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集団幻視の海

今日の毎日新聞のコラム「発信箱」では、昨今問題になっている防衛
省の情報管理について、これは何も今に始まったことではないとして、
帝国海軍の「台湾沖航空戦」の例を挙げています。

この航空戦では、米軍大艦隊を航空部隊が襲い、空母19隻など轟撃沈
破、57隻という「日本海海戦以来の大勝利」を収めたと大本営は発表
しましたが、実際は一隻も沈んでいなかったのです。
発信箱:集団幻視の海=玉木研二(論説室)」

「台湾沖航空戦」の大本営誤報については、下記のサイトに詳しい論
評があります。

< ところが、本書(注:「幻の大戦果・大本営発表の真相」(NH
K出版、2002年)によれば、台湾沖航空戦で、軍の指導部自身が真相
を知ることを拒絶するようになった。それは、一面では軍の最高指導
部で正確な戦果がまったく把握できなくなったからでもあり、また、
一面では敗北の現実を認めまいとする心情が戦争遂行に必要な情報の
把握より優先したということでもある。戦争に負けているときにはと
くに戦線を離れれば楽観主義が現実に取ってかわる(『機動警察パト
レイバー2 The Movie 』)ということの典型的な例証である。その
結果、国民に嘘をつくつかないという以前に、軍の指導部自身が正確
な情報を持たなくなってしまった。国民をだます以前に軍の指導部自
身が自分自身をだますような状況が生まれてしまった。それはこの台
湾沖航空戦から始まったのだというのが本書の主張である。>

いまもつづく日本のエリートの弱点


軍用機の献納

軍用機の献納とは、戦時中民間のの献金により軍用機が陸海軍に寄付されたことをいい、1932年の「陸軍あいこく1号」に始まり、その後朝日新聞社などのキャンペーンにより全国運動として広がりました。

陸軍愛国号献納機調査報告」というサイトにその詳しい情報がありますので、ご覧ください。

これによりますと、企業はもちろん、市民グループ、学生グループなど、広く一般国民からも献金が寄せられているのが判ります。その中に全国約13,000名の視覚障害者による「日本盲人号」というのがありますが、それ以外にも聾唖教育福祉協会から「聾唖愛国号」が献納されていたということも、最近判明しました。

史料『飛ぶぞ聾唖愛国号』昭和18年・毎日静岡版

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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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