スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

講演「井筒紀久枝 人と作品」のご案内

Scan10002.jpg


一昨年、旧満州の開拓団時代や敗戦後の引き揚げ体験を綴った「大陸
の花嫁」(岩波現代文庫)を出版されました井筒紀久枝さんは、俳人と
してまた歌人としても、数々の名作を残しておられますが、このほど
その戦争体験と俳句について、ご長女の新谷陽子さんが次のように発
表されることになりました。入場料は無料ですから、ぜひお出かけく
ださい。

主 催 大阪俳句史研究会 (1月例会)
会 場 柿衞文庫 (伊丹市宮ノ前2ー5ー20)
日 時 1月28日(土曜日)午後2時~4時 
テーマ 井筒紀久枝 人と作品  発表 新谷陽子氏

「柿衛文庫」の地図

井筒紀久枝さん句集「望郷」

12 歳の少年兵

今朝の朝日新聞(大阪本社版)は、1面トップに「12歳に敵艦探知訓
練」という見出しで、<旧日本海軍が太平洋戦争開戦直前から、尋常
小学校を卒業したばかりの12歳の少年たちに、水中聴音機を使って敵
艦を探知する「水中測的」のための訓練を2年間極秘にさせ、実戦に
も参加させていた>という記事を掲載しています。

旧日本軍では、太平洋戦争末期、映画「男たちの大和」の主人公にも
なった海軍特別年少兵など、兵士の最低年齢を14歳に引き下げました
が、それよりまだ若い少年兵がすでに存在していたということになり
ます。

終戦時11歳だった私も、もう少し戦争が長引いていたら、狩り出され
るところでした。

日本経団連・奥田碩会長、政府のアジア外交を批判

日本経団連の奥田碩会長は5日の新年祝賀パーティー後の記者会見で、
小泉政権のアジア外交のあり方について「できれば変えていただきた
い」と語りました。

「首相のアジア外交『変えてほしい』 奥田経団連会長」(朝日、6
日)
http://www.asahi.com/politics/update/0105/005.html

経済界の利害を反映する日経新聞の昨日の社説も、同じような趣旨で
小泉政権のアジア外交を批判していました。奥田会長のトヨタ、御手
洗次期会長のキャノン、いずれにとっても中国はこれからの企業の命
運を左右するほどの巨大市場です。

かつて資本の海外進出は間々戦争の引き金になりました。グローバル
経済の今日、それは戦争の抑止力になるのではないでしょうか?

Re: 首相の年頭会見に対する各紙社説

昨日ご紹介しました朝日新聞の社説に対し、今日の産経新聞のコラム
「産経抄 」は、「身震いがくるような内容」と反論しています。

<寒いといえば、五日付の「私たちこそ理解できぬ」と題した小泉首
相の靖国神社参拝を批判した朝日新聞の社説は、読み返すほどに身震
いがくるような内容だった。靖国参拝を批判するのは勝手だし、中国
や韓国の立場を戦没者のご遺族よりも重視するかのような言論も自由
だが、「全国の新聞のほとんどが参拝をやめるよう求めている」とい
うのは誤植ではないかと何度も見直した。>
http://www.sankei.co.jp/news/column.htm

しかし私の知る限り、全国紙や有力な地方紙の中で、小泉首相の靖国
神社参拝を支持しているのは産経のみです。全国の新聞の記事も、誤
植ではないかと何度も見直す必要があるのではないでしょうか?

