従軍慰安婦問題に関する社説
従軍慰安婦問題での安倍発言について、琉球新報、朝日、読売、産経
に続いて、今日は毎日と北海道が社説を掲載しています。昨日の宮崎
日日と併せてご紹介します。
「『従軍慰安婦』問題 『河野談話』の継承は当然だ」(毎日)
< 安倍首相をはじめ日本の政治家がやるべきことは、明白だ。米下
院での決議案を成立させないためにも、近隣諸国の懸念を払しょくす
るにも、従軍慰安婦問題で謝罪してきたわが国の立場をていねいに説
明することだ。安倍首相は「主張する外交」を掲げるが、主張の結果
は、国益に合致したものでなくてはならないはずだ。>
「従軍慰安婦*疑心を招く首相の言葉」(北海道)
< 首相は「河野談話は継承する」と繰り返す。だがその言葉が説得
力を持つのは、元慰安婦たちの心身に癒やしがたい傷を負わせた行為
を心から反省し謝罪するという、談話の精神を受け継いでこそだ。>
「右旋回の慰安婦問題」(宮崎日日、7日)
< 中山成彬・元文科相が会長を務める「日本の前途と歴史教育を考
える議員の会」は「軍や官憲による強制連行はなかった」と河野談話
の見直しを政府に求めている。かつて「強制性について検証する文書
は出てきていない」と述べた首相は賛同にやまやまだろう . >
に続いて、今日は毎日と北海道が社説を掲載しています。昨日の宮崎
日日と併せてご紹介します。
「『従軍慰安婦』問題 『河野談話』の継承は当然だ」(毎日)
< 安倍首相をはじめ日本の政治家がやるべきことは、明白だ。米下
院での決議案を成立させないためにも、近隣諸国の懸念を払しょくす
るにも、従軍慰安婦問題で謝罪してきたわが国の立場をていねいに説
明することだ。安倍首相は「主張する外交」を掲げるが、主張の結果
は、国益に合致したものでなくてはならないはずだ。>
「従軍慰安婦*疑心を招く首相の言葉」(北海道)
< 首相は「河野談話は継承する」と繰り返す。だがその言葉が説得
力を持つのは、元慰安婦たちの心身に癒やしがたい傷を負わせた行為
を心から反省し謝罪するという、談話の精神を受け継いでこそだ。>
「右旋回の慰安婦問題」(宮崎日日、7日)
< 中山成彬・元文科相が会長を務める「日本の前途と歴史教育を考
える議員の会」は「軍や官憲による強制連行はなかった」と河野談話
の見直しを政府に求めている。かつて「強制性について検証する文書
は出てきていない」と述べた首相は賛同にやまやまだろう . >
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「ダモイ」と「落葉帰根」
今朝の朝日新聞の「私の視点」に、俳人の金箱戈止夫氏が「戦後体制
民主主義の根幹に揺らぎ」という見出しで投稿しています。
不意に湧くダモイという語リラ咲けり
枯木槿「落葉帰根」の声はるか
俳句に託して、戦後のシベリア抑留と戦時中の朝鮮人労務者強制連行、
さらには北朝鮮による拉致問題を論じ、いずれも自国の労働力不足を
他国民で強制的に補うものであったと言っています。連行された朝鮮
人の死亡者はシベリア被抑留者のそれに匹敵するとか。
そして<国のために民があるのではなく、民のために国がある。戦後
体制を見直すというとき、その根幹だけは忘れないでほしい。>と結
んでいます。
大日本帝国、ソ連、北朝鮮、いずれも全体主義体制の国です。そこで
は「滅私奉公」、国のために民があるのです。安倍首相の提唱する、
戦後体制を脱却した「美しい国」とは一体どんな国でしょうか?
民主主義の根幹に揺らぎ」という見出しで投稿しています。
不意に湧くダモイという語リラ咲けり
枯木槿「落葉帰根」の声はるか
俳句に託して、戦後のシベリア抑留と戦時中の朝鮮人労務者強制連行、
さらには北朝鮮による拉致問題を論じ、いずれも自国の労働力不足を
他国民で強制的に補うものであったと言っています。連行された朝鮮
人の死亡者はシベリア被抑留者のそれに匹敵するとか。
そして<国のために民があるのではなく、民のために国がある。戦後
体制を見直すというとき、その根幹だけは忘れないでほしい。>と結
んでいます。
大日本帝国、ソ連、北朝鮮、いずれも全体主義体制の国です。そこで
は「滅私奉公」、国のために民があるのです。安倍首相の提唱する、
戦後体制を脱却した「美しい国」とは一体どんな国でしょうか?
中山夫妻の場合
昨日と今日の2回にわたり、韓国・朝鮮日報のコラムに、東京特派員
が「中山夫妻の場合」という文を書いています。中山夫妻というのは、
元文部科学大臣の中山成彬氏と首相補佐官の中山恭子氏のことです。
成彬氏は、今「河野談話」の見直しを唱えている「日本の前途と歴史
教育を考える議員の会」の会長で、恭子氏はご存じのとおり拉致問題
のキーパーソンです。
そして記事はこう結んでいます。
<夫は自国の拉致犯罪を懸命に否定し、妻は北朝鮮の拉致犯罪を懸命
に世に知らしめている。このような二律背反が現在の日本の姿だ。そ
してこれを日本の指導層だけが理解していないのだ。>
中山夫妻の場合(上)
中山夫妻の場合(下)
が「中山夫妻の場合」という文を書いています。中山夫妻というのは、
元文部科学大臣の中山成彬氏と首相補佐官の中山恭子氏のことです。
成彬氏は、今「河野談話」の見直しを唱えている「日本の前途と歴史
教育を考える議員の会」の会長で、恭子氏はご存じのとおり拉致問題
のキーパーソンです。
そして記事はこう結んでいます。
<夫は自国の拉致犯罪を懸命に否定し、妻は北朝鮮の拉致犯罪を懸命
に世に知らしめている。このような二律背反が現在の日本の姿だ。そ
してこれを日本の指導層だけが理解していないのだ。>
中山夫妻の場合(上)
中山夫妻の場合(下)