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玉砕の島からの生還者の証言

今日の朝日新聞大阪本社版夕刊で、旧日本軍が玉砕したペリリュー島
およびアッツ島から奇跡的に生還した二人の元兵士が体験を語ってい
ます。

戦場の真実語る 島から生還の元日本軍兵士たち


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【書評】「百人斬り競争」と南京事件

笠原十九司著「『百人斬り競争』と南京事件―史実の解明から歴史対
話へ」(大月書店、08年6月)の書評(評者赤澤史朗・立命館大学教
授)が、朝日新聞のウェブサイトに掲載されましたので、ご紹介しま
す。

< 本書によればこの2人の将校に限らず、日本軍将兵が1人で数十
人の中国兵を軍刀で斬り殺したという話は、日中戦争期には数多く見
られ、将兵の出身地の地方紙上で報道されていた。だがそれは実際に
は、敗残兵や捕虜など無抵抗の中国人を斬った場合が多いと推測され
るという。

衝撃的なのは、その当時こうした斬殺を、将兵の家族を含む地域社
会が称賛し、彼らを郷土の英雄扱いしていたことだ。事件を裏で支え
ていたのは、マスメディアも含む国民の喝采だったことを、本書は明
らかにしたのだった。>
http://book.asahi.com/review/TKY200808120115.html

すいとんを食べて戦時を思う

昨日東京都杉並区の児童館で、「戦時中の話を聞きながらすいとんを
食べる会」が開かれ、80代の元兵士二人が小学生たちに戦争体験を話
しました。

その模様が東京新聞の東京ニュース動画でご覧になれます。
http://www.tokyo-np.co.jp/mxtv/200808127.asx

子供たちはすいとんを「おいしい」とお代わりしていましたが、見れ
ば戦中、戦後われわれが食べたとはまったく違うご馳走で、料理もや
はり体験者が伝えなければなりませんね。

「8月15日神話」の問ひかけ(長谷川三千子)

今日の産経新聞のコラム「正論」の「8月15日」シリーズは、埼玉
大学教授の長谷川三千子氏が執筆しています。

「【正論】「8月15日」 埼玉大学教授・長谷川三千子

長谷川氏は、なぜ「八月十五日神話」というような言い方がされるの
か、その意味を追求して、次のように書いています。

< 佐藤氏のこの労作に唯一欠けてゐるのは、昭和20年8月15日
正午-氏自身「この瞬間、ラジオの前の日本国民はすべての活動を停
止していた」と言ふその瞬間を、自らの身心をもつて追体験するとい
ふことであらう。そのこと抜きに「八月十五日神話」を内側から明ら
かにすることは不可能なのである。

かつて河上徹太郎氏は、この瞬間を指して「あのシーンとした国民
の心の一瞬」と呼び、「全人類の歴史であれに類する時が幾度あつた
か、私は尋ねたい」と語つた。また桶谷秀昭氏の名著『昭和精神史』
及びその戦後篇は、この「謎の瞬間」への問ひかけを核として書かれ
てゐる。これが感傷や心理の問題ではなく、わが国の精神史上もつと
も重要な問題の一つであることを、心ある人々はすでに洞察してゐる
のである。>

確かにあの8月15日の玉音放送を聴いた瞬間は、当時の国民にとって
天と地がひっくり返るほどの衝撃を与えました。11歳の少年であった
私にとっても、それはそれまでの価値観のコペルニクス的転換であり、
その後の人生観、世界観に大きく影響を与えました。

それだからこそ、「八月十五日」が神話のように語り継がれているの
でしょう。

しかしそれは長谷川氏のいう“民族的抵抗”の表れなのではなく、現
人神がただの人間に戻ったという、大日本帝国という神話が崩れ去っ
た日としてであると思うのです。

それにしても余計なことですが、戦後生まれの筆者がなぜ天下の公器
に旧仮名遣いで文章を書くのか、時代錯誤的な違和感を禁じ得ません。

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プロフィール

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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