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Re: 沖縄戦の集団自決問題の真相(林博史)

先にご紹介しました「マガジン九条」の林博史氏のインタビュー記事
に対し、MLで次のような感想が寄せられました。

<このところ最も啓発されたのは “林 博史さんに聞いた”でした。
 その一つは集団自決への曽野綾子氏による批判 ”崇高な犠牲精神
によって死を選んだ人々への冒涜・・・” です。少なくとも文筆を
業とされる人にしてこの程度のアタマ指数かと、特攻隊もそうでしょ
うが表層の美学を賛美して、素直な人々を窮地に追い込んだ巨悪の非
道を隠蔽する・・・・この陣営の罪深い常套手段は決して許せるもの
ではありません。>

引き続き「その2」が「マガジン九条」に掲載されましたので、お読
みください。今回は林氏がなぜこれまで沖縄戦のほか、従軍慰安婦、
BC級戦犯裁判、またシンガポールでの華僑虐殺などについて研究を
続けてきたかのきっかけや経緯などについて聞いています。

林博史さんに聞いた その2 なぜ今、過去と向き合うのか


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カナダ下院、慰安婦決議を採択 

カナダ下院本会議は28日、従軍慰安婦問題で日本政府に対して「公式
かつ誠意ある謝罪」を要求する決議を全会一致で採択しました。これ
は、米下院、オランダ下院に続き、3例目です。安倍前首相の強制連
行を否定する発言が、対日非難の声をどんどん広げているようです。

カナダ、慰安婦決議を採択 日本政府に公式謝罪要求」(産経、29日)


北海道文化賞受賞者、国歌斉唱を拒否

チュッと古いニュースで恐縮ですが、11月5日の産経ニュースは次の
ように伝えていました。

< 北海道教委が5日、札幌市内のホテルで行った北海道文化賞贈賞
式で、壇上にいた受賞者の1人の演劇演出家、鈴木喜三夫氏(76)
と夫人が、国歌斉唱の際いったん起立したものの、国旗に背を向けた
まま自席に着席し斉唱に参加しないという一幕があった。

道教委は入学式や卒業式で国歌斉唱の際に起立しない教職員を処分
しており、「道教委の行事で国旗・国歌を尊重しない行為があったこ
とは問題だ」との声が上がっている。道教委は「こういう事態は聞い
たことがない。事前にこういう考えの人だとは聞いていなかったので、
事情を調べる」(吉田洋一教育長)と当惑している。

式典後、鈴木氏は「先の戦争で多くの仲間が特攻隊として死んでい
った。とても立って(国歌を)歌う気になれない」と語った。>
国歌斉唱を拒否して着席、北海道文化賞受賞者

このニュースは産経しか伝えていないようなので、余り知られていな
いと思いますが、ネットで検索しますと、ブログなどで多くの書き込
みがありました。そのほとんどは、それなら賞を取り上げろ、受賞を
辞退すべきであった、戦死した特攻隊員が泣いている、などと批判的
なものです。

これら批判者はすべて戦争を知らない世代だと思いますが、私は鈴木
氏の同世代として、その心情はよく理解できます。理解できないのは、
北海道教委の考え方です。

●「本道の芸術、科学、教育などの文化の向上発展に貢献した方々の
功績をたたえる」ため贈呈される北海道文化賞の贈賞式で、なぜ国
歌斉唱が行われるのか?

●「事前にこういう考えの人だ」と聞いていたら、賞は贈らなかった
のか?

