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首相の歴史認識に関する質問主意書と答弁書

社民党の辻元清美衆院議員は、先に「安倍首相の歴史認識に関する質問主意書」を提出しましたが、昨日それに対する答弁書が政府から出されました。しかしその内容は、「首就任前に政治家個人として記したもの」と質問の大半をかわすものでした。

その質問主意書と答弁書は、下記をご覧ください。

安倍首相の歴史認識に関する質問主意書

安倍首相の歴史認識に関する質問に対する答弁書

その一部をご紹介しましょう。

【質問】
一二 安倍首相の「中身でいえば、まず自虐史観に侵された偏向した歴史教育、教科書の問題があります。」「ストライクゾーンの左サイドぎりぎりにすべての球が集まっていて、全体でみるとひどくアンバランスになっている。(略)ストライクゾーンど真ん中の記述ばかりであった扶桑社教科書の市販本は百万部近く売れて国民に支持されたにもかかわらず、教育現場での採択は惨憺たる結果になりました。現状の採択の仕組みでは、大多数の国民の良識が反映されないどころか、否定されてしまうわけです。この状況を変えていかなければいけない。(略)現在は、自分が裁判官になったかのごとく祖国の歴史を裁いて、したり顔をしている人たちが採択に影響を及ぼし、子供たちに一方的な断罪史観を押しつけている。」(「正論」二〇〇五年一月号)という発言について

1 安倍首相は「自虐史観」「断罪史観」とは、どのような内容の考え方と認識しているのか。
2 安倍首相が「自虐史観」「断罪史観」と判断した根拠は何か。具体的に示されたい。
3 「自虐史観」「断罪史観」と判断したことは、安倍首相自らが歴史認識を示したものであると考え
られるが、いかがか。安倍首相の見解を示されたい

【答弁】
 お尋ねは、安倍晋三衆議院議員の政治家個人としての発言等に係るものであり、政府としてお答えする立場にない。
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日中首脳会談に思う(上)

日中、日韓の首脳会議が無事終わりました。東アジアの安定と繁栄のために、喜ばしいことと評価しています。しかしこれら会議、とくに日中の場合、開催実現のためには、双方の並々ならぬ努力が続けられてきました。そのネックになった最大の問題点は、やはり安倍首相の歴史認識と靖国参拝だったと思います。

そしてその解決策として、次の2点がお互いの水面下の了解事項として、双方が合意したといわれています。

(1)安倍首相は靖国参拝を明言しないが、在任中は事実上自粛する。
(2)安倍首相は国会で「村山談話」、「河野談話」を認める。

(1)は麻生外相が国会答弁で否定していますが、野党ならともかく自民党がわざわざ質問しているのでヤラセくさく、かえって可能性が大きいと思います。

(2)の説は、そういう答弁を与党が引き出すわけにはいきませんので、いささか疑問ですが、結果的には、社民党、共産党などの質問で、そういう答弁が引き出されました。まさかそういう質問をするように自民党が野党に頼んだわけはないと思いますが、結果としては社民や共産が日中首脳会談の実現の地ならしをしたことになります。もっとも社民党も共産党も日中首脳会談の実現を歓迎しています。

それにしても、安倍首相があれほど簡単に歴史認識の“転向”をするとは思っていませんでした。それほどこの会談の実現に意欲を燃やしていたのでしょう。また中国側からも、何とし
てもこの会談を実現したいとの強い意欲を感じました。これまで何かというと中国の脅威を唱えていた人たちにとっては、これも意外だったでしょう。

いつも中国に対し強い姿勢で臨む産経新聞の次の記事は、安倍首相の柔軟姿勢に期待はずれの思いをにじませています。なおこの記事も「YAHOO!ニュース」には掲載されていますが、産経Webには掲載されていません。

日中首脳会談 政治的対立を回避 首相、実務派印象付け」(産経、9日)
< ただ、安倍首相の政治活動の原点は「自虐史観と戦後民主主義からの脱却」にあっただ
けに過去の植民地支配を謝罪する「村山談話」を踏襲する考えを中国首脳に表明したことは
苦渋の決断だった。「双方が政治的困難を克服し、適切に対処したい」と答えた靖国参拝問題
についても、「小泉対中外交の全面的な路線転換だ。在任中は事実上(参拝を)行わないと表
明した」(山崎拓元自民党副総裁)との受け止め方が出ており、旧来の支持層にどう説明して
いくか、課題を残した。>

それではどうして日中双方がこれほどまでに強い意欲で首脳会談を実現させたのか、その理由を考えてみたいと思いますが、長くなりますので、次回に譲りたいと思います。

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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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