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戦争遺留品(T014)の持ち主判明

07年7月 「硫黄島で戦った若き将校の手記」で情報提供をお願いしま
した戦争遺留品の手帳 (T014) の元の持ち主の氏名がこのほど判明し
ました。この手帳は硫黄島で玉砕した青年将校の遺品と思われますが、
その氏名は不明でした。

きっかけになったのは、一人の元軍人がこの手帳の住所録にご自分の
氏名が記載されていることを知ったことでした。その方は富山薬学専
門学校(現、富山大学薬学部)の昭和17年の卆業生ですが、住所録を
調べてみると、同期生や当時の教員の氏名があるとのことです。

T014

そこで持ち主は同期生の一人に間違いないとして、学友などに問い合
わせした結果、持ち主は姫路市出身で硫黄島で戦死された「堀 清」
さんと推定されました。

この手帳は在米の日本人が元米兵から入手された物で、その内容は下
記のブログで公開されています。このブログに掲載されている住所録
が持ち主判明につながったのです。
「『柵條の道』硫黄島戦を目前に若き将校が残した記録

拙ブログ「旧日本軍人の遺留品」でも他に同じようなケースがありま
すが、なかなか情報の提供がなく、この場合はまったく稀有の例とい
えます。

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テレビ放送から戦争遺留品の身元判明

去る8日NHKテレビで放送されました「クローズアップ現代 さま
よう 兵士たちの“日の丸”」は、NHKにも多くの反響が寄せられ
ました。

担当ディレクターによれば、<「日の丸を美化している」などの若干
のクレームはありましたが、おおむね好意的に受け止められ、特に20
代の若者に訴えかけることができたようです>とのことです。

当日画面に映された数々の日章旗についても、いろいろな情報や照会
が寄せられましたが、その中で再三大写しになった日章旗の持ち主
「小山寅與」さんの親戚の方からの情報で、ご遺族が新潟県におられ
ることが判明しました。

F072

小山寅與さんの身元は厚生労働省の調査でも判明せず、ご遺族探しは
暗礁に乗り上げていましたが、さすがゴールデンタイムのNHK全国
放送の威力は大したものです。

この日章旗はNHKの取材班が預かって持ち帰っていますので、早速
返還することになりましたが、ご遺族側は各地から一族集まって受け
取りたいから、大雪の季節が過ぎてからにしたいとのことで、3月ご
ろに返還が実現することになりました。その上で永代供養されるそう
です。

テレビでの元米軍兵士の証言にありましたように、この旗はサイパン
島で自決した小山さんが持っておられたもので、ご遺族にとってはお
そらく遺骨に代わる貴重な形見となるものと思われます。

「クローズアップ現代 さまよう兵士たちの“日の丸”」の反響

一昨8日夕に放送されましたNHKテレビ「クローズアップ現代 さ
まよう 兵士たちの“日の丸”」は、今まで余り知られていなかった
戦争遺留品を採り上げたせいか、NHKにはすごい反響が寄せられた
そうです。

拙サイト「旧日本軍人の遺留品」も映されましたので、私の所へも、
海外放送を観た方を含め、多くの激励や情報照会のメールをいただき
ました。出演した在米の友人にも、かつてご遺品をお返ししたご遺族
から電話がありました。

ネットで検索しても、「日本兵の遺品がアメリカで売買されていると
知って驚いた」などの書き込みが多く見られます。今更ながらNHK
テレビの看板番組の威力に驚いています。

この番組は下記の「NHKオンデマンド」でもご覧になれます。見逃
された方はご覧になってください。ただし会員登録と視聴料210円が
必要です。

https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2009012345SC000/index.html

戦争遺留品に関するテレビ放送のお知らせ

NHK総合テレビで毎週月~木曜の19時30分から放送されています
「クローズアップ現代」、来る「開戦の日」8日(火)のテーマは
「戦争遺留品」です。

さまよう日章旗 ~揺らぐ戦争の記憶~(仮題)」

この企画は約2年前、あるNHKディレクターが構想を抱き、私に協
力を依頼してきたものです。それ以来彼の熱意と粘り強い努力でさま
ざまな局内の制約を乗り越え、ついにNHKの看板番組に採りあげら
れるに到りました。

その間私もずっと相談に乗ってきましたので、やっと実現したとの思
い一入なるものがあります。

遺留品を返す側、受け取る側の、日米の兵士の遺族に取材し、双方の
遺族の思いや返還にまつわる問題点などが描かれていると思います。
スタジオゲストは作家の半藤一利氏の予定です。

ぜひご覧の上、ご感想をお寄せいただければ幸いです。

戦争遺留品(T019-2))、ご遺族へ返還

去る9月、 「新たな戦争遺留品(T019)」でご協力をお願いしました戦
争遺留品(の手紙のうち、岩館清七様宛てのはがき1通、封書2通に
ついて、このほど厚生労働省の調査により岩舘様の身元が判明し、北
海道のご遺族に無事お返しすることができました。

