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小泉首相、8月15日の靖国参拝を検討

小泉純一郎首相が8月15日の終戦記念日に靖国神社に参拝した場合に
どのような影響があるかを具体的に検討し始めた、と昨日の日経新聞
が報じました。

終戦記念日の靖国参拝、首相が本気で検討

この記事を、韓国の東亜日報と中央日報が今日早速伝えています。

小泉首相、8月15日に靖国参拝か 日本紙報道」(東亜日報)

小泉首相、8月15日の靖国参拝を検討」(中央日報)
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「首相の靖国参拝再考を」 経済同友会が提言

先の記事で、財界には小泉首相の靖国参拝に根強い批判があると書き
ましたが、経済同友会は今日、小泉首相の靖国神社参拝に再考を促す
ことなどを盛り込んだ「今後の日中関係への提言」を発表しました。
民間人を含む戦争犠牲者すべてを慰霊する無宗教の国立追悼碑の建立
も提案しています。

この提言は出席幹事約70人中約60人の賛成で可決したとのことです。
自民党総裁選を前にして、今後こういう声はますます強くなると思わ
れます。

「『首相の靖国参拝再考を』経済同友会が提言」(asahi.com 09日21
時20分)

これに対し、小泉首相は「財界の人から商売のことを考え(参拝に)
行ってくれるなとの声もたくさんあるが、それと政治は別だとはっき
りお断りしている」と述べています。

「『商売と政治は別』首相、同友会提言を拒否」(共同通信、9日20
時55分)


トヨタと北東アジア安全保障

「ピースデポ」という、平和問題に関する系統的な情報・調査研究
活動を通じて、草の根の市民活動に貢献していこう、という目的で
設立された市民団体があります。

そのサイトを開きますと、「トヨタ・プロジェクト」という文字が
目に付きました。財団法人トヨタ財団が助成する研究プロジェクト
で、名称は「市民社会が構想する北東アジア安全保障の枠組み」、
報告書のタイトルは「<脱軍備>で平和と安全を」とあります。

http://www.peacedepot.org/theme/toyota/toppage.html

日本を代表する大企業が、このように反戦平和を目的とする市民団体
に助成金を出しているとは、寡聞にて知りませんでした。まったく時
代が変わった感がします。

戦前の日本経済の中心は、いわゆる重厚長大型の産業が中心で、軍需
は大きなお得意さんでした。また海外市場へ進出するにも、海外から
資源を輸入するにも、国境の壁があり、武力を必要としました。大企
業にとって、戦争は“オイシイ”ものでした。

しかし戦後の日本経済は民需が中心で、しかも経済のグローバル化に
よって、武力を伴わなくても、どんどん海外へも進出できるようにな
りました。日本でもっとも利益を上げているトヨタは、その稼ぎの大
半を海外市場であげています。中でも、お隣の中国はこれからの一番
の得意先であることはいうまでもありません。

これら大企業にとって、今や戦争は大きなマイナスで、安定した国際
関係こそ望まれています。日本経団連や経済同友会などが、「東アジ
ア経済共同体」を志向しているのもそのためです。右翼テロを恐れて
余り公言はされませんが、財界の中でも小泉首相の靖国参拝に対する
批判は根強いようです。

アメリカでも、ブッシュ政権は当初ネオコンや産軍複合体の勢力が強
く、中国に対しても強硬姿勢が見られましたが、最近では中国市場を
狙う産業の勢力が強くなり、柔軟な姿勢に変わってきました。

最近日本経済が上昇機運に転じたのも、アメリカの景気が安定してい
るのも、中国の影響が大きいと思います。また中国にとっても、13億
人の生活を向上させていくには、日本やアメリカなどの経済交流を欠
くことができません。

社会主義国が市場経済化し、経済がますますグローバル化して、各国
の経済がお互いに“共生”関係に進みつつあるおりから、かつては戦
争へのアクセルを踏んだ経済が、今や戦争へのブレーキを踏む時代と
いえましょう。トヨタが「<脱軍備>で平和と安全を」というプロジ
ェクトに金を出すのはその表れです。

よく中国の脅威をことさら言い立て、日本も対抗しなければと言う人
がいますが、そういう考えは帝国主義や冷戦時代の前世紀的思考から
抜けきっていないといえましょう。

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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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