林博史氏の「集団自決」意見書

先に文部科学省から教科書検定問題で「集団自決」に関する意見書を
依頼されていた林博史関東学院大教授は、先日文科省に提出しました
が、今日その意見書を自身のウェブサイトで公開しました。

「『審議会が著書歪曲』 『集団自決』軍強制削除」(琉球新報、26
日)

この意見書の全文は、下記に公開されています。
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/kyokashoiken.pdf

亀沢深雪さんを偲んで

広島での被爆体験を基にした「傷む八月」「広島巡礼」などの作品を
著し、被爆体験を語る活動を続けてきた亀沢深雪さんが一昨日死去さ
れました。

今日の中日新聞のコラム「中日春秋」は、亀沢さんを偲んで書いてい
ます。

<▼愛知県在住の被爆体験者の手記集「原爆、忘れまじ」の編集責任
者としても力を尽くした。「人間は死ぬが、手記は残る」と語ったこ
ともある。海外に広める会もつくって、手記集は英語など四つの言語
に翻訳された。亀沢さんを支えたのは、まさにその「忘れまじ」の思
いだったのだろう>
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2007112702067632.html

またお一人、戦争の語り部が亡くなりました。


沖縄戦の集団自決問題の真相(林博史)

ウェブサイト「マガジン九条」の「この人に聞きたい」シリーズに、
戦争責任についての研究で知られる、関東学院大学教授の林博史氏が
登場しました。第1回は、自身の著書も深く関わることになった、沖
縄戦での集団自決をめぐる教科書検定問題について、詳しく聞いてい
ます。

林博史さんに聞いた その1 沖縄戦の集団自決問題の真相

林氏は沖縄戦などの反省を踏まえて、最後に次のように語っています。

<林  そうです。「軍隊を持たない」「非武装を貫くべきだ」など
というと、なんだか非常に立派な人格者みたいだけど(笑)、そうじ
ゃなくて、もっと自分のエゴで考えても、軍隊を持たないほうがかえ
っていい。自分の身が一番大事だからこそ、軍事力はないほうがいい
んだということ。それが自分にとってもいいだけでなく、ほかの人々、
ほかの国の人々にとってもいい。

理念や理想で考えるのも大事ですが、それよりは、そういう現実的
な議論をもっとしたほうがいい。改憲論議の中では、軍隊を持つこと
のほうが「現実的」だと言われることが多いけれど、軍隊で守ること
こそが「空想的」「観念的」であって、持たない方がずっと「現実的」
だ、というふうに、それをひっくり返さないといけないと思うんです。

731部隊・細菌戦の村の訪問記

毎日新聞愛読者の広場「まいまいクラブ」の「記者の目・読者の目」
欄に、731部隊の細菌戦の犠牲になった中国の村を訪問した毎日新
聞記者のレポートが掲載されています。

< 訪ねた常徳市の石公橋鎮は、その細菌戦による被害が最も大きか
った地域の一つだ。同市の細菌戦調査委員会によると、死亡者は76
43人。石公橋鎮の犠牲者は最大規模の1054人。市街地に投下さ
れたペスト菌に感染したノミがネズミに取り付き、郊外の農村に広が
っていき、死者が多くなったといわれている。>

日中正常化35年と731部隊・細菌戦の村=沢田猛(社会部)」

「集団自決」の教科書記述訂正を認めるな(藤岡信勝)

今日の産経新聞のコラム「正論」に、拓殖大学教授の藤岡信勝氏が沖
縄戦の集団自決に関する教科書検定の見直し反対の意見を再度寄稿し
ています。

「【正論】再論・沖縄集団自決 拓殖大学教授・藤岡信勝

レポート「あの戦場体験を語り継ぐ集い」(第3回)

「9・21 あの戦場体験を語り継ぐ集い」のレポートの第3回(最
終回)が本日のインターネット新聞JANJANに掲載されています。

元兵士が語る『1万人の兵隊には1万の戦争が』~シリーズ・レポ
ート『9 . 21 あの戦場体験を語り継ぐ集い』~(最終回)」


戦場体験放映保存の会の上田哲代表の挨拶から。

「60年以上経った今日、310万人を数えた帰還兵は、恐らくその
10分の1も存命していない。こういう状態に立ち至っている中で、
長く口を閉ざしてきた胸の内を、僅かな時間ではありますけれども、
こぞって皆さんにお伝えいただくことができた。そしてそれは、『放
映・保存』という1点にかけて、これまでにない元兵士の会の大結集
を成功させたということでございます」

大江・岩波沖縄戦裁判 本人尋問の報告(続)

