper/column.html

読売の「編集手帳」は特攻隊員が子供に残した手紙を引用しつつ、東
条元首相を批判しています。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20080814-OYT1T01002.htm

毎日の「余録」も「東条メモ」を批判し、次のように書いています。
<戦記作家の伊藤桂一さんは、元首相が陸相当時に示達した戦陣訓を
陸軍の一兵卒として一読し、すぐ破り捨てたそうだ。辛酸と出血を重
ねる戦場の兵に何の同情も理解もなく、高みから督戦するだけの文章
に感じたのは「羞恥(しゅうち)」だという>
http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20080815k0000m070147000c.html

産経の「産経抄」も戦争体験を集めた『孫たちへの証言』を紹介し、
次のように書いています。
<63年前の8月13日に、戦争に負けたのは、「国政指導者及国民
の無気魂」のせいだ、と書き残していた東条英機元首相にも、読ませ
たかった。>
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080815/acd0808150313002-n1.htm

東京の「筆洗」は、日中戦争時の漢口陥落を祝うちょうちん行列を例
に引き、<人々の熱狂と、戦争の拡大は無縁ではない。>と書いてい
ます。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2008081502000135.html

北海道の「卓上四季」は、軍部に「献納」を求められたり、「徴用」
された動物について書いています。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/

河北新報の「河北春秋」のテーマは映画「火垂(ほた)るの墓」です。
http://www.kahoku.co.jp/column/syunju/20080815_01.htm

福島民友の「編集日記」は古河好間炭砿に設けられた捕虜収容所にま
つわる話です。
http://www.minyu-net.com/shasetsu/nikki/0815n.html

新潟日報の「日報抄」は映画「靖国」とナショナリズムについて書い
ています。
http://www.niigata-nippo.co.jp/nipposho/index.asp#1

福井の「越山若水」は川柳です。
<「ヒロシマの水(み)漬(づ)く屍(かばね)となった川」>
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news5/index.php

山陰中央日報の「明窓」
<身の回りから戦争の跡が消えていく。体験を伝える人も少なくなる。
聴いて、見て、伝える-。今のうちにしておかねば。>
http://www.sanin-chuo.co.jp/column/modules/news/article.php?storyid=505489034&from=top

高知の「小社会」
<そこから浮かび上がってくるのは、内向きの「終戦の日」だけでは
とらえきれない歴史の重さだろう。日中戦争以降の日本人の戦没者は
約三百十万人に上るが、一方で中国や朝鮮、フィリピンなどアジア各
国の戦没者は合わせて一千九百万人以上とされる。 >
http://203.139.202.230/?&nwSrl=230685&nwIW=1&nwVt=knd

西日本の「春秋」は、野城市の元西日本新聞記者、坂井美彦さんと妻
で児童文学作家のひろ子さんの共著「筑紫れくいえむ」を紹介してい
ます。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/41275?c=182

佐賀の「有明抄」はあの日の“号泣”について書いています。
http://www.saga-s.co.jp/ariakesyou.html

熊本日日の「新生面」のタイトルは「五輪と平和」です。
http://kumanichi.com/sinseimen/200808/20080815001.shtml

 

「終戦の日」の各紙社説

「終戦の日」の主要各紙の社説をご紹介します。

「終戦から63回目の夏―『嫌日』と『嫌中』を越えて」(朝日)
< 終戦から63回目の夏。五輪が象徴する中国の台頭は、日中関係
にも新たな発想を迫っている。若い世代の取り組みにそのひとつの芽
を見る。>
http://www.asahi.com/paper/editorial.html

「静かな追悼の日としたい」(読売)
< 国立追悼施設の建設に向けた調査費は来年度予算案でも計上が見
送られる模様だ。
  しかし、靖国神社側が、適切な対応をしなければ、千鳥ヶ淵戦没者
墓苑を拡充するなどして天皇参拝の中心施設にすべきだという議論が、
今後勢いを増していくことになるのではないか。
  追悼施設の問題に一日も早く決着をつけ、国民が一致して静かに戦
没者を追悼する8月15日となってほしい。>
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080814-OYT1T00996.htm

「終戦記念日 日本独自の国際協力を」(毎日)
<  米国との同盟は日本外交の基軸であり、同盟を確かなものにする
努力を怠ってはなるまい。しかし、それは何もかも米国に追随するこ
とを意味しない。ことに、平和維持への国際協力ではそうだ。対米追
随では評価されず、日本の国際的地位も高まらないだろう。>
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/

「平和の尊さをだれが語り継ぐのか」(日経)
< 63年が経過し、もはや戦争があったことも知らない世代が増えて
いる。「過去に目を閉ざす者は未来に対してもやはり盲目となる」と
ドイツのワイツゼッカー元大統領が語っている。過去をきちんと学び、
現在の平和の尊さを知るべきだろう。>
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/index20080814AS1K1400114082008.html

「8月15日 日米の絆を確かめたい」(産経)
<  今、日米同盟に代わり、価値観の異なる中国や、領土問題などで
日本に敵対姿勢を強める韓国などと、多国間の枠組みを選ぶとなれば、
日本はまた、孤立の道を歩むことになるだろう。>
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080815/plc0808150313002-n1.htm

「人間中心主義に帰れ終戦記念日に考える」(中日 / 東京)
<  一人一人が人間として大切にされなければならないのは無論です
が、あの戦争では多くの若者が日本の未来を信じることで不条理の死
の慰めとしました。他人と歴史に無関心で、それすら忘れてしまった
ら戦後の日本が不毛になってしまいます。>
http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2008081502000088.html

