スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

正岡子規と護国神社

MLで、正岡子規が松山の護国神社に祀られていると教えていただき、
驚きました。調べてみますと、「愛媛県護国神社の御祭神は、国造り
の神・郷土愛媛の守り神」ということで、戦没者以外にも、旧藩主、
産業功労者、子規などの文化人それに警察官、消防団、自衛隊等の公
務殉職者まで祀られているそうです。また各地の護国神社も同じよう
な例が多いようです。

1968年に勤務中交通事故で亡くなった自衛隊員が、山口県護国神社に
合祀されました。クリスチャンである妻の中谷康子さんが、夫の合祀
取り消しを求めて提訴しましたが、1988年最高裁で逆転敗訴していま
す。

この件について、昨年9月20日の沖縄タイムスは、「沖縄と靖国」の
シリーズで次のように書いています。

< 二十年にも及んだ裁判は、康子さん自身にもあらためて戦争の意
味を問い直させた。国民学校時代に、自らも遺族の家庭を訪問し、農
作業や家事の手伝いをした。「裁判を通し、あの戦争が侵略戦争と分
かった」時に、幼い子どもとして戦争に協力させられ、また遺族も悲
しみを封じ込められた状況であることが分かった。

 「遺族の方は、自分の肉親がお国のために死んだと思っているが、実
際はどんな死に方をしたか知らない人が多い。餓死したり、密林をさま
よったりして、『英霊』という言葉で隠された、わが夫、わが子のもが
き苦しんだ末の死を直視した時に、遺族はどんな思いをするだろうか」

 英霊として、戦没者を美化することは「自分に続いて国のために死ね
ということ。若い人や子どもの頭にそれを植え付けていこうという動き
です」と指摘する。

 康子さんの提訴当時、山口県護国神社の殉職自衛官合祀は十二柱だっ
たが、二〇〇五年現在は四十五柱に増えている。また、裁判の過程で、
山口県以外でも、九州各県護国神社で殉職自衛官が合祀されていること
が分かった。

 康子さんは、「夫を英霊として護国神社に合祀しようとする自衛隊
は、新しい英霊づくりをしようとしている。『靖国』ではできないか
ら、やれる所からやろうという動きではないでしょうか」と指摘する。>

http://www.okinawatimes.co.jp/sengo60/kiji/yasukuni20050920.html
スポンサーサイト

藤田嗣治の戦争画

多くの戦争画を遺した藤田嗣治については、戦争協力者としての批判
があります。しかし「アッツ島玉砕」や「サイパン島同胞臣節を全う
す」の作品を見ると、かならずしもそうはいえないと思います。この
二つの作品は、次のサイトで紹介されていますので、ご覧ください。

戦争を背負った画家/藤田嗣治

藤田嗣治が数多くの戦争画を描いたのは、彼の父が陸軍の軍医総監だ
ったため、軍部からの依頼が多かったからのようですね。しかし「ア
ッツ島玉砕」を描いた頃から藤田の戦争画は酸鼻なだけで、かえって
国民の戦意を喪失させるだけだ、との意見が軍部から出始めていたそ
うです。

死屍が累々と並ぶ様を描いた「サイパン島同胞臣節を全うす」は、
「戦争画」ではなく「殉教図」と呼んだ方がいいと、このサイトの筆
者も書いています。われわれが戦時中愛読した少年雑誌の口絵なら、
日の丸を掲げて最後の突撃をする日本兵の勇姿を描いたことでしょう。


そのサイパン島で、最後の切り込み攻撃をかけて玉砕した兵士が持っ
ていた日章旗が見つかりました。兵士の名は「小栗勝蔵」さんです。
拙サイト「旧日本軍人の遺留品」の「日章旗」のページにF050とし
て掲載していますので、何か情報があればぜひお知らせください。

旧日本軍人の遺留品


«  | HOME |  »

最近の記事

カテゴリー

カレンダー

03 | 2006/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

「戦争を語り継ごうML」ご案内

このブログの記事は、主としてメーリングリスト「戦争を語り継ごうML」へ投稿したものです。このメーリングリストは、世代間の交流を通じて戦争を正しく語り継いでいく場として、設けたもので、10代から90代まで、多数の人が参加しています。

参加を希望される方は、上の「リンク」の「戦争を語り継ごうML」をクリックしてください。

コメントをどうぞ

このブログについてのコメントは、下記へお寄せください。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。