去る9日に行われました大江・岩波沖縄戦裁判の本人尋問についての
弁護団報告を下記で読むことができます。

梅澤・大江氏は何を語ったか

この大江氏の本人尋問に対し“現代史家”の秦郁彦氏は、今日の産経
紙の「正論」で、まるで「異界人」の説話を聞くようで、<私の知力
を総動員しても理解不能に終わった。>と酷評し、次のように書いて
います。

<もしこうした語り口が法廷戦術の一環だとしても、これほど非常識
で不誠実、一片の良心も感じとれない長広舌に接した経験は私にはな
い。>

【正論】再論・沖縄集団自決 現代史家・秦郁彦 良心の欠けた不
誠実な弁明

戦争と盲学校・視覚障害者

「戦争と盲学校・視覚障害者」という他に余り類を見ないテーマを採
りあげたブログの管理者からメールをいただきました。。

平和・盲学校・戦争・9条・視覚障害者の歴史

あまり知られることのなかった視覚障害者と盲学校の戦時下を、史
料と証言によって浮き彫りにしていきたいとのことです。ますますの
充実を期待しています。


「集団自決」 文科省が林博史氏らに意見依頼

沖縄戦の「集団自決」に関する教科書検定問題で、文部科学省教科書
課は、沖縄戦研究者に対し「集団自決」に関する学説状況をまとめた
意見書を提出するよう依頼しました。

< 文科省から依頼を受けた林博史関東学院大教授は「『集団自決』
は日本軍の強制であり、検定意見を撤回すべきだと明記するつもりだ。
私の本(『沖縄戦と民衆』)が悪用されたことにも抗議し、本の趣旨
を説明する」と話している。林教授の著書は、文科省の教科書調査官
が軍強制の記述修正を求める根拠として挙げていた。>

「『集団自決』文科省が意見依頼 沖縄戦研究者に」(琉球新報、19
日)

林博史教授の本がどのように“悪用”されたかについては、下記文章
をご参照ください。。

教科書検定への異議 文科省の意見撤回を」 

なぜ「集団自決」がおきたのか、という要因について、林教授は下記
論文の中で、明快に整理しています。長文ですが、その部分を引用し
ます。

沖縄戦『集団自決』への教科書検定」(歴史学研究、07年9月号)

全文を表示 »

大江・岩波沖縄戦裁判 本人尋問の報告

去る14日行われました「大江・岩波沖縄戦裁判を支援し沖縄の真実を
広める首都圏の会」主催の連続講座第4回で、先日の大阪地方裁判所
での本人尋問の報告がありました。そのレポートが今日のインターネ
ット新聞 JanJan に掲載されています。

大江・岩波沖縄戦裁判 本人尋問の報告

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「戦争を語り継ごう -リンク集-」に新しく次の2サイトを追加し
ましたので、ご覧ください。

神戸の戦災
神戸大空襲の写真、資料、体験記。「神戸 災害と戦災 資料館」の
サイトより

桜地区の女性の戦争体験
三重県四日市市桜地区の女性の戦時体験をアンケート調査でまとめた
記録

今こそ「恒久平和調査局」の設置を

去る10月3日の衆議院本会議での代表質問で、民主党・長妻昭議員は
次のように質問しました。

<国策を誤った事案とその原因を徹底的に明らかにすることが、統
治機構を見直す第一歩となります。戦争体験者がご存命の今が最後の
チャンスです。戦争の記憶が消えていく今、戦争の記録にしても、同
じ敗戦国のドイツとは異なり、日本には政府公認のものがありません。
(中略)
この際、国民的議論のなかで戦争の総括をした上で、政府の公認記録
を残す作業を開始すべきと考えますが、重要なことです、見解を是非
福田総理、お尋ねいたします。>