「男たちの大和 / YAMATO」 を観て

Yamato.jpg


遅まきながら、映画「男たちの大和 / YAMATO 」を観てきました。お
およそ想像していたような描き方でした。

さすが6億円もの巨費をかけて実物大のロケセットを作っただけに、
軍国少年時代に観た「ハワイ・マレー沖海戦」とは比べものにならな
い迫力のある戦闘シーンでした。しかし緒戦の真珠湾とは違って、戦
艦大和は負け戦だけに、「血沸き肉踊る」とはいかず、戦争の悲惨さ
を痛感させるものでした。

もっともこの映画は、タイトルに「男たちの」と付けているだけに、
戦う男たちに焦点を当てた画面から「男臭さ」が匂ってくるような感
じがしました。原作者の辺見じゅん氏が描きたかったのは、愛する人
を守るために死を賭して戦うといった「男の美学」ではないかとさえ
思われました。

事実、出演した男優たちは、記者会見での質問に答えて、「愛する人
のために死ねます」と答えています。一方監督の佐藤純彌氏は「違いま
す。本当に愛するものや国を守りたかったら、戦争をしないこと。その
ためにいま何をすべきか考えてください」と述べたそうです。

果たしてこの佐藤監督の思いは観客に通じたでしょうか? さらに言
えば、製作スタッフや営業スタッフにも通じていたのでしょうか? 
営業的にはことさらに「愛する人のために死ぬ」ことが強調されてい
るように感じます。

例えばこの映画の企画発表の時の宣伝文句は、次のようでした。

<桜が狂ったように咲き誇ったあの春の日、"戦争の大義"が何である
かなど知る由もなく、ただ愛する家族を、友を守りたい一心で「水上
特攻」に向かい、若い命を散らしていった男たち。>
http://www.kadokawaharuki.co.jp/cinema/yamato/20040809.html

しかし公開後の公式HPや新聞広告では、なぜかこの中から<"戦争の
大義"が何であるかなど知る由もなく、>の一句が抜けています。
これでこの映画のイメージが変わってくると思われませんか?

http://www.yamato-movie.jp/intro/index.html

先に、「特攻賛美映画なのでしょうか? それとも反戦映画なのでし
ょうか?」という疑問を呈しました。鑑賞後の感想では、観る人によ
って、その先入観によって、どちらともとれるのではないかというの
が正直な感じです。

下記のブログも、「佐藤監督は他のインタビューでも、愛する人を守
るためには戦争をしない、戦争をしないためにはどうすればいいか、
と問いかけています。この映画が、その問題に対する答を示してくれ
ているかどうかは、議論百出だと思われます」と書いています。なお
このブログは、中東のアルジャジーラや英国のガーディアンの映画評
も引用して、なかなか鋭い評論をしていますので、興味のある方はお
読みください。

「男たちの大和は、戦争賛美か反戦平和か」

映画をご覧になった「戦争を知らない世代」の皆さんのご感想をお待
ちしています。

首相の年頭会見に対する各紙社説

小泉純一郎首相は4日年頭の記者会見で、自身の靖国神社参拝への批
判について「外国政府が心の問題に介入して外交問題にする姿勢は理
解できない」、「一国の首相、国民として戦没者に感謝と敬意をささ
げ、哀悼の念をもって靖国に参拝している」、「日本人からおかしい
とか、いけないという批判が(出ることは)いまだに理解できない」
などと述べました。

これについて、今朝の朝日新聞の社説は「私たちこそ理解できぬ」と
反論しています。

「首相年頭会見 私たちこそ理解できぬ」


また日経新聞も「歴史の問題にけじめを」と、アジアとの共存共栄の
見地から批判しています。

「人口減に克つ(4)アジアと共存共栄の道を築こう」

一方産経新聞は、中韓の対応批判は当然としつつも、日本人からの批
判に対するコメントについては何も論評していません。

「首相年頭会見 中韓の対応批判は当然だ」

国家の品格

藤原正彦著「国家の品格」( 新潮新書)という本がベストセラーだ
そうです。

買うほどの本でないという意見が多いので、本屋で立ち読みをしてき
ました。元日の朝日新聞の社説で、この本に「日中戦争は武士道にも
とる」といったことが書かれているとありましたので、その具体的な
内容や、それでは日米戦争はどう考えているのかを知りたかったから
です。

