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イタリアにおける歴史修正主義

先月30日の朝日新聞の書評欄で、評論家の柄谷行人氏が、「反ファシ
ズムの危機―現代イタリアの修正主義」(セルジョ・ルッツァット著)
の書評を次のように書いています。

戦後日本のことを考える際、ドイツの事例がいつも参照されてきたが、
イタリアに関しては、日本ではほとんど知られていない。それは戦争
責任を「連合軍」によって問われた日独と違って、イタリアの場合は
共産党を中心とするレジスタンス運動がファシズム体制を倒し、ムッ
ソリーニを処刑したからである。

しかしソ連崩壊以降、イタリアでも反ファシズムの意義を無化してし
まう歴史修正主義が強くなってきた。

< 本書において、著者はそのような傾向を批判し、「反ファシズム」
の意義をあらためて確認しようとしている。細かな歴史的文脈を別に
すれば、本書が示す事柄は、日本人にとって非常に参考になる。とい
うのも、ある意味で、戦後日本のケースは、ドイツよりもイタリアに
似ているからである。

 たとえば、2003年イラク戦争の時点で並んだ、ドイツの首相シュ
レーダーと、小泉首相やベルルスコーニ首相を比べてみればよい。前者
がドイツの過去を認め且つアメリカのイラク戦争に反対したのに対し
て、後者2人は過去を否認し、イラク戦争にすすんで参加することを
表明した。前者が沈鬱な表情をしているのに、後者はやたらに上機嫌
ではしゃぎまわる。いうまでもなく、彼らの差異や類似は、個性の問
題ではない。それぞれの国民の問題である。>

http://book.asahi.com/review/TKY200608010397.html
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1943年、学徒動員により陸軍船舶工兵となりフィリピンのセブ島に
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追悼のかたち 「慰霊」から「顕彰」へ

戦後の歴史認識を問い直す朝日新聞の年間企画「歴史と向き合う」は、
昨日から「第3部 追悼のかたち」が始まりました。第2回目の今日は、
靖国神社や各地の護国神社が、遺族や戦友がしだいに減っていく中、
いかに信仰の新たな担い手の獲得に追われているかをレポートしてい
ます。

そのため、靖国神社も靖国信仰の次世代への継承に力を入れ、追悼の
かたちも、今までの家族や戦友を偲ぶ素朴な「慰霊」から、戦死者を
英霊として“尊崇”する「顕彰」へとしだいに重心が移り、イデオロ
ギー性が強まってきたとのことです。

赤澤史朗・立命館大教授は、「黙っていても遺族が参拝してくれた時
代は終わり、足を運んでもらう新たな意味づけが必要になってくる。
靖国側は、若者を狙って復古的な歴史観を発信し、若者側は『初めて
聞いた』と新鮮に受け止める。靖国が現在のナショナリスティックな
風潮と共鳴し、そのシンボル的存在になりつつある」と述べています。

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プロフィール

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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