この質問は、同議員も賛成者になって昨年5月衆議院に提出されまし
た「恒久平和調査局」の設置を求める下記法案を前提になされたもの
のように思われます。

国立国会図書館法の一部を改正する法律案

この「恒久平和調査局」の設置は元々、1998年に鯨岡兵輔(自民)、
鳩山由紀夫(民主)、浜四津敏子(公明)、土井たか子(社民)、武
村正義(さきがけ)の5議員が呼びかけ人となって発足した超党派の
「恒久平和のために真相究明法の成立を目指す議員連盟」が発議した
ものです。

それ以来4度も国会に法案が提出されていますが、いずれも廃案、継
続審議となっています。参議院で与野党逆転した今こそ、ぜひ再提出
してもらいたいものです。

参考-関連する過去の記事

恒久平和調査局の設置を
無視された『恒久平和調査局』」


ビアク島で旧日本兵の遺体115体発見

今日の朝日新聞大阪版夕刊は、太平洋戦争で日本軍が玉砕した、イン
ドネシア・ビアク島で今月、厚生労働省の遺骨収集派遣団が旧日本兵
の遺体115体を確認したと伝えています。

インドネシアで旧日本兵の遺体115体見つかる

「集団自決」教科書訂正に関する産経論評

沖縄戦「集団自決」をめぐる教科書検定問題は、検定意見が付いてい
なかった教科書会社も訂正申請をし、これで訂正申請したのは6社8冊
となりました。

こうした情勢に対し今朝の産経新聞は、「主張」(社説)およびコラ
ム「産経抄」で、先の大江健三郎氏の著書をめぐる訴訟における原告
や被告の口頭弁論を引用して訂正反対の論評を展開しています。

沖縄戦記述 訂正理由『示唆』は問題だ」(主張)
< 文科省が訂正理由まで教科書会社に「示唆」し、安易に検定意見
を翻すというのでは、検定意見に反発があるたびに訂正申請を許すこ
とにもつながりかねない。>

産経抄
<▼具体的な命令がなくても、皇民教育を受けていた住民が、最終的
にはほかに道がないとの考えを、日ごろから植え付けられていたこと
も強調する。「すでに装置された時限爆弾としての『命令』」とは、
いかにも“純文学的な”言い回しだが、元隊長のコメントに共感を
覚えた。「要点を外し、なんとくだらん話をダラダラするのかとい
やになった」。>

大江氏の記述は、“純文学的な”言い回しかも知れませんが、当時の
少国民としての戦争体験を共有する私は、実感をもって共感を覚えま
す。

安倍前首相が従軍慰安婦の強制連行を封印した真相

去る8日の中日新聞夕刊は、次のように伝えています。

< 従軍慰安婦動員の強制性に関する安倍晋三前首相の発言が日米間
の外交問題に発展していた今年3月、シーファー駐日米大使が当時の
政府首脳に「このままでは、北朝鮮の拉致問題で日本を支援できなく
なる」と強く警告、これに応じて安倍氏が事態収束を図ったことが8
日、関係者の証言で分かった。>

「『拉致支援できぬ』と警告 慰安婦問題で米駐日大使

拉致問題で北朝鮮に圧力をと唱える人たちは、従軍慰安婦の強制連行
も否定するようです。他国の拉致は声高に批難しても、自国の拉致は
頬かむりというのでは、アメリカ政府にも通用しないことがこれから
も明らかになりました。

従軍慰安婦問題でオランダ下院が対日非難決議

去る7月米下院本会議が、従軍慰安婦問題で日本政府に公式謝罪を求
める決議を可決しましたが、今度はオランダ下院本会議が、日本政府
の対応を非難し、元慰安婦の女性らへの謝罪、賠償などを求める決議
案を全会一致で採択しました。

何を今更と思われる向きもあるかもしれませんが、日本占領下のイン
ドネシアで慰安婦にされた国民がいるオランダでは、安倍前首相らの
言動に対して不満の声が強まったからとのことです。

従軍慰安婦問題:オランダ下院、全会一致で対日非難決議」(毎日、
10日)

戦時下の学童のドキュメンタリー映画完成

戦時下に生きる学童の実像をまとめたドキュメンタリー映画を、東京
都中央区の区立鉄砲洲小学校(現区立中央小)のOBが制作し、今日
中央小講堂で完成試写会が開かれると、今朝の毎日新聞東京都版が伝
えています。