「終戦記念日 記憶の灯を語り継ぎたい」(北海道)
<  戦争体験者たちはすでに高齢となった。あの日々の記憶を語り継
ぎ、平和の灯を広げたい。>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/111526.html

「終戦の日/足元から『平和』を問い直そう」(神戸) 
< わたしたち一人一人の動きも問われる。時がたてばたつほど、悲
惨な体験を次の世代に伝える作業が大切だ。身の回りで起きているこ
とに目を向け、本当に「平和」の名にふさわしいのかどうかを考える。
 そうした多様な努力の継続が、もっと足腰の強い平和国家につなが
っていく。>
http://www.kobe-np.co.jp/shasetsu/0001338847.shtml

「終戦記念日 見直したい『不戦の力』」(中国)
<  多くの尊い命を犠牲にした末にたどり着いた「不戦の誓い」。国
内にとどまらずアジア諸国の人々に多大な損害や苦しみを与えたこと
への深い反省に立ち、日本国憲法が生まれた。六十年余りたった今、
その精神はどこまで守られているのだろうか。足元に目を凝らすと、
平和主義を脅かす影が徐々に広がっているようにも見える。>
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200808150202.html
 
「『記憶』のひだに刻む作業を 63回目の『終戦の日』に」(西日
本)
< モニュメントを、戦争体験を、記録として語り継ぐと同時に、日
本国民が体験した記憶を確実に受け継がなければならない。私たちは
次の段階に進む必要があるのではないか。>
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/41264?c=181


戦後63年の「実績」と保守主義(櫻田淳 )

産経新聞「正論」の「8月15日」シリーズの最終回?は、櫻田淳・
東洋学園大学准教授の登場です。

櫻田氏は、戦後63年の日本の歩みを肯定した上で、<「古き良き日本」
に想いを寄せる>“保守派”や<「輝かしき共産主義社会」を夢想し
た>“進歩派”をともに観念論として批判した上で、次のように述べ
ています。

< 現在、日本には、様々な困難が降りかかっている。しかし、日本
は、過去の様々な困難を踏み越えながら、少なくとも千数百年の時間
を刻んできた。故に、今後の日本を語る際の総(すべ)ての前提は、
戦後63年の歳月を含む過去の歩みを一応は肯定することであろう。

この肯定の感情こそが、「自信」と「心の安らぎ」の基盤である。
そして、筆者が左翼層の「自虐」論にも右翼層の「憂国」論にも距離
を置いているのは、こうした「自信」と「心の安らぎ」が双方の議論
に感じられないからである。

そして、筆者は、今後の日本の足を掬(すく)うのは、こうした二
つの観念論であろうと読んでいる。>
「【正論】『8月15日』 東洋学園大学准教授 櫻田淳

これは安倍前首相の「戦後レジームからの脱却」を真っ向から否定す
る意見と言えましょう。

このような43歳の櫻田氏に象徴されるように、今年の「正論:8月1
5日」シリーズは、従来の凝り固まった右翼論客でなく、それから一
線を画した、若手の新しい保守派学者を起用しています。

産経紙も、戦前思想の抜けきらない古い読者層が高齢化とともに減り
つつあるので、もっと若い層をターゲットに舵を切り換えつつあるの
でしょうか?


動物園の「戦争を語り継ごう」

戦時中は各地の動物園でいわゆる「猛獣処分」が行われ、多くの罪の
ない動物が殺されました。この悲しい出来事を伝えようと、大阪の天王
寺動物園では目下「戦時中の動物園」を開催していますが、その模様
を昨日の朝日新聞大阪本社版夕刊が伝えています。

< 天王寺動物園(大阪市天王寺区)の「戦時中の動物園」展は、0
6年に始まった。宮下実園長(58)は「戦後60年を過ぎ、戦争関
連の催しが減りつつあった。そういう時だからこそ、動物園から戦争
の悲しみを伝えようと、職員たちが考えた」と振り返る。>
天王寺動物園『戦時中の動物園』展


野球選手の剛腕奪った手投げ弾

オリンピックの陰に隠れて、今年はちょっと影が薄いですが、今甲子
園球場では高校野球がたけなわです。

ご承知のように、15年戦争では多数の甲子園球児OBたちも戦争に駆
り出され、その多くが帰らぬ人となりました。また無事帰った野球選手で
も、硬球より数倍重い手投げ弾の遠投競争の影響で肩を壊し、投手生
命を絶たれた人もいたと、昨日の朝日新聞大阪本社版夕刊は伝えてい
ます。

野球選手の剛腕奪った手投げ弾 遠投、肩むしばむ


私の八月十五日

戦争体験者にとって、二度目の「20年8月15日」を迎えました。63年
前のあの衝撃の日の思い出を綴る「私の八月十五日」というサイトを
設けています。60数名の人たちから原稿を寄せていただきました。

まだご覧になっていない方は、ぜひ「私の八月十五日」をクリックして
ください。また戦争体験者のご寄稿もお待ちしています。




«  | HOME |  »

最近の記事

カテゴリー

カレンダー

07 | 2008/08 | 09
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

「戦争を語り継ごうML」ご案内

このブログの記事は、主としてメーリングリスト「戦争を語り継ごうML」へ投稿したものです。このメーリングリストは、世代間の交流を通じて戦争を正しく語り継いでいく場として、設けたもので、10代から90代まで、多数の人が参加しています。

参加を希望される方は、上の「リンク」の「戦争を語り継ごうML」をクリックしてください。

コメントをどうぞ

このブログについてのコメントは、下記へお寄せください。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。