これらの手紙は、アメリカ・コロラド州の Charles Johnson 氏から
のご依頼によるもので、解体工事中のビルから発見され、30年間以上
も保管されていました。

すんでのところで産業廃棄物になるところを、奇特な方に拾われ、60
数年ぶりにご遺族の手に渡ったとは、まったく僥倖といわざるを得ま
せん。

岩館清七様は北海道のご出身で、横浜海兵団に入団し、ニューギニア
で戦死されたものと思われます。当時は独身だったので、妻子はおら
れませんが、ご高齢のご兄弟が4人もご健在で、たいへん喜んでいた
だきました。

この件につきましては、すでに岩淵春蔵様宛てのはがき9通、封書3通
をご遺族にお返ししており、あと塚本義雄様宛ての封書3通がまだ残
っています。引続き皆さんのご協力をお願いします。

日章旗が縁で「昨日の敵は今日の友」

Kinoshita

先に「日章旗返還、日米双方の元兵士が面会へ」で、戦争末期フィリ
ピン・ミンダナオ島に日章旗を残した元日本兵の木下伊三男さん(87)
が、その旗を拾得して木下さんに返還した元米兵のケネス・バッキン
ガムさん(86)をアメリカ・ミシガン州モンロー市に訪ねる予定とお伝え
しました。

その訪問は去る9月2日に実現しましたが、それを報じる記事や写真が
米紙のサイトに載っていますのでご覧ください。

Flag's journey forges friendship for ex-WWII foes
( Chicago Tribune 、9月14日)
Ken Buckingham & Isao Kinoshita Meet 」( monroenews )

記事によれば、二人は会った瞬間がっちりと抱き合ったとのことです。
バッキンガムさんは、1945年ミンダナオで旗を見つけて以来ずっと捜
していた人を見て、興奮を隠し切れませんでした。

そして木下さんは、旗が発見されたことについて、「驚きと幸せだ」
と語りました。旗には53人の親戚や友人が署名しており、その内7名
が健在とのことです。

木下さんは御殿場市長の礼状を携えていきました。その結びには「こ
のご厚意によって、日米のフレンドシップがいっそう深まるよう期待
しています」と書かれていました。

写真に写っているお二人の笑顔を見て、ささやかながら日章旗返還の
お手伝いをさせていただいた一員として、わが事のように嬉しく思い
ました。

フィリピンからの二つの戦争遺留品

埼玉県庁の職員の方からメールをいただきました。フィリピンのセブ
島で見つかった旧日本兵士の従軍手帳を預かっており、ご遺族にお返
ししたいとのこと。

この従軍手帳の持ち主は「辻清」さんと推定され、ネットで「辻清 
セブ島」と検索をかけてみたところ、拙サイト「旧日本軍人の遺留品」
が見つかったのだそうです。

「旧日本軍人の遺留品」には、マニラの日本軍が敗退の直後、日本軍
の陣地で米海軍将校が発見した、「辻清」さんを発信人とする、未発
信のはがきと手紙が掲載されています。

これら二組の遺留品は発見場所が違いますが、前線のセブ島で書かれ
た手紙が日本内地へ送るべく、いったん後方のマニラへ送られたとす
ると、同一人物の遺留品とも考えられます。その他次の点でも、それ
が裏付けられると思います。

(1)素人目ながら、手帳と手紙の筆跡が似ている。
(2)手帳には家に残してきた貯金通帳と私物のことが繰り返し記さ
れているが、母宛のはがきにもそれらを「よろしく」と書かれている。
(3)辻さんは手紙の宛先から京都府舞鶴市の出身と思われる。一方
手帳には預金先として安田銀行と書かれているが、戦時中舞鶴には安
田銀行の支店があった。

しかし例えどちらも同一人物の遺留品だったとしても、肝心の辻清さ
んの身元が判明しなければ、お返しすることができません。

辻清さんについては、今まで手紙の宛先に照会状を送ったり、厚生労
働省や舞鶴市に照会したり、新聞に掲載してもらったりしましたが、
まったく情報がありません。

舞鶴市の場合は個人情報保護法の関係で調査を断られましたが、埼玉
県から依頼していただければ、あるいは調べてもらえるかも知れない
と、今のところそれが唯一の望みです。

この遺留品につきましては、「旧日本軍人の遺留品」の「手帳・日記
・手紙」にT009-2およびT009-3として掲載していますので、情報の
ご提供を再度お願いします。

T009-2


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プロフィール

西羽 潔

Author:西羽 潔

・1933年生まれの軍国少年OB。
・メーリングリスト「戦争を語り継ごうML」主宰。
・ウェブサイト:「戦争を語り継ごう -リンク集-」
・著書:「むかし、みんな軍国少年だった」(共著)

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