< 軍国主義教育のなかで、木の棒で容赦なくたたかれた子供たち。
長時間廊下に立たされ、バケツで用を足す男子児童もいた。また、戦
争末期には埼玉県に集団疎開。「家に帰りたい」と泣き続ける女子児
童、線路を伝って家に帰ろうとした児童もいた。戦争にほんろうされ
ながらも懸命に生きる子供たちの姿が証言などで伝えられる。>

ドキュメンタリー映画:太平洋戦争中の学童の実像 完成に4年、
きょう試写会


沖縄集団自決訴訟の詳報

昨日大阪地裁で、沖縄集団自決に関する名誉毀損の訴訟の口頭弁論が
行われ、原告の元守備隊長や被告の作家・大江健三郎氏の本人尋問が
ありました。


その一部始終を、産経ニュースのサイトが伝えています。


「【沖縄集団自決訴訟の詳報(1)】梅沢さん『とんでもないこと言
うな』と拒絶」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/071109/trl0711091512008-n1.htm
「【沖縄集団自決訴訟の詳報(2)】「(『軍令)出していない。兵
も配置してない』」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/071109/trl0711091712009-n1.htm
「【沖縄集団自決訴訟の詳報(3)】赤松さん『タブーのような状態』」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/071109/trl0711091900010-n1.htm
「【沖縄集団自決訴訟の詳報(4)】大江氏『隊長が命令と書いてい
ない。日本軍の命令だ』」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/071109/trl0711092043013-n1.htm
「【沖縄集団自決訴訟の詳報(5)完】大江氏『責任をとるとはどう
いうことなのか』」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/071109/trl0711092049014-n1.htm


 

沖縄集団自決に関する朝日社説

沖縄戦の集団自決をめぐる歴史教科書検定問題で、教科書会社5社が
訂正申請したのに対し、文科省は教科書検定審議会日本史小委員会で
沖縄戦の専門家からも意見を聞いて再審議する方針を決めました。

これについて、先に読売、産経新聞の両紙の社説は訂正は許されない
と主張しましたが、今朝の朝日新聞の社説は、<本来は検定を撤回す
るのが筋だが、せめて審議会はきちんと間違いを認め、記述を元に戻
させなければならない。>と述べています。

集団自決検定―審議会も問われている

議員は語る 「集団自決」教科書検定問題

下記サイトで、「集団自決」教科書検定問題についての、各党の国会
議員の話を聴くことができます。中でも唯一沖縄戦を体験した中村正
治代議士(自民党)の話は説得力があると思います。

議員は語る -1- 沖縄戦「集団自決」教科書検定問題

戦争遺留品の写真の兵士の身元が判明

p017-08.jpg

拙サイト「旧日本軍人の遺留品」の「写真」のページに P017-08とし
て掲載しています写真(上掲)の二人の兵士の内、左側の方が大阪出
身の藪本孫三郎さんと判明しました。

去る8月13日付けの読売の記事を読んだ弟さんがこのサイトを見て、
見つけられたのです。サイトには数多くの写真を掲載していますが、
このように肉親が直接見つけられたのは初めてのケースで、改めてイ
ンターネットの威力に感心しています。

この P017として掲載しています数枚の写真は、フィリピンのミンダ
ナオ島ダバオ州のフォトスタジオで米兵が押収したネガをプリントし
たものです。

藪本さんは1945年7月5日にミンダナオ島ダバオ州クラポーで戦死して
おられ、この写真の兵士は出征前に撮影した写真にそっくりというこ
とですから、ご本人に間違いないものと思われます。

戦死されたときは、藪本孫三郎の霊と書かれた木片のみが入った遺骨
箱が帰ってきただけだったとの由で、ご遺族もたいへん喜んでおられ
るご様子です。

藪本さんが所属されていましたのは大阪・信太山の野砲の部隊(野砲
兵第4聯隊?)ということです。写真にはほかにも10人ほどの兵士が
写っていますが、同じ部隊とすれば、大阪・和歌山などの出身と思わ
れます。この部隊に関する情報などがありましたら、ぜひお知らせく
ださい。