日中戦争は盧溝橋事件のような卑劣な手段で始め、弱い者いじめだっ
たから、武士道に反する、しかし日露戦争や日米戦争は正当な戦争だ
った、というのがどうも藤原氏のご見解のようです(ほんのつまみ食
い的な立ち読みですから違っているかも知れませんが)。

何か「強きをくじき、弱きを助く」というのが武士道で、その基準で
戦争も判断されているようにとれます。さすがに「論理より情緒」と
言われる“数学者”藤原氏らしいですね。

「論理より情緒」といえば、「言論人、知識人の屁理屈」より「心」
の問題とおっしゃる小泉氏も相通ずるところがあるように思えます。

生まれたときから、「日本は神国」、「天皇陛下は神様」と非論理的、
情緒的な思想を叩き込まれ、その結果あの戦争に巻き込まれていった
身としては、世の中がなんとも心配な方向に行くような気がしてなり
ません。

映像で見る沖縄戦

「戦争を語り継ごう -リンク集-」に次のサイトを追加しましたの
で、ご覧ください。

「映像で見る沖縄戦」
沖縄戦をアメリカ軍が撮影した貴重なフィルムで振り返る。おきなわ
BBtvのサイトより
http://www.okinawabbtv.com/culture/battle_of_okinawa/index.htm

旧満州国のアヘン専売に中央銀行が資金

今朝の朝日新聞(大阪本社版)の1面トップに、「アヘン専売、中央
銀が資金」という見出しの大きな記事が掲載されています。また社会
面のトップにも大きな関連記事が掲載されました。

<日本が戦前、中国東北部につくった旧満州国で実施されたアヘンの
専売制度をめぐり、同国の中央銀行だった「満州中央銀行」が、生産
や販売に資金を提供するなど制度確立に重要な役割を果たしていたこ
とが明らかになった。愛知県立大の倉橋正直教授(中国近現代史)が、
中国・吉林省の公文書館にあたる「档案館(とうあんかん)」が保存
していた同銀行の内部文書を入手した。同国は建国当初からアヘンを
歳入の柱の一つとしており、背後にあった当時の日本のアヘン戦略の
全体像を解明する手がかりになる可能性もある。 >

http://www.asahi.com/national/update/0104/OSK200601030009.html

社会面での解説記事によると、当時アヘンは戦争遂行に欠かせない
「戦略的資源」であり、1933年の国際連盟の報告によれば、日本は世
界のモルヒネの11%、ヘロインの51%、コカインの22%を生産してい
たとのことです。

ナベツネ氏の首相靖国参拝批判

読売新聞の渡辺恒雄主筆と朝日新聞の若宮啓文論説主幹が初めて対談
したと今朝の朝日新聞が報じています。その中で渡辺氏は首相の靖国
神社参拝について「軍国主義をあおり、礼賛する展示品を並べた博物
館(遊就館)を、靖国神社が経営しているわけだ。そんなところに首
相が参拝するのはおかしい」と述べたそうです。

それなればひとつ、発行部数第一位の読売新聞で靖国神社や遊就館の
実態を明らかにする特集をやってもらいたいものです。首相の靖国参
拝についての世論もかなり違ってくることでしょう。

「渡辺・読売主筆、朝日主幹と対談 首相の靖国参拝を批判」

«  | HOME |  »

最近の記事

カテゴリー

カレンダー

12 | 2006/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブログ内検索

リンク

このブログをリンクに追加する

「戦争を語り継ごうML」ご案内

このブログの記事は、主としてメーリングリスト「戦争を語り継ごうML」へ投稿したものです。このメーリングリストは、世代間の交流を通じて戦争を正しく語り継いでいく場として、設けたもので、10代から90代まで、多数の人が参加しています。

参加を希望される方は、上の「リンク」の「戦争を語り継ごうML」をクリックしてください。

コメントをどうぞ

このブログについてのコメントは、下記へお寄せください。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。