レポート「あの戦場体験を語り継ぐ集い」(第2回)

先に 「9・21 あの戦場体験を語り継ぐ集い」のレポートをご紹
介しましたが、その第2回が本日のインターネット新聞JANJAN
に掲載されています。

元兵士が語る「命令という言葉で若き命が紙屑のように……」~シ
リーズ・レポート『9 . 21 あの戦場体験を語り継ぐ集い』~(
第2回)」


司会者の「それぞれの団体・個人には、それぞれの主張や考え方がご
ざいます。しかし、戦場体験が消えようとしている今、どうしても後
世に残さなければならない。その一点で結ばれ、ご協力いただき、今
日たくさんの方々が参加しております」という言葉が印象的です。

沖縄集団自決に関する産経社説

沖縄戦の集団自決をめぐる歴史教科書検定問題で、検定意見が付いて
記述を修正・削除した教科書会社5社すべてが、いずれも日本軍の強
制を明記して訂正する見通しになりました。

こういう情勢を受けて、先の読売新聞に引き続き、今朝の産経新聞の
社説も訂正は許されないと主張しています。

沖縄集団自決 検定前に戻してはならぬ


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五期主計雲南始末記
主計将校として、ビルマ・雲南(中国)戦線に従軍した体験記

学徒勤労動員
岩手県の旧制中学から、神奈川県の相模陸軍造兵廠へ学徒動員で働き
に行った体験

パール判事、左右両派が都合よく「萌え」(中島岳史)

今朝の朝日新聞のコラム「耕論」に、「インドとどうつきあうか」と
いう見出しで北海道大準教授・中島岳史氏のインタビュー記事が掲載
されています。その中に、ちょうど一昨日の渡部昇一氏の「正論」に
相対するかのように、パール判事に関する意見が述べられています。

中島氏は最近「パール判事 東京裁判批判と絶対平和主義」という著
書を出されたところですが、このインタービューでは、<左右両派と
も、歴史を左右のアイデンティティーで裁断し、都合よく解釈できる
点だけ断片的に取り上げて熱狂する傾向がある。一種の『萌え』と
呼ばれる現象だ。日本の左右両派にこれがあるように見える>と述べ
ています。

下記ブログに「パール判事 東京裁判批判と絶対平和主義」の感想が
書かれています。
http://d.hatena.ne.jp/falcon1125/20071012/p4

「南京大虐殺」本の名誉棄損訴訟で賠償命令

今日の朝日新聞朝刊は、「南京大虐殺」に関する名誉棄損訴訟で賠償
命令が下ったと、次のように報じています。

< いわゆる「南京大虐殺」の生き残りとして体験を語り続けている
中国人の女性を「生き残った少女とは別人だ」と指摘した書籍「『南
京虐殺』の徹底検証」をめぐる訴訟で、東京地裁(三代川三千代裁判
長)は2日、書籍が女性の名誉を傷つけたと認め、著者の東中野修道
・亜細亜大学教授(60)と出版社「展転社」(東京都文京区)に対
し、慰謝料など計350万円を女性に支払うよう命じる判決を言い渡
した。>

南京大虐殺本『被害者と別人』 名誉棄損認定 東京地裁

原告の夏淑琴さん(78)については、

夏淑琴(ウィキペディア)」


沖縄集団自決に関する読売社説

沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定問題は、今週各教科書会社が文
科省に訂正申請を提出し、軍の強制性の記述が復活する方向にありま
す。これに対し、先週産経新聞が「正論」欄で反対のキャンペーンを
行いましたが、今日の読売新聞の社説も<政治的思惑を背景とした一
連の動きは、将来に大きな禍根を残すことにもなりかねない。>と反
対の意見を主張しています。

沖縄集団自決 禍根を残しかねない政治的訂正

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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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